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錦湖タイヤ支会16日一日全面スト

支会「ウォークアウトを口実に労働者に一方的な苦痛押し付け反対」

キム・サンミン(金属労組) 2012.08.17 10:27

金属労組錦湖タイヤ支会(代表支会長イ・グァンギュは)が8月16日、一日の全面 ストを断行した。支会が全面ストをしたのは会社が2010年から始まったウォー クアウトを理由に削減、返却措置した賃金を原状回復しろという労組側賃金団体 協議の要求を無視しているため。現在労働者の賃金はこれにより平均40%ほど 減った状態だ。

▲8月16日、ソウル市光化門の錦湖グループ本社前で開かれた「錦湖タイヤ賃金差別政策撤廃、誠実交渉要求金属労組記者会見」で労働者がシュプレヒコールをあげている。シン・ドンジュン

しかし会社は、ウォークアウト期間にもかかわらず、昨年の売り上げ35%増加、 営業利益2千5百億ウォン、純利益1千億ウォン以上の史上最大の実績を上げた。 また、役員と事務職の賃金返却は撤回されるばかりか大幅に上げられ。生産職 労働者だけに苦痛を転嫁し不当に差別しているという批判が出てくる理由だ。

金属労組(委員長パク・サンチョル)は8月16日午前11時、ソウル錦湖タイヤ本社 前で記者会見を行い、会社に賃金差別政策撤廃と誠実交渉を要求した。パク・ サンチョル労組委員長は記者会見で「血の汗を流して会社を守った労働者に、 血の涙が出る苦痛を転嫁するのはおかしい」とし「正当な労働者の要求を貫徹 する合法的な闘争を、不法と暴力で踏みにじれば強力な闘争で対応する」と警 告した。

これに関し、金属労組は14日に開かれた中央執行委員会で錦湖タイヤ支会闘争 で侵奪が発生すれば、労組次元の即刻援護支持闘争を展開することに同意した。

▲8月16日ソウル市光化門錦湖グループ本社前で開かれた「錦湖タイヤ賃金差別政策撤廃、誠実交渉要求金属労組記者会見」でパク・サンチョル労組委員長が記者会見文を読む前に支会がストライキに突入したことを知らせている。シン・ドンジュン

支会は4月から現在まで、会社と27回の賃金団体協議交渉をしてきた。だが会社 は相変らずウォークアウト期間という理由で、労組側の要求の議論そのものを 拒否している。これにより支会は先月10日から連日警告ストと循環ストを展開 してきた。13日から15日まで、支会は誠実交渉要求期間を取って正常操業に臨 んだ。しかし会社は15日の27回交渉でまたウォークアウト期間の賃金凍結を維持 するという案を提示し、労働者たちの怒りをかった。

錦湖タイヤは、錦湖グループが無理に大宇建設を買収した過程で生じた流動性 の危機の余波で、2010年ウォークアウトに入った。会社は当時、これを口実に 好調な錦湖タイヤで整理解雇をした。また整理解雇を避けたければ賃金と福祉 を大幅に削減し、ウォークアウト期間のストをするなと労組側に要求した。

一方、会社は今年、労働者の争議行為が当時の支会執行部との合意に違反する 不法ストライキだとし、法院に争議行為禁止仮処分申請を出した。支会が全面 ストに突入したこの日の午後、法院は会社の仮処分申請を認め、全面スト1日当 たり2千万ウォンを会社に支払えと判決した。法院の仮処分決定により支会は 17日午前組からストライキを撤回し、現場闘争をする戦術を変えた。金属労組 光州全南支部(支部長キム・スンチョル)は、法院の今回の仮処分決定を使用者 を保護するための不当な判決だと規定し、17日これを糾弾する集会を開く計画だ。 (記事提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-18 20:34:29 / Last modified on 2012-08-18 20:34:31 Copyright: Default

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