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湖南高速労働者、職場閉鎖に抵抗して焼身の試み

火がつかず生命に支障なく...警察、放火予備で拘束の方針

ムン・ジュヒョン チャムソリ記者 2012.04.24 14:25

湖南高速などの市内バス5社が民主労総と共に交渉中断を宣言して23日経った 4月23日午後11時頃、民主バス本部湖南高速分会に所属する組合員B(52)氏が 焼身を試み、衝撃を与えている。警察は組合員B氏を放火予備などの容疑で 拘束令状を申請する方針だと伝えられたことで、議論は広がる展望だ。

民主労総によれば23日午後11時20分頃、湖南高速組合員B氏は会社の事務室で シンナーをかぶり、「死にたい」と言って焼身を図った。幸い、火はつかず 大きな怪我はなかった。しかし死にたいというほど、現在の精神的な衝撃が 強いという。

民主労総全北本部と湖南高速分会の関係者は、「普段快活で黙黙と集会に参加 するなど、誠実な組合員だった」とし「最近、湖南高速のキム・テクス社長が 民主労総との交渉を中断し、現場では組合員に脅迫と懐柔を続けるなど、バス 問題が解決しないことに鬱憤が積もったようだ」とバス労働者B氏を説明した。

バス労働者B氏は現在、徳津警察署に収監されており、午前に調査を終えた。 警察はB氏を現住建造物放火予備などの容疑で拘束令状を申請する方針だという。

民主労総全北本部のある関係者は、「湖南高速の労組弾圧で死のうした人を 放火予備犯で拘束するなど、常識的に理解できない」とし「心理的に不安定な バス労働者を安定させる措置が必要だが、警察ではそのようなことは考えず、 バス労働者弾圧の口実に使おうとしているのは残念だ」と内心を伝えた。

一方、24日の午前には、家族と組合員がB氏と面会しようとしたが、B氏が拒否 したという。ある組合員は「B氏は、面会室で夫人を見て申し訳ないという言葉 を残し、留置場に入ってしまった」と午前の面会状況を伝えた。

民主バス本部のキム・ジュンベク事務局長は「午前に夫人と会った」として 「現在は夫人も食堂に働きに行くなど、家庭は難しい。この状況でB氏が会社の 職場閉鎖で働けない状況になり、しばしば経済的問題で争っていたと理解して いる。B氏が家族にとても申し訳なく思っているが、バス労働者として労働権を 守ろうとする気持ちも強く、心的な苦痛が強かったのだろう」と話した。

民主労総全北本部は、湖南高速バス労働者焼身未遂事態の原因を「湖南高速の あくらつな不当労働行為」と見て「キム・テクス社長の拘束」を要求する声明 を24日午後に発表した。

全北本部は「2011年4月に、誠実交渉を約束して1次バス闘争がまとまった後、 11か月間、バス事業主による交渉懈怠を呼びかけ、職場閉鎖と交渉の中断で2次 バス闘争を呼んだ張本人がキム・テクス湖南高速社長」と伝え「交渉懈怠不当 労働行為の主犯、キム・テクス社長を即刻拘束処罰しろ」と主張した。

また民主労総全北本部は「労働者の怒りと死をこれ以上拡大させてはならない」 とし「バス使用者側は不当労働行為をやめ、全州市など関係機関は、バス中断 事態の解決のためにバス使用者側の責任を問え」と話した。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-04-26 05:47:12 / Last modified on 2012-04-26 05:47:28 Copyright: Default

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