梨花女子大清掃労働者、賃金団体協議妥結...ストライキを解除

高麗大、延世大集中闘争...「来週内に合意できなければ全面スト」

3月23日に全面ストライキに突入した梨花女子大清掃労働者は、用役業者との 賃金および団体交渉の妥結を引き出した。

公共労組ソウル京畿支部梨花女子大分会は3月25日、用役業者との交渉で賃金は 時給4600に値上げ、食費を60000ウォンに値上げ(梨花女子大は食費1万ウォン値 上げ、警備職60000ウォン、清掃職50000ウォン)、休憩室など労働環境改善など の暫定合意を導き出した。また彼らは現在運営されている午前班の勤務制度を 改善するために、労使共同でTFTを構成することにした。これにより彼らはスト ライキを解除して28日から正常勤務に入る。

［出処:チャムセサン資料写真］

梨花女子大だけでなく、高麗大学校病院も3月19日、賃金団体協議妥結を引き出 した。だが昨年10月から集団交渉を続けてきた延世大、高麗大は、業者側との 合意を導き出せず、今後も大学清掃労働者の賃上げ、勤労環境改善などの戦い は続きそうだ。

公共労組ソウル京畿支部の関係者は「まだ高麗大分会と延世大分会の賃金団体 協議は妥結していない」とし「高麗大や延世大の大学別の暫定合意ができても、 全組合員総投票で合意を決めるので、今後の展望はさらに見守らなければなら ない」と説明した。

現在、高麗大と延世大も交渉が続いているが、合意に難航している。そのため 労組は来週、高麗大と延世大を中心とする集中闘争を計画しており、高麗大は 来週中に学生単位と組合員などが参加する非常総会を開き、登録料と清掃労働 者問題の解決を学校側に要求する方針だ。労組関係者は「もし来週の集中闘争 の後も業者側との合意ができなければ、高麗大と延世大も全面ストに突入する 可能性が高い」と明らかにした。

一方、梨花女子大、高麗大、延世大、高麗大病院は昨年の10月から9つの業者と の間で集団交渉を進め、労組は、△時給5180ウォンの生活賃金保障、△食費、 休憩空間、シャワー室などの雇用環境保障、△本当の使用者である大学総長が 賃金と雇用に責任を持つよう要求してきた。

だが昨年10月末から今年2月16日までの約4か月にわたる12回の交渉は決裂を続 け、労組は21日に争議調整申請を行い、3月8日に1派一日警告ストライキ、14日 に2派ストライキに突入した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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