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KBS、MBC、YTN労組、『社長退出』共同闘争

7日に共同闘争委を構成...放送の公正性などを大統領候補に公開質問

ソ・ドンヒョン修習記者 2012.02.07 15:53

KBS、MB、YTNの放送3社の労組が社長退陣などを掲げて共同闘争を始めた。全国 言論労働組合KBS本部、MBC本部、YTN支部は、2月7日午前、MBC本社の1階ロビーで 「公正放送復元、落下傘社長退出、解雇者復職のための共同闘争委員会」の発足 を知らせる記者会見を開いた。

共同闘争委員会は対国民宣言文で「放送は権力のものに墜落し、国民は放送を 馬鹿にしている」とし、放送を立て正すために放送3社の労働組合が共に闘争 することを宣言した。

共同闘争委員会は「△公正放送復元のための闘争力を結集、△キム・インギュ KBS社長、キム・ジェチョルMBC社長、ペ・ソクキュYTN社長の即刻退出、△解職 された仲間の復職に努力する計画で、こうした努力は放送を国民のものに 取り戻すための第一歩」と明らかにした。

これに先立ち全国言論労働組合MBC本部ソウル支部は1月30日午前、『MBCは国民の 中に帰る』をスローガンとして全面ストライキに突入した。YTN支部は2008年に 落下傘社長の選任に反対して闘争し、その過程で6人の解任者を含む33人が懲戒 され、解雇者の復職とペ・ソッキュ社長連任阻止のために1220日間闘争を続けて いる。KBS本部も公共性の回復とキム・インギュ社長退陣のために全面ストライキ を議論している。

キム・ヒョンソクKBS本部長はこの日の記者会見で「これまで言論がどれほど 崩壊したかを記録してきたとすれば、今年はどれほど復元するかを記録する 幸せな年になるだろう」と抱負を明らかにした。

またチョン・ヨンハMBC本部長は「2か月間、総選挙の放送をする環境を作らな ければならない。人的刷新と共に、いかにしてジャーナリズムを公正の領域に 引き出すかを検討しなければならないが、労働界だけでなく、市民社会、政界、 学界すべてが額を突き合わせて共にしていかなければならない」と話した。

続いてキム・ジョンウクYTN支部長は「KBS、MBCと共に進む。形式的な連帯 ではなく、どんな脅迫があっても最後まで戦い抜く」と念を押した。

一方、この日の記者会見で共同闘争委員会は、「大統領選挙候補として有力に 議論されている貴下」に送る「大統領選候補の言論政策に関する公開質問書」 を発表した。

次期大統領選挙走者に公開質問書を送ったことについて、カン・ジウンMBC本部 事務局長は「現政権下で天下り人事により言論が公正性を失った。だがどんな 政権でも、今のような人事介入があれば、言論の公正性を守るのは難しいので、 大統領選挙走者に今後の言論政策を尋ねた」と話した。

またカン・ジウン事務局長は「使用者側は労働組合のストライキを政治ストに 追い込もうとしているが、社長任命に政治的圧迫があったから(公正性を失う ことに対する)問題提起をしている。私たちが現政権であれ、前政権であれ、 特定の味方をしているのではない」と話した。

公開質問書では、△天下りへの全面的な刷新なく当面の総選挙・大統領選挙の 選挙放送不可、△時事、報道番組の復元と解職者復職、△放送の自律性と公正 性を維持する独立した言論にする制度的装置、△次期放送通信委員長の資格と 資質の4項目の質問に対する回答を要求している。公開質問書は各政党の大統領 選候補と議論される政党人に伝えられ、回答は到着し次第公開される予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-08 03:50:19 / Last modified on 2012-02-08 03:50:20 Copyright: Default

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