現代車正規職『新規採用案受け入れ反対』宣言

現代車正規職70人「支部は新規採用案を受け入れるな」

現代自動車の正規職労働者が現代車支部が使用者による『社内下請3000人新規 採用案』を受け入れるなと、共同宣言をした。

キム・ホギュ前金属労組副委員長、ハ・ブヨン前民主労総蔚山地域本部長、 アン・ヒョノ前現代車労組首席副委員長など前職・現職役員と代議員、現場委員、 組合員など70余人は8月24日、『3000人新規採用案受け入れ反対現代自動車支部 正規職活動家宣言』を発表した。

［出処:蔚山労働ニュース］

彼らは「現在、正規職の定年退職と新規に必要な3000人の新規採用案は大法院 も認めた不法派遣をひとりも認めないということで、不法派遣に免罪符を与え るもの」と批判した。

続いて「新規採用された社内下請が働いていた位置はまた社内下請で埋められ、 不法雇用人社内下請が維持される」とし「『元下請工程再配置』で不法派遣の 証拠を隠し、今後、社内下請非正規職をさらに拡大しようしている」と強調した。

これにより宣言者たちは正規職労組に、△現代自動車支部は不法派遣を認めな い『社内下請3000人新規採用案』を受け入れるな、△現代自動車支部は『すべ ての社内下請労働者の正規職転換』という原則を前提に、元下請連帯闘争を通 じ、要求を勝ち取られと要求し、「われわれ現代車正規職労働者は不法派遣を 無視せず、非正規職労働者のすさまじい闘争に全力で連帯することを宣言する」 と明らかにした。

一方、現代自動車支部は8月24日午後2時に臨時代議員大会を開き、非正規職 問題を本交渉ではなく特別交渉で扱うかどうかを決める方針だ。

3000人新規採用案を受け入れてはいけません!

3000人新規採用案受け入れ反対 現代自動車支部正規職活動家宣言

2004年、労働部は現代自動車約1万人の社内下請労働者は不法派遣だと判定し、 2010年と2012年に大法院で現代車社内下請労働者は不法派遣だという最終判決 をしました。大法院の判決は、『ベルトコンベアを利用する自動流れ方式』の 自動車組み立て生産は、合法請負でなく派遣なので2年以上働いた社内下請は、 正規職と見なされるといいました。これは社内下請という雇用形態が不法だと いうことで、現代自動車がこの10年間、当然正規職として採用すべき職を不法 に非正規職社内下請を使い搾取してきたことを大法院が最終的に確認したのです。

したがって、現代自動車は不法な社内下請を正規職に転換しなければなりませ ん。しかし現在、正規職の定年退職と新規に必要な3000人の新規採用は大法院 も認めた不法派遣をひとりも認めないということで、不法派遣に免罪符を与え るものです。新規採用された社内下請が働いていた席は再び社内下請で満たさ れ、不法雇用人社内下請が維持されて、『元下請工程の再配置』で不法派遣の 証拠を隠し、今後、さらに社内下請非正規職を拡大しようとするものです。こ の10年間、命を絶って、監獄に閉じ込められ、解雇されて戦ってきた非正規職 労働者の涙を無視するものです。差別と蔑視の中で正規職化を夢見る全国900万 の非正規職労働者の希望を挫くことです。

われわれ現代車正規職労働者は、不法派遣を無視せず、非正規職労働者のすさ まじい闘争に全力で連帯することを宣言し、次のように訴えます。

1. 現代自動車支部は不法派遣を認めない『社内下請3000人新規採用案』を受け 入れてはいけません。
2. 現代自動車支部は『すべての社内下請労働者たちの正規職転換』という原則 を前提に元下請連帯闘争を通じ、要求を勝ち取らなければなりません。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。