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「チン・ギスン烈士精神継承闘争、全国に拡大する」

新城旅客乗務拒否から全国対策委へと組織改編、「故人の名誉回復なしでは葬儀できない」

ムン・ジュヒョン記者 2014.06.03 18:14

新城旅客使用者側の不当解雇と偽りの懐柔に苦しみ 「次に生まれる時はバス運転手が尊重される所に生まれる」という遺言を残して4月30日夜、 メーデーの約30分前に自殺を試みたチン・ギスン労働者が6月2日午後9時5分頃に亡くなり、 民主労総をはじめとする市民社会団体は総力烈士闘争を予告した。

遺族から権限を委任された労組は現在、 故チン・ギスン労働者の遺体安置所を全州市松川洞のテソン葬儀場に設置したが、 故人の名誉回復が行われなければ出棺など一切の葬儀日程をしないという内部方針をたてた。

民主労総全北本部のある関係者は 「使用者側は、チン・ギスン烈士に行なった各種の蛮行について一抹の謝罪もしていない」とし 「使用者側の本当の謝罪と対策、チン烈士の遺言が実現されなければ闘争は激しくなるほかはない」と明らかにした。

民主労総は7つの要求条件を5月中旬に用意して使用者側と全州市に提示した。 要求条件は、 △殺人的な労働弾圧事業主処罰、 △不良経営新城旅客事業権返還、 △バス現場管理監督強化および再発防止対策用意、 △バス現場のすべての懲戒撤回および解雇者全員復職、 △真情性ある謝罪、 △チン・ギスン烈士に対する名誉回復と被害保障、 △中間管理者3人の退出だ。

現在までこの要求条件をめぐり、新城旅客との対話は一度も行われていない。 民主労総全北本部の関係者は「使用者側はすべての対話を拒否し、責任を避けている状況だ」とし 「チン・ギスン烈士をこんな状況で送ることはできないというのが労働者たちの雰囲気」と話した。

民主労総公共運輸労組全北地域バス支部新城旅客支会は6月3日午前5時に乗務拒否闘争に入った。 この日の乗務拒否闘争で、新城旅客は保有するバス95台すべてが出庫できなかった。

▲民主労総新城旅客支会は雨が降る3日明け方、乗務拒否闘争を進めた。[出処:民主労総]

民主労総は午前7時から2回の会議を行い、 3日の午後4時から4日の午前までの徹夜闘争を全州市パルボク洞の新城旅客社屋の前で行う計画だ。

なお、「チン・ギスン同志快癒祈願と労働弾圧粉砕全北地域市民社会団体対策委」は6月3日の午後から 「チン・ギスン烈士精神継承と労働弾圧粉砕全国市民社会団体対策委」に組織を拡大改編する。 対策委の関係者は「チン・ギスン烈士の死は地域を越え、韓国社会ですでにあらわれた典型的な労働弾圧」とし 「全国的にチン・ギスン烈士の死に怒る市民社会の力量を集め、闘争を拡大する計画」と明らかにした。

対策委は全州市庁前の座込場に市民焼香所を設置して、 労働者の死を市民と共に悲しみ、怒りを結集させるさまざまな計画を準備する予定だ。 来週からは毎晩、全州都心キャンドル大行進と宣伝戦も行う。

この対策委の関係者は 「4日には新しい全州市長が登場する」とし 「新しい全州市長は全州市内バス労働弾圧問題とチン・ギスン烈士の名誉回復問題を真っ先に解決しなければならない」と話した。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-04 02:04:41 / Last modified on 2014-06-04 02:04:41 Copyright: Default

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