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寒い冬、ヴァレオの『送年文化祭』は熱かった

座り込み65日目、「仲間の皆さんお疲れさまでした。愛しています」

ユン・ジヨン記者 2010.12.30 11:39

夜中に雪が降った後、また寒波がやってくるという。ヴァレオ組合員たちは、 数日間やわらいでいた寒さを後にして、また覚悟をしている。晩秋から始めた 座り込みは寒くない時はなかったが、冬の真っ只中に吹き荒れる寒波は生存の 威嚇さえ感じさせる。

だが寒さと戦いながら座り込みを続けるヴァレオの組合員たちは、もう一つの 方式でこの冬に勝ち抜いている。クリスマスをむかえ、小さなツリーを座込場 の前に設置し、クリスマスの雰囲気を満喫したり、仲間たちを集めて送年文化祭 を開いたりもする。

▲写真:キム・ヨンウク記者

12月29日午後6時。フランス大使館の近くでヴァレオ労働者の送年文化祭が開か れた。文化祭に参加した約100人の人々は、イベントが始まる前、「仲間のみな さん、一年間お疲れ様でした。仲間たちをとても愛しています。われわれは一 つです。最後まで闘い、必ず勝利します」と叫び、一年の労苦を慰労した。

暖かい家で家族と食事を分けあう幸福とは言えないにしても、彼らは久しぶり にこれに劣らない温みを感じた。キャンドルを持ったまま歌を歌い、冷たい地面 で酒を分けあって飲み、お互いの話を聞いた。特に、金属労組と忠南支部の幹部 は、一年間苦労した組合員のために隠し芸を披露した。

この席でヴァレオ空調コリアのイ・テクホ支会長は「とても冷たい道端で闘争 する組合員を見るたびに気持ちが痛いが、それでもわれわれは最善を尽くす」 とし「2011年の新年にも、徹底的に、真摯に、誠実に闘争していく」と意志を 明らかにした。ホ・ジェウ金属労組副委員長も「2010年を終えるにあたり、こ の席でマッコリ一杯を分けあい力強く闘争を続けよう」と伝えた。

幹部の隠し芸を鑑賞しながら、組合員たちは互いに酒を分けあった。彼らにとっ て多事多難だった一年は、人々からの慰労で力を得た。ヴァレオ支会がフランス 大使館前で座り込みを始めてすでに65日。ひと冬の寒さにもヴァレオ組合員の 心はまだ熱い。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-02 17:09:55 / Last modified on 2011-01-02 17:09:56 Copyright: Default

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