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「人権蹂躙」中央大清掃労働者、鍋を煮たら100万ウォン?

食事をしても、壁新聞を貼っても100万ウォン...不法契約書議論も相次ぐ

ユン・ジヨン記者 2014.01.09 11:26

労働条件改善を要求し、25日間ストライキを続けている中央大学清掃用役労働者たちの人権蹂躙問題が連日話題になっている。

最近公開された中央大学と用役業者側の用役契約書には、清掃労働者の人権を 侵害する条項が多数含まれていて話題になった。その上、学校側はストライキ をしている組合員がシュプレヒコールをあげたり壁新聞を貼った時、その上、 食事をすることにも仮処分申請を提起して「過度な人権弾圧」という非難に 直面した状況だ。

[出処:公共輸送労組連盟]

ユン・ファジャ中央大分会分会長は「(再契約署名用紙を)読む余裕を与えるべ きだが時間も与えず、すぐに出せといった。きちんと読まずにサインする人は 働けて、サインをしなければ辞めるという調子だった」とし「(再契約書の内容 は)詳しく読めなかったが、鼻唄もするな、ソファにも座るな(と書いてあり)、 月曜の朝礼では所長が、学生と会わず学生と詳しい話はするなと話した」と説明した。

実際に、中央大と用役業者のTNSが締結した請負契約書には、清掃労働者たちが 作業の途中に雑談や鼻唄は遠慮し、事務室の椅子やソファなどに座って休むこ とができないという内容が含まれている。作業時間中には校内で外部の人との 面談も一切遠慮すべきだと規定した。

特に中央大は、請負契約書で清掃労働者の業務指針を規定し、勤務日誌と報告 書の作成、用役業者所長の報告体系を規定するなど、事実上「請負」ではなく 「不法派遣」の形態で労働者の業務を管理してきたことが明らかになった。

そればかりか、学校と業者は契約書で法定賃金に反する賃金規定を締結してい たことが明らかになって、不法性の議論も起きている。これまで清掃労働者は 契約書により、法定労働時間より3時間長く働いたが、超過勤務手当ては支払わ れなかった。夜間勤務時は時給の二倍を支払うことになっている最低賃金法にも 違反して、夜10時から午前4時までの夜間勤務をしても最低賃金も受け取れない。

ユン・ファジャ分会長は1月9日、SBSラジオ[ハン・スジンのSBS展望台]との インタビューで「われわれは超過手当てというものがあることさえ知らなかった」 とし「(だが中央大は)会社がTNSだから、そこに行ってデモをしろ。なぜ私たちに 被害を与えるか。あちらでストライキをしろと話している」と説明した。

現在、中央大は清掃労働者がシュプレヒコールをあげたり壁新聞を貼れば100万 ウォンの罰金を払うように裁判所に強制申請をしている。その上、労働者たちが 食事を作ることにも100万ウォンの罰金をかけていて、問題になっている。

ユン・ファジャ分会長は「空腹のまま働くことはできない。食べなければ働け ないのに、魚を焼けば100万ウォン、スープの臭いに100万ウォン、チゲを煮る と100万ウォン、シュプレヒコールに100万ウォン、壁新聞に100万ウォン、その ような形で話をしたようで、とても驚いた」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-01-10 12:06:59 / Last modified on 2014-01-10 12:07:00 Copyright: Default

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