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『悩んで慎重に決定した』現代車非正規職ゼネスト

[現代車非正規職占拠座り込み日記(1)] 11月15日不法派遣闘争ゼネスト初日

キム・ミジン(蔚山現代車非正規職支会組合員) 2010.12.13 17:56

25日間の現代車非正規職の蔚山第1工場占拠座り込みが幕を下ろした。骨の髄ま で染み込む寒さと冷たい風を止めたゴミ袋、空腹をなだめたのりまき一本とチョ コバー、ショベルカーの重機で力なく壊れた工場の窓から頭を出して人間の盾 になった座込者たち。2010年の現代車非正規職の正規職化闘争は、全身で防い だ記録だった。その中で座込場に情熱を傾けたたった1人の女性労働者がいる。 同僚の食事を担当した社内下請労働者で金属労組代議員のキム・ミジン氏。金 氏の座り込み日記から、機械ばかりの工場で暮す非正規職の生と闘争をのぞい て見る。[編集者注]

2010年11月15日不法派遣ゼネスト初日

会議に会議を繰り返し、悩みんだ末に慎重に決定を下したゼネスト。
一部の正規職組合員など使用者側はバカなことだと言ったが、難しい戦いだから 誰よりも私たちが慎重に考えてまた悩んで、下した決定だった。

全工場の代議員と現場委員、反対組の組合員まで皆が15日にシート工場に 集結した。とても寒く、緊張したためなのか唇がからからにかわいた。

到着。何日か前から工事の許可も取らずシート工場の壁を崩し門を作った会社。 本当に何でもやる連中だが、気味が悪いほどきつい。不法に突き崩した壁の門 を閉じ、私たちが工場に入れないように警察を動員して防いでいた。

▲警察が催涙液をまいて組合員を押し出している。[出処:金属労組キム・サンミン宣伝部長]

15日の明け方にドンソン企業の組合員と役員が会社に入ったが、先に待機して いた用役警備の乱暴な暴力で頭を切り、骨が折れ、強制的に連行までされたと いう。それでも足りず、壁を崩して作った門に、警察バスでわれわれ組合員を 塞ぎ、後方からトラックを入れているのだ。

明け方には用役業者を入れて組合員に暴行し、頭から血が流れていても、連行 に忙しかった。ひどやつら。それでも人間か! 何の罪悪感もなく、ただ金儲け で理性を失った会社は、ライン動かすことしか考えていなかった。

シート1部工場に突入した組合員の多くが怪我をして、連行された。無茶苦茶に 催涙ガスを発射して盾とこん棒を振り回した。ある組合員は肩の脱臼で手術を 受け、催涙ガスを浴びた多くの組合員は目を開けられず苦しんでいた。私も目 が痛かった。今日、組合員にそんなことをしたのがまさに大韓民国の警察だ。

シート2部を通り、本館集会のためにわれわれは移動し、本館での集会の間ずっ と放水銃を私たちに向けていた。

[出処:蔚山労働ニュース]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-14 21:36:57 / Last modified on 2010-12-14 21:37:08 Copyright: Default

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