現代重工下請労組、設立以後初めてのストに突入

現代重工・現代重工労組、下請労組幹部の出入協力拒否

金属労組現代重工社内下請支会は11月5日にストライキ賛否投票を行い、 労組設立以後、初めてのストライキに突入することに決定した。

労組は10月23日と24日、釜山地方労働委員会に賃金団体協議調整申請をした。 だが労使は調停会議でも立場の差を狭められなかった。 二回の調停会議で労組は、最低限の労組活動保障条件である現場への出入、 現場事務室の保障を要求したが、使用者側は不可能だという立場を固守した。

ハ・チャンミン支会長は「最低限の事案も現代重工の許諾なく下請企業が恣意的に決定できない」と指摘した。 地労委は労使間の立場の差は狭められないとし、3日に調整中止を決定した。

労組は地労委の調整中止決定により、5日夜にストライキ賛否投票を行い、ストライキを決定した。 労組は6日に2時間ストライキ、7日には5時間ストライキを行う。 7日には現代重工労組も2時間の部分ストに入り、 下請労組はストライキ以後、現代重工労組のストライキ集会に合流する計画だ。

ハ支会長は「交渉の結果は明らかに下請企業には何もできないということを表わした」とし 「労組は現代重工元請が交渉場に出てくるように闘争を展開する」と強調した。

なお現代重工と現代重工労組は、 円滑に現場への出入ができない下請労組幹部の出入協力要請を拒否した。

現代重工は下請労組の出入協力要請に 「支会による当社への誹謗、虚偽事実流布についての謝罪と再発防止約束の履行を要請した」とし 「支会の姿勢変化を要求し、それまでは支会の出入に協力できない」と拒否した。

現代重工労組も「現代重工と労組が結んだ団体協約は、 日常活動で労組が要請すれば出入を保障すると明示されているが、 支会は単純な労組訪問ではなく現場活動を自由にするという条件の出入を要請していて、 現代重労組が保障できる範囲を越える」とし 「支会が要請した出入協力の件について連帯の気持ちで手伝いたいが、現実的に困難がある」と明らかにした。

これにハ・チャンミン支会長は 「下請労組の歴史的な部分ストライキを前に現代重工使用者側、労組に出入の協力を要請したが、 答えは塀を乗り越えろということだった」と失望感を表わした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。