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甲乙オートテック企業労組の「居直り」

工場進入を試み22日にまた衝突

チョン・ジェウン記者 2015.06.22 21:47

甲乙オートテック企業労組が6月22日午前6時50分頃、 出勤を名分として折畳み式門(蛇腹フェンス)を取り、また工場進入を試みた。

企業労組員は前日に角材を準備して進入を試みたが、 この日「ストライキは生計を威嚇」、 「偽りの扇動に皆さんの未来はない」などの内容を書いた横断幕とプラカードを持ってきた。

[出処:ジョンウン メディア忠清現場記者]

[出処:キム・ジェヨン メディア忠清現場記者]

企業労組は「会社がつぶれる」とし、「出勤する」と何度も主張した。 企業労組委員長のソン某氏は 「会社がなくなれば私たち皆が死ぬ」とし 「出勤して働く」と話した。 元101警備隊出身の企業労組事務長キム某氏は金属労組側に 「お前たちは争議行為をしろ。われわれは働く」と言った。

企業労組員の主張に対し、金属労組甲乙オートテック支会(支会)の組合員たちは 「居直りもほどがある」と嘲笑している。 組合員のチェ某氏は「私たちに争議行為をしろというキム氏は、 支会の宣伝物をナイフやカマで破って争議行為を妨害し、私たちを集団暴行した」と主張した。

支会は6月15日、企業労組がナイフやカマを社内で作り、これを利用して勤務時間に金属労組の各種宣伝物を一方的に撤去する動画と写真などを暴露した。 事務長のキム氏がナイフやカマで宣伝物を壊す場面が動画にそのまま写っている(以下、関連記事参照)。

仕事の手を止めて企業労組の行為に抗議した組合員のうち 2人が刃物で指を突かれるなどの傷を負った。

支会は今年の労使賃金交渉に関し、 労働委員会で調整中止の決定を受け、 合法争議行為を続けている。

また、会社の経営が苦しいという主張について組合員のイム某氏は 「勤続年数が長い私たちもじっとしているのに、 5か月しか働いていない新入社員に何が分かって騒ぐのかわからない」とし 「会社がつぶれると心配する人が、他の新入社員らより月百〜2百万ウォンも多い 4百〜5百万ウォンの月給で働くのだろうか」と指摘した。

支会によれば、企業労組に属する新入社員らは、 会社の正式な給与体系と違い、 はるかに多額の給与を受けている。(以下、関連記事参照)

労使交渉委員だという組合員A氏は 「一度も交渉に参加したことがなく、会社の財政状態も文書で見たこともない5か月の新入社員が 会社の経営を云々するのを見て呆れた」とした。

組合員チョン某氏は「会社の経営が苦しくなってつぶれるのではなく、 労組破壊傭兵の企業労組でつぶれる」とし 「現場で働く人を殴って脅迫しているのに、まともに生産できるか」と話した。

20年以上働いているチョン氏は 「1998年のIMF時代にマンド機械が黒字なのに不渡りになり、労働者に責任を転嫁した。 その後、モディンから甲乙まで会社が3回変わる間、多くの同僚がクビにされた」とし 「この苦しみをあじわって、私たちはまだ働いている」と迂回的に企業労組を批判した。

一方、企業労組が22日に正門を壊すなどして工場への進入を試みたため、 支会が「元警察と特戦司令部出身者を隠した偽装入社者はすでに採用取り消し対象で、 労組破壊犯は法的処罰を受けるべきだ」として阻止し、双方の間で物理的な衝突が起きた。

[出処:キム・ジェヨン メディア忠清現場記者]

双方が対峙したり物理的に衝突する状況は、 午前6時50分から午後1時まで6時間ほど続いた。

しかし「物理的衝突」防止を目的に兵力を大挙配置した警察は、 衝突を防止するより「業務妨害」の警告放送に汲々としていた。 「物流車の通過と職員の出勤を防ぐのは業務妨害にあたるので司法処置する」という内容の放送だ。

警察はこうして金属労組側に何度か警告放送をしたが、 企業労組側には「物理的衝突を誘導」したり、 「公務執行を妨害するな」というような警告放送はこの日、一度もしなかった。

支会は「前面に配置された警察兵力は露骨に支会を狙って警告の程度を高めた」とし 「警察の統制がなければ不祥事が発生する可能性が高いという事実を明らかに知りつつ、 統制しなかった」とこの日、声明で批判した。

企業労組の集団暴行事件により、 支会は17日から5日間全面ストを続け、 企業労組は20日から3日間、工場進入を試みている。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-23 18:51:15 / Last modified on 2015-06-23 18:51:16 Copyright: Default

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