李明博「ストライキへの言及は干渉、うまく解決してほしい」

言論4社共同スト...聯合ニュース労組もストライキに加勢

連日続く放送局のストライキに対し、3月12日、李明博大統領は「放送局の内部 事情によるストライキについて言及するのは干渉」と発言した。「適当に判断 してうまく解決してほしい」という発言も付け加えた。これに対しMBC、KBSを はじめとする言論労組傘下支部は激しく反発している。彼らがストライキを 始めた『元凶』は、まさに李明博大統領というわけだ。

MBCとKBSは『政権落下傘社長退出』と『公正報道争奪』を目標に共同闘争を続 けている。YTNも同じ理由で16日に2次全面ストに突入する。言論労組は、3社の 社長はすべて、政権が言論掌握の意図で任命した落下傘社長だという立場だ。 9日にはキム・ウリョン前放送文化振興会理事長の「(キム・ジェチョル社長の 任命は)任命権者(大統領)の意を考慮した押し付け人事だった」という発言まで 出てきた状況で、李明博大統領の逃げ腰の態度は厚かましいということだ。

▲言論労組記者会見

そのため言論労組は3月15日午後、光化門世宗文化会館の前で記者会見を行い、 「MB審判」を宣言した。

言論労組は「政権はこの4年間、チェ・シジュン放通委院長任命とメディア悪法 のかっぱらい通過、落下傘社長の任命などを通じ、言論を掌握して報道統制を 通じ、公共サービスである放送を政権擁護の手段に転落させた」とし、「その 悪事の結果としてMBC、KBS、YTN、国民日報、聯合ニュースによる初の報道機関 同時ストライキが起きた」と述べた。言論労組は続いて「落下傘社長退陣闘争 を越え、言論掌握と公正言論破綻の操縦者、MBを狙う審判闘争」を宣言した。

▲イ・ガンテク言論労組委員長

言論労組のイ・ガンテク委員長は記者会見に参加して「(言論労働者のストライキを) 政治ストライキだと非難するが、私たちがストライキをせざるを得ない政治を したのは政権であり、不法ストライキと非難していいるが、まさに法を弄んで 放送掌握を試みたのも政権」とし、政権を強く糾弾した。

記者会見の後、ソウル広場に移動して開かれた共同集会は、決然たる記者会見 の雰囲気とは全く違っていた。先週の『3社共同ストライキ集会、Kストライキ スター』に続いて今週は、聯合ニュース労組が加った『4社共同ストライキ集会、 愛のスタジオ』が開かれた。

MBC労組のチェ・ヒョンジョンと、ホ・イルウ アナウンサーが司会をする『4社 共同ストライキ集会、愛のスタジオ』では、MBC、KBS両労組の歌グループによる 合同公演と、労組員の合同イベントが進められた。「共同闘争なので互いを 理解して、さらに連帯する契機」だと関係者はこの日の共同集会の意義を説明した。

▲MBC、KBS両労組歌グループ連合公演

共同集会には15日にストライキに突入した聯合ニュース労組も参加した。聯合 ニュース労組のコン・ビョンソル委員長は「89年から23年ぶりのストライキだ。 23年ぶりにまたストライキに突入させたパク・ジョンチャン社長の連任を阻止 し、公正言論争奪に連帯する」とストライキの決意を明らかにした。

▲聯合ニュース労組コン・ビョンソル委員長

各界からの連帯発言も続いた。民主労総のキム・ジョンウ双竜自動車支部長は 「言論労組の闘争が民主言論と民主社会のための種になる」とし「希望広場を はじめ、全国の多くの労働者が連帯する」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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