本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:弘大清掃労働者、『窓口単一化廃棄』無期限座り込み
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1336630397919St...
Status: published
View


弘大清掃労働者、『窓口単一化廃棄』無期限座り込み

弘益大、2億8千万ウォン損害賠償訴訟控訴

ユン・ジヨン記者 2012.05.10 09:27

弘益大清掃、警備労働者が、複数労組法による窓口単一化制度の廃棄と弘益大 の損害賠償訴訟、交渉権回復を要求し、無期限テント座り込みに突入した。

公共運輸労組ソウル京畿支部弘益大分会と延世大分会、梨花女子大分会の清掃 労働者約200人は5月9日午後、弘益大正門前で集会を開き、複数労組窓口単一化 悪法廃止の集中闘争を宣布した。

彼らは弘益大学校と警備用役業者のヨンジン実業が御用労組を作り、窓口単一化 制度を悪用し、交渉を拒否するなどで民主労組を弾圧していると主張した。

実際、公共運輸労組ソウル京畿支部の6つの大学・病院(慶煕大、高麗大、高麗大病院、 延世大、梨花女子大、弘益大)の清掃労働者は4月19日、6か月ぶりに集団交渉を 終え、正式な賃金団体協議を締結した。だが弘益大では、清掃労働者73人は 集団交渉を締結したが、警備労働者27人は用役会社ヨンジン実業の交渉拒否で 賃金団体協議が締結できなかった。

公共運輸労組ソウル京畿支部の関係者は「弘益大の2ケ用役業者中警備用役会社 のヨンジン実業は、御用労組と窓口単一化という悪法を活用し、今も民主労組 との交渉を拒否している」と説明した。

弘益大警備労働者を雇用するヨンジン実業は、昨年7月、複数労組法施行により 複数労組を設立した。現在、27人の警備労働者が公共労組ソウル京畿支部弘益大 分会に所属し、37人の労働者がもうひとつの複数労組所属だ。ヨンジン実業は 御用労組を過半数労組にし、窓口単一化法を悪用して民主労組との交渉を拒否 している。

ソウル京畿支部の関係者は「労組法上、複数労組制度の中でも、業者の意志に より自主的交渉をすることができ、他の事業場では自主的交渉で賃金団体協議 を締結しているが、ヨンジン実業は交渉をせず、御用労組を前面に立てて民主 労組を圧迫している」と批判した。

そればかりか弘益大学校は、清掃労働者に1億を超える損害賠償訴訟を続けており、 清掃、警備労働者たちは『複数労組』と『損害賠償』の二重苦を受けている。

ソウル地方法院は4月19日、弘益大学校が清掃労働者に提起した2億8千万ウォン 相当の損害賠償訴訟を棄却した。だが弘益大学校側は、5月7日、法院の結果を 不服とし、控訴を決めた。

これに対しソウル京畿支部は、「法院でも弘益大が元請使用者としての責任が あり、正当な労働組合活動に対する損害賠償は請求できないことを明らかにし たにもかかわらず、最後まで民主労組を弾圧するという極端に幼稚な態度を見 せている」と批判した。

そのため弘益大清掃労働者は9日、弘益大正門の前で損害賠償訴訟撤回、交渉権 回復、民主労組死守のための無期限テント座り込みに突入した。労組は「弘益大 清掃労働者は9日、集中闘争宣布大会をはじめとし、民主労組死守のための全面 闘争に突入する」とし「無期限テント座り込み突入とともにストライキ闘争、 集中集会、宣伝戦などの闘争を続ける計画」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-05-10 15:13:17 / Last modified on 2012-05-10 15:13:21 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について