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「甲乙オートテックの新種労組破壊責任者を拘束しろ」

金属労組側、賃金交渉争議行為賛否投票、96.19%で可決

チョン・ジェウン記者 2015.06.02 16:50

民主労総世宗忠南地域本部が6月2日午前11時30分、 大田地方法院天安支院の前で記者会見を開き、 新種労組破壊工作の責任者である甲乙オートテック使用者側関係者と一部の新入社員などを拘束しろと要求した。

民主労総は「甲乙オートテック事業主は、金属労組を破壊する目的で元警察などを含む労組破壊傭兵を雇用し、 彼らは暴力を行使するなどで労組破壊工作を続けている」とし 「さらに、労組破壊の傭兵は4月30日に組合員の出入を威力で妨害し、 暴力を行使して被害者が脳出血を起こした」と主張した。

それと共に「甲乙オートテック事件でもまた拘束捜査が行われなければ、 検察と裁判所はこれ以上、正義と公正を口にしてはいけない」とし 「労組破壊の責任者と主導者を拘束し、厳重に司法処理しろ」と要求した。

甲乙オートテックは昨年12月29日、全機能職の10%を超える約60人を大量採用した。 現在、新入社員のうち53人が3月12日に設立された企業労組に加入している。 金属労組と新政治民主連合の議員などは、金属労組を破壊する目的で元警察と特戦司令部出身者を組織的に新規採用し、 複数労組の設立を主導した証拠を暴露して「既存労組を破壊するための組織的偽装就業」だと主張した。

実際、ほとんどが40〜50代の新入社員の中には元警察、特戦司令部などが含まれていることが明らかになった。 労組破壊の計画を実行するためにブローカーを雇用し、 元特戦司令部や警察出身者を傭兵として募集し、 事前に教育した証言も出てきた。

また、4月30日に企業労組に加入した新入社員が工場の鉄門をバリケードで封鎖し、 金属労組幹部の出入りを阻止して彼らを暴行し、 甲乙オートテックに対する非難が強まっている。 この日の暴行事件で金属労組幹部と組合員約10人が怪我をして、 組合員のイ某氏は脳骨折、脳出血と耳骨骨折を受けて病院に運ばれ、 手術を受ける状況まで発生した。

労働部は甲乙オートテックの労組破壊に関して4月24日から9日間、 特別勤労監督、4月23日に押収捜索などを実施したが、 まだこれという結果は出ていない。 5月には労働部が労組破壊を目的に履歴書に虚偽記載して入社した新入社員の採用を取り消すよう勧告したが、 使用者側は施行していない。

金属労組甲乙オートテック支会はこれに関し、 使用者側の朴孝祥(パク・ヒョサン)、イム・テスン共同代表と使用者側の管理者、 一部の新入社員を不当労働行為と暴行罪などの容疑で各々告訴した。

記者会見団は「労働部は新種の労組破壊事件に対して特別勤労監督を実施し、 最近捜査された事件について検察に送検する予定だという」とし 「労組破壊の主導者に対し、検察は拘束令状を申請し、 裁判所は令状を発行しなければならない」と要求した。

一方、甲乙オートテック支会は5月29日に今年の賃金交渉関連争議行為賛否投票の結果、 投票人員の96.19%の賛成でストライキを可決した。 忠南地方労働委員会は6月1日「調整中止」を決定し、 甲乙オートテック支会は合法的な争議権を確保した。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-03 13:10:59 / Last modified on 2015-06-03 13:11:00 Copyright: Default

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