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新年早々、とんでもない事件、組合員に隠れて夜逃げしたキリュン電子

8年5か月ぶりに復職したが...一銭の月給ももらえないまま会社が夜逃げ

ユン・ジヨン記者 2014.01.03 16:00

少しどころか8年5か月ぶりに会社に復職したキリュン電子(現レックスLE&G)の組合員たちが復職8か月でまた座り込みを始めた。

組合員には通知もせず、会社は夜逃げをするかのように事務室を移転するという とんでもない事件が起きたからだ。 キリュン電子労組によれば、会社は12月30日午前9時に引越センターを呼び、 ソウル市新大方洞にあるキリュン電子本社事務室の備品をすべて移転したという。

[出処:キリュン電子分会]

組合員には新しく契約した事務室を伝えず、労働者たちはそれこそ置いてきぼり にされてしまった。組合員たちは空っぽの事務室ですぐ徹夜座り込みに突入し、 4日間、座り込みを続けている。

労組は会社側の動きは情けないと反応している。キリュン電子分会のユ・フンヒ 分会長は「労組があるのに、こんな形で夜逃げをするとは予想できなかった。 ひどい」とし、「今日も会社側に電話をしたが受けない。どこに引っ越したのかも 教えてくれない」と憤激を放った。

現在のところ、労使間の対話も源泉遮断された状態だ。キリュン電子の労使は 8月まで労使協議を進めてきたが、8月初めに紛糾し、会社は労組の交渉要求を 拒否している。ユ・フンヒ分会長は「秋夕の後は一度も交渉ができなかった。 交渉を要求しても受け入れず、電話をしても取らない。その上、ファックスが 故障したと言ってファックス機械までなくし、労組側では交渉要求を伝える 通路もすべて詰まった」と説明した。

これまで会社は復職した組合員に賃金を支払わずに問題になってきた。会社は 復職した組合員に業務待機の指示を与え、この8か月間、社会保険を含む 賃金を支払っていない。

[出処:チャムセサン資料写真]

労組は会社の経営が難しいという理由を考慮して、4か月間状況を見ていたが、 未払い賃金が増え、経営状態が不透明で疑惑が広がったため、8月に闘争に突入 した。だが会社は結局「会社が苦しい、組合員たちは正式の職員ではない」と いう理由で事務室の移転を強行し、またキリュン電子の労使対立が拡大しそうだ。 労組は徹夜座り込みをはじめ、証券取引所とチェ・ドンヨル会長の自宅前で 集会や宣伝戦などを続ける計画だ。

一方、キリュン電子労組は2010年11月、1895日の闘争の末に会社との間で復職 に合意した。160日を越える3回のハンストと二回の高空籠城などを行い、 6年ぶりの復職だった。

当時、労使は交渉で、△組合員10人の雇用保障、△相互に提起された告訴、告発、 差し押さえ、損害賠償などの取り下げ、△座り込み、集会、デモとインターネット などのメディアで誹謗をしないなどの合意案に妥結した。

チェ・ドンヨル会長はこの席で「この6年間、互いに大きな苦痛をあじわった」 とし「今日からは社会的統合と労使共生および会社の発展のために、互いに努力 することにした」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-01-04 03:39:16 / Last modified on 2014-01-04 03:39:16 Copyright: Default

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