現代車非正規職、組合費一括控除拒否業者の閉鎖闘争に突入

「団結すると社長もあわてる。勝てるという自信がわく」

現代車非正規職支会1工場A組の夜間組組合員は、9月16日午前8時、組合費一括 控除を拒否する社内下請業者のヒョンギョン産業閉鎖闘争を行った。不法派遣 正規職化闘争が本格的に始まったのだ。

組合費一括控除拒否業者の備品類を持ち出す

ヒョンギョン産業業者閉鎖闘争に参加した1工場のオ某組合員は「ヒョンギョン 産業は組合費一括控除を拒否した。作業を終えた1工場組合員と活動家20人ほど がヒョンギョン産業に抗議訪問に行った。ヒョンギョン産業の社長は団体協約 が出来ていないので一括控除はできないといった。組合員たちが『自分の金を 私が控除する』と言っているのに、あなたの許しを受けなければならないのか、 組合費控除しないのは権限乱用だから、組合費を控除しろと抗議した」と状況 を伝えた。

続いて「活動家たちが組合費控除を要求すると、社長は団体協約を締結しなけ ればならないと粘った。われわれは不法悪徳業者を閉鎖すると宣言して事務室 の備品を持ち出した。社長の机、書類箱、コンピュータ、テーブルなどを持ち 出し、備品を持ち出す車も持ち出した」と明らかにした。

不法派遣の当事者が現場に現れる

オ組合員は「元請の警備員がヒョンギョン産業の外でスタレックス2台にぎっし り乗っていたし、元請管理者30人がヒョンギョン産業の外で待機していた。元 請の支援課が写真を撮ろうとして、争いがあった。ところが写真を取っていた 奴は酒臭かった。『酒くさいぞ』と叫んで写真を取っていた奴を事務室の外に 追い出した」とし「元請管理者は酒を飲んだ奴にわざわざ挑発を誘導させ、弾 圧の口実にしようとした」と糾弾した。

現代車非正規職支会のパク・ヒョンジェ代議員は「自分の月給も勝手にできな い会社が、なぜ法を理由に、原則を理由にするのか理解できない。もっと呆れ るのは、白昼酒を飲んだ元請の救社隊暴力警備まで動員し、故意に言い掛かり をつけることだ。韓国を代表する現代自動車がこんな途方もない蛮行を行って いる」と現代車の支配介入を激しく批判した。

「不当労働行為に対抗して全工場で業者閉鎖闘争」

現代車非正規職支会のイ・サンス支会長は「業者の社長は組合費を一括控除で きない理由として、まず団体協約理由を上げ、後で組合員が増えすぎたので業 務が過重でできないと弁解した。組合費控除をするかどうかの選択を要求した。 答えなければ現行法違反で警察に通報すると通知した。社長は午後に回答する と言ったが、われわれは『今決められなければ名ばかり社長だ』と回答を要求 した」とし「結局備品を持ち出して警察がきて、現代車支部のホン・グンギ非 正規職部長もきた。ホン・グンギ非正規職部長は『どうせ社長が整理できる問 題ではない。本館で整理する』と状況を収拾した」と話した。

続いて「午後まで回答がなければ明日は1工場全組合員を連れてくる。それだけ でなく2工場、シート事業部まで全工場で業者閉鎖闘争に突入すると通知してき た」と話した。

「団結すれば業者の社長が慌て、勝てるという自信がわいた」

現代車非正規職支会1工場のオ某組合員は「初めて抗議訪問に行った時はあまり 考えずに行った。だが社長が組合員を認めないのでとても腹が立った。闘争の 後、私たちが団結したので業者の社長を慌てさせることができ、今回の戦いに 勝てるという自信がわいた」と話した。

一緒にいた他の組合員は「組合員たちが支持しくれて良かった。みんなで上が り、集団で抗議すると社長もどうしようもない、痛快だった。これから抗議訪 問を組織する。業者追い出し闘争をする」と自信を表わした。

続いて「団結すれば、正規職だけでなく、非正規職もできるんだなと自信を持っ た。支部や正規職労働者も今日の私たちの闘争を見て感じるものがあるだろう。 こうして非正規職が団結して今日のように行動すれば、不法派遣撤廃闘争に勝 てる。がんばって闘い、ソウル羊蹄洞の現代車本社打撃闘争に行く人員を作り 出す」と力いっぱい拳を握ってみせた。

一方、今日1工場のヒョンギョン産業業者閉鎖闘争を出発点として、現代車と下 請け業者の不当労働行為に対する全工場的業者閉鎖闘争と不法派遣撤廃正規職 化闘争が秋夕後に本格化する展望だ。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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