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非難される言論になります

[チャムセサンが作る週刊ワーカーズ1号]創刊の言葉

ホン・ソンマン編集長 2016.03.20 09:10

頑張って不公正な報道をします。 「ワーカーズ」創刊号の最初の一声が「不公正報道」だなんて、いぶかしがる読者もいます。 しかし財閥がすることは何一つ違うことなく大統領の冗談までが記事の種になる韓国社会で、公正だということは何を意味するのでしょうか? 財閥が生きれば国が生き、国が生きれば私が生きるという低級な成長イデオロギーで装われた記事がほとんどを占めています。 憲法が保障する労働者のストライキを不法だと罵倒して、 ストライキのおかげで会社が潰れるかのように騒ぐ官僚と資本家の声だけがあふれています。 45度傾いた道をのぼる時は、かかとを持ちあげなければ歩けません。

「聖域はない」という言葉で大衆をげん惑することはしません。 言論紙上に果たして聖域がないでしょうか? お金で買収して、広告で威嚇すれば、あった記事もなくなるのが今の現実です。 胴でもなく、ただ竜の足の爪を見ただけでも何かものすごいことをしたかのように大げさに騒いでいます。 胴は守って実力者たちは後に隠れ、うわべを遠回しに語ることは昨日や今日のことではありません。 「ワーカーズ」はもっと率直です。 「ワーカーズ」には聖域があります。 労働力を売って暮らす人々、あるいは周辺の視線のために自身の性アイデンティティを明らかにすることができない人々、 できる仕事はアルバイト、うまくいっても非正規職雇用しかないこの社会で、 今日も心労焦燥する青年たちが「ワーカーズ」が守るべき「聖域」です。

もう一つ色眼鏡をかけて問題を見ます。 世の中を正しく見るためには、もう一つくらいフィルターが必要ではないでしょうか? 「つらいから青春」だと助言して「悟り世代」と呼び、青年たちに苦しくても我慢しろと言うことが、きちんと世の中を見ることでしょうか? 誰かが青と緑のフィルターをかけて世の中を見ているのなら、「ワーカーズ」は赤いフィルターもう一つかけます。 光の三原色が混ざることで明るい現実、まともな現実を見ることができます。 泥のスプーンのようなスプーン階級論が出てくるのは、 歪曲された現実認識に対する自然発生的な抵抗です。 財閥の子供は財閥になり、労働者の子供は労働者になります。 労働者の親の年金や賃金を削減すれば、すぐに彼らは深刻な生活苦に陥るしかないのに、 賃金ピーク制を拡大して青年の雇用を増やすという調子で青年問題を上の世代の問題へと推し進めるのなら、 「ワーカーズ」は色眼鏡をかけて現実を見直します。

「ワーカーズ」を創刊しました。 不足は多いですが大衆の批判と社会的議論を滋養として、 絶えず発展し、資本と権力に対する挑戦で愛されよりも非難される週刊誌「ワーカーズ」になるように努力します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-03-23 09:51:06 / Last modified on 2016-03-23 09:51:08 Copyright: Default

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