本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:全国タワークレーン労働者、無期限ストに突入
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1404255048640St...
Status: published
View


全国タワークレーン労働者、1日から無期限ストに突入

22日から全国建設労働者が全面ストに突入予定

ユン・ジヨン記者 2014.07.01 17:39

タワークレーン労働者が7月1日から無期限の全面ストライキに突入した。 全国から上京したタワークレーン労働者たちは、 賃上げと法制度改善などを要求して汝矣島国会議事堂周辺でストライキ出征式を開いた。 彼らは今年の賃金交渉争奪時まで無期限ストライキと上京闘争を続ける方針だ。

建設産業連盟拡大幹部もこの日ソウルに上京し、大規模集会を開いた。 彼らはタワークレーンのストライキを皮切りに、 7月22日には民主労総加盟傘下の組織と無期限の全面ストライキに突入すると宣言した。

全国タワークレーン労働者、1日から無期限ストライキに突入

民主労総建設労組に所属するタワークレーン労働者約2千人は7月1日午後1時、 汝矣島産業銀行の前でストライキ出征式を開いた。 彼らは4月から141の企業と賃金交渉を行ったが、 6月30日に中央労働委員会が労働争議調整中止を決め、7月1日にストライキに突入した。

今回のストライキには全国のタワークレーン労働者2千人が参加する。 現在、タワークレーン労働者は、 △賃上げ、△3トン未満の無人軽量タワークレーン法制化完成、△タワークレーン風速再改正、△専門信号手制度導入を要求している。 労組は今回の賃金交渉で、今年の基本給125万ウォンより15%値上げする案を提示したが、 使用者側はこれを拒否しており、交渉が難航している。

建設労組タワークレーン分科のチョン・ミノ委員長は 「使用者側は、私たちの要求は非現実的だとし、合理的で妥当な金額を提示しろという。 毎日高い空で働く労働者に妥当な賃上げ額はせいぜい3〜5%だと主張する。 これが現実的か」と批判した。

続いて「昨日、釜蔚慶の組合員1人が8m下に墜落して亡くなった。 一年に9百人の労働者が現場で労災で死亡する。それなのに政府は対策もたてない」とし 「私たちがストライキをして現場を止めない限り、正当な要求は貫徹されない。 今日から突入する無期限全面ストライキは、 賃金闘争の勝利と安全な現場争奪を勝ち取るまで止めない」と声を高めた。

なおタワークレーン分科委員会は6月25日、 79%の賛成率で争議行為賛否投票を可決させた。 全国から上京したタワークレーン労働者2千人は、出征式の後に都心デモ行進を行った後、 汝矣島周辺で闘争文化祭などを開催する。 彼らは全面ストの期間、汝矣島周辺で野宿座り込みを続ける方針だ。

7月22日から全国建設労働者全面ストライキに突入予定

この日の集会にはタワークレーン労働者をはじめとする全国から集まった建設労働者が上京、7月の全面ストライキを宣言した。 全国建設労組と全国プラント建設労組、全国建設企業労組拡大幹部など4千人は、午後2時から同じ場所で「2014年建設労働者全面ストライキ宣言決意大会」を開いた。

これまで建設労働者たちは政府に対し、 △建設技能者法導入、△退職控除掛金引き上げ、△建設機械労災の元請責任強化、 △職業活線作業廃止、△賃上げ、△産業団地老朽設備の早期交換と改善、 △労災死亡の処罰および元請責任の強化法制化、 △法定管理建設会社の工事保証制限緩和、△建設現場安全管理者正規職転換を要求してきた。

労組は6月25日と30日、国土交通部と雇用労働部を相手に面談を行ったが、 政府次元の対策がなく、ストライキに突入することになった。 労組は7月22日、民主労総の同盟ストライキに合わせて無期限ストライキに突入する方針だ。

建設産業連盟のイ・ヨンデ委員長は 「1年に900人の建設労働者が死亡ている。 しかし国土部と雇用労働部は面談で、企業の利益のために法改正が難しいという。 憤りが爆発するような面談だった」とし 「建設産業連盟の要求は極めて当然だ。 労災死亡と賃金不払い問題の解決、安全管理者の正規職化を要求している。 配管とガスが爆発して事故がおきるプラント現場、 2万2千9百ボルトで四肢が切断される電気員労働者の安全を守ろうということ」と声を高めた。

続いて「今年この問題に終止符を打つために、 プラント労組と建設労組、建設企業労組をひとつに集め、 80万の民主労総と闘争していく」とし 「今日、全国のタワー現場が止まることを皮切りに、 7月22日から無期限の全面ストライキに突入する」と強調した。

民主労総のシン・スンチョル委員長も 「労災を出した使用者を処罰する法律さえできれば、多くの労働者が死ななくてもいいかもしれない。 多段階下請けさえ解決されれば、常習的な不払い問題を解決できる」とし 「7月22日に皆さんと共にすべての生命が尊重される世の中のための戦いを始める。 80万の闘争で労働者の希望を作っていこう」と頼んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-02 07:50:48 / Last modified on 2014-07-02 07:50:49 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について