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現代車全州工場、無謀な労務管理は通じない

悪質管理者にも組合員は自信あふれて

ムン・ジュヒョン記者 2011.09.09 16:37

非正規職千万の時代、『法と原則の土台の下の公正社会』を主張する政権が 権力をにぎる社会だが、不法派遣、整理解雇など、労働に関する法に対して 労働者が感じる剥奪感は相当だ。

大法院の現代車非正規職労働者に対する不法派遣宣告があったが、当事者は 手配中だという事実は、この社会の不条理を示す悲しい絵だ。

こうした状況で、9月6日、現代自動車全州工場では意味深い連帯闘争が行われた。 昨年のストライキなどに対する責任で14人を解雇した現代車下請業者と元請の 現代車資本に抵抗し、やっと労働組合を守っている現代車非正規職支会執行部に 対する労組出入封鎖に対する闘争で、元請・下請が連帯した。

[出処:現代車全州工場委員会]

その数だけでも1900人、『貴族労組』と保守マスコミは喚いているが、現代車 全州工場の正規職労組には、保守マスコミでも簡単にはそんな話はできないだろう。 現代車全州工場委員会は、不法派遣の問題意識を共感し、また非正規職が 押されれば正規職も押されるという考えの下で闘争に立ち上がった。

全州工場委員会、「任期末期にこうして暴力を行使するのは明白な労組弾圧」

もちろん今回だけの連帯闘争ではない。しかし現代車資本と下請業者の対応は 今回が初めての出来事なのは明らかだ。8月31日から非正規職解雇者の労組出入 を阻止したことで、また火がついた不法派遣撤廃闘争は、使用者側の強硬対応 によりさらに広がっている。地域マスコミでもこの問題に大きな関心を示して いる状況で、使用者側の暴力で多くの労働者が入院している。

8月31日、非正規職支会5人が負傷し、支援に来た2人の活動家も大怪我をした。 そして全州工場委員会代議員もこの過程で暴力を受け、唇が切れ、あざができる 傷を負ったという。

この日一日で負傷した労働者だけでも30人。全州工場委員会は機関誌で「6月の 団体協約10条(会社は組合が要求する者の出入を保障、組合幹部の同行時に現場 出入可能)により、会社側に非正規職支会組合員の出入を要求し、認められた」 とし、「しかし賃団協の後、執行部の任期が終わりに近付き、こうした侵奪を 始めたのだろう」と最近の状況を見た。

しかし全州工場委員会がさらに憂慮しているのは、使用者側の管理者が正規職 代議員をはじめとする労働者に暴言、暴力をはばからないという点だ。

全州工場委員会は「全州工場設立以来初めて、昨年6月に使用者側がコンテナを 設置して封鎖した時も、集団暴力は行使しなかった」とし「最近は組合員の手 で、直接選出された代議員にまで暴力と暴言をしている。これは組合員に対す る侮辱であり、こうした状況が続けば使用者側管理者が現場でも大手を振って 歩き回る」と憂慮した。

全州工場委員会、「無謀な労務管理を根絶しろ」

全州工場委員会は最近のこうした暴力は、現代車の誤った労務管理に始まった という。全州工場委員会は機関誌で「一言で無謀な労務管理」と指摘した。

ある現代車組合員は「最近牙山で起用された支援室長が、使用者側の管理者に 死なない程度に殴れ。後は私が責任を取ると発言した」とし「こうした考えで、 闘争力があり非正規職ときちんと連帯ができている全州工場委員会を無力化し ようとしている」と見通した。

9月1日、牙山から来た非正規職組合員も「牙山に最近、全州から発令された 支援室長は、拳は近く訴訟は長いという意識を持っている」とし「非正規職支会 への弾圧がひどい」と舌を巻いた。

[出処:現代車全州工場委員会]

[出処:現代車全州工場委員会]

全州工場委員会、「闘争の勝敗は労働組合の存廃に直結」

全州工場委員会はこうした一連の状況について「執行末とは無関係に労働弾圧 の試みには応じる」と述べ、「じっとしてはいない」と話した。牙山から発令 された管理者1人によって、現代車全州工場は労働者の団結が急速に強まってい る。6日の闘争は、そのため現代車全州工場の労務管理が失敗したという事実を 確認したものと現場にいた人々は指摘した。

全州工場委員会3期役員任期末期と賃金・団体協約の締結、秋夕連休など色々と 落ち着かない雰囲気の中で始まった現代車使用者側と下請業者の非正規職支会 労組の出入封鎖は、今新しい局面に入り込んだ。

特に、牙山で労働者から悪質と評価された管理者が全州に発令を受けたという 知らせに緊張した現場の雰囲気も、6日の闘争を基点に自信があふれる雰囲気に 反転した。さらに6日の闘争のニュースが全国に広がり、現代車全州工場の闘争 は深刻な問題として注目されている。(全北インターネット代案新聞チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-10 10:19:38 / Last modified on 2011-09-10 10:19:39 Copyright: Default


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