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労使政委交渉最終日「野合阻止」デモで緊張高揚

民主労総、労使政委前で集会と座り込み...警察と衝突し連行者発生

ユン・ジヨン記者 2015.03.31 17:33

労働市場の構造改編のための経済社会発展労使政委員会(労使政委)の議論最終日の31日。 労使政委があるソウル市光化門政府総合庁舎の前では労使政の野合に反対する労働者のデモで緊張が高まっている。 民主労総所属の労働者たちは労使政委の中に入ろうとしたが、警察と衝突し、この過程で一部の労働者たちが警察に連行された。

二大労総製造部門の労働者たちはこの日の午前、労使政委の前で記者会見を行って労働市場構造改悪の一方合意が強行されれば、 共同ゼネストも辞さないという方針を明らかにした。 労使政委に参加していない民主労総は労使政委解体を要求して6日間、労使政委の前で座り込みを続けている。 議論期間最終日の31日には夜まで集会などを配置して非常座り込み体制に入った。 しかし、保守指向の青年団体がこの日、民主労総の前で記者会見を行い 「民主労総は対話せず、わがままな闘争をするだけだ」と声を高めた。

労使政委交渉最終日、「野合阻止」デモで緊張高揚

労使政委労働市場構造改善特別委員会は3月30日午後4時から延々9時間以上のマラソン会議を続けた。 彼らは午前1時30分まで終盤の交渉を行ったが、労使政大妥協合意文草案にも合意できなかった。 かなりの部分まで意見が接近したと言われる通常賃金立法化、賃金体系改編、勤労時間短縮の3大懸案議題も具体的な内容に関して意見の差があり、 非正規職雇用期間延長と一般解雇要件に関しては労使の立場の違いは相当な状況だ。

労使政委は詰めの交渉のために3月31日午前に8人連席会議を開き、午後からは労使政代表者会議などを開いて最終的に意見を調整する方針だ。 韓国労総は午後2時に中央執行委員会議を開き、内部の意見収斂の手順を踏んだ。 韓国労総は中執会議で、労使政委での議論を続け、交渉と闘争を併行していくことに決定した。 労使政委で進展した案が出て来た場合、中執を通じて最終決定する方針だ。 だが中執会議で労使政野合に反対する組合員たちが 「労使政委の野合行為にゼネストで対抗しよう」というプラカードを持ってデモを行うなど、 労使政委合意をめぐる内部の対立も相当な状況だ。

特に韓国労総所属の製造部門労働者たちは、労働市場構造改悪が強行されれば、民主労総所属の製造部門労働者たちと共同でストライキに突入する方針を表明している。 韓国労総所属の金属労連、化学労連、ゴム産業労連と、 民主労総所属の金属労組、化学繊維連盟の二大労総の製造部門労組は3月31日午前11時、 労使政委の前で記者会見を行い、 「労働市場構造改悪の一方的合意および強行処理時は共同ストも辞さない」と明らかにした。

二大労総の製造部門労働者たちが共同闘争に立ち上がったのは13年ぶりだ。 彼らは「労使政委の一方的合意は野合」とし 「もしわれわれの要求が受け入れられなければ、 96〜97年ゼネスト局面に次ぐ20年ぶりの共同ゼネストを実際に行う」と宣言した。 現在、民主労総の製造部門労働者たちは4月24日の民主労総ゼネスト投票を行っている。 韓国労総の製造部門労働者たちの場合、国会環境労働委員会の法案上程および政府のガイドライン公式決定など、 実際に労働市場構造改悪が強行されれば署名運動と賛否投票を行う方針だ。

民主労総、労使政委前で集会と座り込み...警察衝突で連行者発生

民主労総所属の組合員たちは、労使政委最終日の3月31日、労使政委の前で集会と座り込みを続けている。 約700人の組合員は午後2時から労使政委野合を阻止するための集会を開いた。 集会の後には抗議書簡を渡すために労使政委に入ろうとしたが、警察兵力に遮られた。 この過程で衝突が起き、現在まで10数人の参加者が警察に連行された。 組合員たちは労使政委の前で座り込んで警察と対峙している。

民主労総は午後4時から非常中央執行委員会を開き、労使政委への対応方案を議論する。 午後7時からは闘争文化祭を開いて、労使政委議論が終わるまで、2日間の集団座り込みを続ける方針だ。 4月24日のゼネストを宣言した民主労総は、この日の中執会議でゼネストの日程と労使政委合意時には韓国労総への対応方案などを決める。

一方、青年保守団体は民主労総糾弾記者会見を行い 「対話で解決できる問題をわがままな闘争一辺倒で対応している」と主張した。 大韓民国青年大学生連合は3月31日午後2時、 ソウル征東の民主労総の前で記者会見を行い 「青年たちは非正規職でも時間制雇用でも、直ちに生存できる雇用が必要だ」とし 「非正規職でも良いから雇用を分けてくれ」と声を高めた。 現在、政府と労使政委、保守団体およびマスコミは「青年雇用創出」を名分に掲げ、労働市場構造改編を強行している。

青年大学生連合は記者会見で 「4.24ゼネストは既得権を維持するためのわがままだ。 民主労総は純粋な労働活動家の名前を口にする資格さえない」とし 「(雇用世襲問題を解決するために)労使政委員会は労組の同意権乱用行為を禁じる方案を急がなければならない」と主張した。

しかし、別の青年学生団体の労働者階級政党推進委学生委員会、労働者連帯学生グループ、青年ユニオンなども午後1時30分、労使政委の前で応戦記者会見を行った。 彼らは「政府と保守言論は、青年失業の原因が正規職労働者のためだと糊塗している。 (大韓民国青年大学生連合の主張は)青年、学生全体の意見ではない」とし 「労働者と青年の間に時期と反目を助長する分断行為をやめ、政府と企業が責任を持って青年雇用問題を解決しろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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