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現代車非正規職、不法派遣正規職化闘争再稼働する

「弾圧された組合員が現代車文書の生きた真実」

チョ・ソンウン記者 2011.07.27 16:08

現代車非正規職支会は7月27日午後2時、現代車蔚山工場正門で記者会見を行い 「現代自動車が『金属労組交渉戦略、交渉主要日程、段階別対応方案』という 題名で作った文書は、非正規職支会の2派ストライキに備えて労働組合の崩壊を 目標にしており、現代自動車が『本当の社長』だと自白する明白な証拠資料」 とし「現代車はこれまで元役員の不正事件と無差別大量懲戒弾圧、正規職新規 採用を一つにまとめ、2派ストライキ闘争動力を効果的に破壊した。今回発見 された文書は、すべての弾圧が元請によりよく企画された一つの作品だという ことをはっきり示している」と糾弾した。

続いて「現代車非正規職支会は現代車の弾圧にもかかわらず、労組を正常化し て闘争を全面化する」とし「支会は夏休みの直後、すぐ非常対策委体系を終わ らせて組合員選挙でしっかりした執行部を作り、不法派遣正規職化要求を含む 8項目の要求で全面闘争を始める」と決意した。

この日の記者会見には現代車支部のイ・サンス主席副支部長とカン・ジョンヒョン 組織強化室長が共に参加した。

記者会見に参加した現代車支部のイ・サンス主席副支部長は「今日、交渉決裂 を宣言して出てきた」とし「支部は26日に声明書を出し、私が現代車に行って 直接抗議した。文書の真偽を正確に明らかにして金属労組を中心に対応する」と 今後の計画を短く話した。

発見された現代車文書「支会の2派スト破壊のためのスト破壊指針」

現代車非正規職支会は「昨年末に25日間の第1工場CTS占拠ストライキをした後、 不法派遣正規職化の交渉を条件に座り込みを解除して出てきた」とし「だが、 責任ある交渉は何もなく、非正規職組合員に解雇と停職・減俸など無差別懲戒 をした。そして手段、方法を問わず懐柔と脅迫、支会活動を制限する覚書、 常時的な尾行と監視など、下請業者の社長にやらせた蛮行は想像を超えている」 と糾弾した。

イ・ウンファ非対委員長は「1月26日に組合員全員を殺す現代自動車元請の労使 合意を拒否し、2月7日に臨時代議員大会を開き『すべての社内下請を正規職化 しろ』という8項目の要求を争奪するための2派ストライキを決意したことで、 現代車の全面的な弾圧が始まった」とし「動員された管理者1000人と私服警官 が現場を飛び回り、役員を尾行監視して支会教育館を24時間査察した。支会の 事務室の扉を壊して入り、労組幹部を引き出すこともした」と糾弾した。

また「2月14日に支会争対委を招集し、2月17日の午後5時30分、全事業部昼夜間 組残業拒否による第2派ストライキ出征式、18日の残業拒否による事業部別報告 大会、19日の組合員総会による第2派ストライキ決意などの争議行為日程を確定 した」とし「現代自動車はすぐ2月15日の晩から組合員が所属した業者に懲戒委 召集公告を出し始め、懲戒対象者を発表した。会社は元役員と各工場の代表、 代議員と現場委員、一般組合員を含む、それこそ無差別の大量懲戒を始めた」 と明らかにした。

イ委員長は「2月21日の不当懲戒に対抗した4時間部分ストは無差別の大量懲戒 にも萎縮せず、堂々と部分ストに立ち向かう組合員の意志と団結を確認する場 だった」とし「部分ストの過程で、現代自動車は工場占拠ストの期間に抱き込 んだチェ・ジョンミン前事務局長名の組合費流用の事件を、管理者を動員して 現場に配った。現代車は組合費流用の件で内部を揺さぶり、無差別大量懲戒で 8項目の要求争奪のための第2派ストを破壊しようとした」と糾弾した。

続いて「2月23日、支会臨時代議員大会で非常対策委員会を構成し、2月25日の 良才洞上京闘争を決意した」とし、「今回暴露された現代自動車の『金属労組 交渉戦略、交渉主要日程、段階別対応方案』という文書は、2月23日に支会非常 対策委が構成されて25日のソウル上京闘争までの時点に作成された支会の第2派 ストライキを破壊する現代車のストライキ破壊指針で、いくら現代車が言論を 通じて真実ゲームを行い、ごまかそうとしても、この文書は現代車が非正規職 労働者の実質的な使用主であることを告白する明白な証拠資料」と声を高めた。

また「現代車が文書を否定しても文書の指針によって解雇された私がこの文書 の生きた真実で、弾圧された組合員がこの文書の真実を告発する」と付け加えた。

「現代車の卑劣で破廉恥な弾圧」

現代車非正規職支会は「現代車は文書で、とても卑劣で破廉恥な方法で非正規職 組合員を脅迫しろと指示している」とし「『訴訟は遠く、解雇は近い』と組合員 の直接の生計を脅迫する最も残忍な方式を選択した。『結婚もして、妻子、家族 も養うべきなのに、整理解雇されればどうしようもない』という懐柔方式を詳しく 指示した」と暴露した。

続いて「『現代車も』組合員、非組合員の差別はない。単に結果として非組合員 の中で採用された者のほうがはるかに多かった』とし、正規職採用をエサに 組合員の労組脱退を誘導した」とし「さらに『組合員全員が1次懲戒対象者だ。 また2次集団行動をすれば座視しない』と脅迫し、『解雇者を含み、本当に反省 し、誠意を見せれば再審で善処を考慮』するとし、内部分裂を助長した」と糾弾した。

支会は「現代車は、イ・ウンファ非対委員長と非常対策委事業部代表に対する 追加懲戒を計画し、現実にも文書の通りに執行された。現代車がいかに露骨に 労組破壊を計画しているかを示す」とし「イ・ウンファ非対委員長は停職2か月 の懲戒期間を終え、去る4月25日夜間に初出勤したが、翌26日直ちに解雇され、 すでに解雇された各事業部の代表に続き、ユン・ファジュン変速機代表も停職 期間中の4月1日付で追加懲戒解雇された」と明らかにした。

現代車元請が非正規職労働者の実質使用主...「即刻正規職化を実施しろ」

現代車非正規職支会は「現代自動車が下請業者職員とは絶対に無関係だという すべての主張は偽りであることがわかった」とし「文書に出ているまま、徹底 して下請業者長を通じて支配介入し、すべての弾圧計画を直接たてて実行した」 と指摘した。

続いて「不法派遣というカーテンの裏で、現代車により非正規職労働者の賃金 が決定され、非正規職労働者の懲戒が決定された。その上、下請業者だけでな く、ユソン企業などの部品メーカーの労使関係も直接管理してきた」とし、 「社内下請労働者の『本当の社長』である現代車鄭夢九会長は、すべての不法 な行動を中断し、社内下請労働者を即刻正規職に転換せよ」と要求した。

また「不法の事実を隠して時間を稼ぎ、弾圧を続ければわれわれは今の怒りを さらに大きな闘争で見せる」と警告した。

現代車非正規職支会の選管委が選挙日程を確定公告

現代車非正規職支会選挙管理委員会は、7月27日、全工場に選挙日程確定公告を 出した。立候補登録期間は7月27日の午前8時から28日の午後5時までで、29日に 立候補を確定公告する。選挙運動は休暇後に本格化するものと見られる。

選挙運動期間は8月8日から10日までで、投票は11日に行われ、8月12日に当選者 確定公告を出す。現代非正規職支会の役員が組合員多数の参加で選出されて、 支会が正常化するのか帰趨が注目される。

現代車は前の選挙運動期間に解雇者役員の現場出入と現場巡回選挙運動を封鎖 し、制約的な選挙運動保障を条件として本館水曜集会を留保するよう懐柔した ことがある。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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