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韓国: #26:なぜそこに崔順実のスリップオンがあったのか | |
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なぜそこに崔順実のスリップオンがあったのか[ワーカーズ26号]言論が女性に言及する時
シン・ナリ記者 2016.11.22 05:14
▲写真/ホン・ジノン スリップオン(slip-on)。足をぐっと入れて履ける靴。 崔順実氏が検察に出頭した日の言論報道も似ている。 中央日報は崔氏が検察に出頭する時に脱げた片方の靴の写真を1面にのせた。 「新製品ではないクラシックなデザインで、国内では70万ウォン台で販売される」とし、 靴のブランドとデザイン、価格を案内した。 韓国日報も親切だった。 2面に「実力者の名品ファッション」という題名で崔氏のカバンと靴写真をのせた。 その他にもチェ氏のコート、スカーフ、カバンがどこの製品なのかを報道した報道機関は多かった。 そのためか、彼女がかぶっていた帽子の製造会社と推定されるある有名ブランドのホームページは一時接続が多すぎてサーバーがダウンした。 崔氏の靴、カバン、帽子は「朴槿恵-崔順実ゲート」の本質とどんな関連があるのか。 青瓦台の秘線実力者が着用しているものに対する細かい報道は、このゲートの本質に近付くための努力であったか。 1面を飾った写真と説明はどんな意図があるのか。 崔氏に対する報道が珍しくない理由は何だろうか。 本質を隠すゴシップ報道の歴史をのぞいて見た。 ゴシップで隠した真実の年代記…「誘惑する女性」の誕生珍しくはない。 崔氏が何を着て、何を履き、どんなカバンを持っていたのか、ゴシップを重く報道するのは初めての出来事ではない。 近くはセウォル号惨事の時の兪炳彦(ユ・ビョンオン)に対する報道から、遠くはリンダ・キム、シン・ジョンア報道まで。 本質をゴシップで隠そうとする痕跡は数え切れない。 セウォル号惨事の時に兪炳彦前セモ・グループ会長は5億ウォンの懸賞金がかかっていた人物だった。 彼の行方を追うために検事15人、捜査官110人、38日間で延べ145万人の警官が動員された。 言論は兪炳彦さえ逮捕すれば、セウォル号惨事の真実が解決するかのようにリアルタイムで中継した。 こうした集中報道の中で、兪炳彦一家がセウォル号惨事の原因をどれほど提供したのかを伝える所は殆どなかった。 変死体で発見された兪前会長が着ていた服と兪氏の息子、兪大均(ユ・デギュン)氏と、 彼の「護衛武士」と呼ばれたパク・スギョン氏の検挙が注目をあびただけだ。 2年前、兪前会長が変死体で発見されたが、彼の死で明らかになったセウォル号惨事の真実を覚えている人はいない。 明らかになった真実はないからだ。 キュレーターのシン・ジョンア氏に対する報道はどうだったか。 いわゆるシン・ジョンア事件が世の中に知られるようになったのは、東国大の検察告発のためだった。 彼女が教授であった東国大真相調査委員会は、シン氏の学位は偽物だとしてシン氏を罷免し、検察に告発した。 学歴偽造事件だったシン氏事件は、卞良均(ピョン・ヤンギュン)元大統領府政策室長が登場して「権力型庇護事件」に変わった。 シン・ジョンアゲートの誕生だ。 当時、言論は権力型不正の本質を報道するかように、シン・ジョンア事件について数十本の報道を続けた。 その報道のほとんどはシン氏がいかに贅沢な生活をしたかに合わされた。 彼女が外車に乗って米国に出国する時、飛行機のチケット代を現金で支払い、 名節のたびに美術界の元老にプレゼントを送ったということだ。 シン氏が着ていたジャケットは一着100万ウォン、ハンドバッグはイタリアのブランドだという点も強調した。 当時の記事は借金が1億ウォンを超えるのに、シン氏が贅沢な生活を続けていたとし、卞室長の他にもう一人の政界実力者と関連しているのではないかという疑惑を表わした。 どんな政界実力者とどのようにつながり、何の特典を受けたのかの疑惑に対する情況はない。 シン氏の費用からこれを推測するだけだ。 このように、権力型庇護事件は彼女の消費態度を見せただけで終わった。 「リンダ・キムのサングラスを使いたい-30万ウォン台に問い合わせ殺到」、 「江南の邸宅で暮らすリンダ・キム」、 ロビイストのリンダ・キムは「白頭事業」という国防事業不正にかかわったロビイストだ。 この事件の核心は、国防部の武器導入においてリンダ・キムのロビーがどんな役割を果たしたのかだ。 だが主に言論が扱った内容は、リンダ・キムのサングラスや、 イ・ヤンホ元国防部長官とリンダ・キムの間の性関係の有無であった。 彼らがやりとりした手紙で行為が伝えられ、天文学的金額の武器ロビーという本質は見えなくなった。 「からだロビー」という言葉が流行した。 言論の報道は事案の核心を避け、本質は薄められた。 その後、核心を外した言論報道に対して自省の声が高まったが、リンダ・キムから崔順実まで、 真実を解明した言論のゴシップ報道はその脈絡を着実に維持してきた。 単に言論の哲学が不在だったためだろうか。 記事の焦点になった対象を調べれば、この懸案の特徴が単純なゴシップ報道に終わらないということが分かる。 さまざまなゲートの主要人物が「女性」だった時のみ、本質ではなく扇情性とゴシップに執着するということだ。 「誘惑する女性」の誕生だ。 兪大均(ユ・デギュン)を検挙した当時、言論は警護員だったパク・スギョン氏の容貌と二人の関係に集中した。 当時MBNは「兪大均検挙、美貌の護衛武士、パク・スギョンはいったい誰…恋人関係疑惑」という主題で 「パク・スギョン氏は現在離婚訴訟中だがであるのに兪大均氏の3か月の逃避生活を積極的に助けた」と報道した。 TV朝鮮は「護衛武士とまで呼ばれたパク氏は意外にシャイな34歳の普通の女性だった」と伝えた。 シン・ジョンア、リンダ・キムに関する報道は、これをさらに赤裸々に表わしている。 当時、京郷新聞は「多彩な男性遍歴…眠れない有力者は多いだろう」という題名で、 ある中堅文化人の「2年前にデートをして手を握ると、スキンシップをした二人目の男だと言い、 最初の男はお父さんだといった」という話を記事化した。 これに対して2007年、「文化日報シン・ジョンア言論報道事件糾弾および代案用意のための緊急討論会」で、 当時の民主言論市民連合のキム・オンギョンモニター部長は 「低級な男性の発言を中央総合日刊紙がそのまま記事化して、一人の女性を非難した」と指摘した。 同じ討論会で当時の韓国性暴力相談所イ・ユンサン副所長は 「男性共和国、彼らの魔女狩り」という主題でシン・ジョンア氏報道が 「女性嫌悪を薦める社会」の雰囲気の中で誕生したという点を指摘した。 スキャンダルのまないたに上がった卞前室長は「知人が話す卞良均」等の記事で、 自分の所信をはっきり言う人だと評価されたと扱ったが、 シン・ジョンア氏は贅沢な豪華生活、米国でのカード使用の実態、株式投資の規模、男性との不適切な関係を暗示する推測性の記事が主だったということだ。 イ副所長は「シン氏が女性ではなく男性だったら、彼女の学歴偽造疑惑が性スキャンダルや性ロビー、ピンクメールのような記事につながるのは難しかっただろう」と強調した。 リンダ・キムの事件も違わない。 中央日報はリンダ・キムと国内の人々がやりとりした手紙を入手して特ダネで放った。 この懸案は、リンダ・キムというある女性が中心人物になって行われた不倫ドラマへと性格が変わった。 崔順実の側近と言われるコ・ヨンテ氏がホストバー出身で、崔氏はここでコ氏に会ったという報道と、 元同僚の証言に言及して両者は恋人の間柄が疑われるという報道は、 シン・ジョンア、リンダ・キムに関する報道とどれほど違うだろうか。 コ氏の前職と二人の出会い、恋人関係の有無は「崔順実-朴槿恵ゲート」の本質に近い報道だったのだろうか。 韓国女性の電話のソン・ラニ事務局長は 「金持ちの江南おばさんのイメージをかぶせた崔順実に関する報道は、 言論が女性に言及する時にしばしばあらわれる報道形態」とし 「政治や国防など、女性の領域ではないと考えられる部分で女性に関する不正が発生すれば、 焦点は『女性』に合わされる」と話した。 政治を情事で覆おうとする報道のまん中に「女性」が位置している。(ワーカーズ26号) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2016-11-25 17:54:38 / Last modified on 2016-11-25 17:54:40 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |