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韓国:座込み場を離れる時、組合員たちは何を思ったか | ||||||
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座込み場を離れる時、組合員たちは何を思ったかチャン・ミョング記者 ストライキ77日目。いつ終わるのかわからない座り込みのために、「一緒に暮 らそう」という気持一つで占拠座り込みを始めてから。 8月6日に労使交渉が妥結し、占拠座り込みを終える双竜自動車組合員たち。彼 らが座り込みをしていた間、外の世界では6人の双竜車家族が息をひきとった。 工場の中ではいつも家族と思ってきた同僚と、警察特殊部隊を立てた公権力と、 命をかけて戦わなければならなかった。 彼らは今度の座り込みにどんな記憶を持っているのだろうか? この日の午後4時、荷作りを終えた組合員と、塗装2工場2階の事務室で最後の対 話をした。 次は彼らが伝えた心境だ。彼らは対話が終わった後、皆同じく「解雇は殺人だ」 と、座り込みの間、ずっと中毒になるほど叫んだスローガンをまた叫んだ。
車体チーム金某組合員:対政府闘争も労使の闘争も、現実的に意見の違いはある が、負けたのかなと思う。本当にとても苦労したのに、苦労した甲斐を感じら れずに残念だという電話をたくさん受けた。それでもこの戦いでは敗者かも知 れないが、自分との戦いでは勝者だと思う。今こうした姿勢ではどんなことも やり遂げられるようだ。 組み立てチーム朴某組合員:マスコミでは、塗装1工場が5分で鎮圧されたといっ ていたが、午前5時から午後5時まで戦っていた。報道は誤りだ。家族が止めず、 外の事情さえなければ本当に最後まで闘争したい心情だ。 KD金某組合員:正直、はじめ交渉の時、とても期待した。勝ったんだなあ、終わっ たんだなあ、そう考えた。ところがこうなったので..最善を尽くしたので惜し みはないが、悲しい。家族も両親もいなければ、支部長に最後までついて行っ ただろう。 車体朴某組合員:本当に皆がんばった。こうして戦って、後悔は残らない。結果 は別として、後悔はしていない。惜しみはないがくやしい。 組み立てチーム・カン某組合員:こうした経験は二度とできないだろう。 支援チーム・チョ某組合員:勝者も敗者もない戦いだった。職員の間でこれほど 激しく対立したことはなかった。労労間の対立を誘発させたようなことが本当 に残念だ。警察が盾とこん棒を振り回すのは、ある意味理解出来るが、職員が 撃つパチンコには本当に怒りが込み上げる。用役も同じだ。われわれは生きる ために戦っているのに、汗を流して働いて金を稼ぐ気はなく他人の人生を踏み にじる用役を見て、本当に恐ろしい社会だな、資本主義という世の中はこうい うものなんだなと考えた。 組み立てチーム・チョ某組合員:もし復職したら彼らと一緒に働けるか、自信が ない。一緒に働く人のひとりが私たちにパチンコを撃ったのではないか。そん な対立が予想されるから、復職しても希望退職を書くという組合員は多い。昨 日出て行った人の中に、この状態で解雇されるかどうか、勝ってもこの人たち とは働けない。最後まで戦ったのですっきりと希望退職を書いて出て行くと言っ た人が多い。本当に残念だ。 組み立てチーム・チョ某組合員:いくらちゃんと終わっても、数億くれるといっ ても、気分が悪いのでここには来ないだろう。ハン・サンギュン支部長をはじ め、労組の幹部は本当に頑張った。幹部はここで冬を送り、夏をむかえた。今 も手袋とマスクがカバンにある。家庭が破綻した幹部も多かった。離婚した家 庭、夫人が子供を連れて逃げた家庭...幹部なのでそぶりもみせず苦労した。 車体チョ某組合員:娘三人がいて、お父さんが病気だ。何日か前に娘たちに「愛 してる」と遺言を携帯メールで送った。すると電話で泣くので、受信拒否をし た。私が家長として家族を養い、暮らしをたてなければならなかったのに家族 に申し訳ない。それでも命をかけなければならないことが、恐ろしくもあり、 意義もあって誇らしい。
翻訳/文責:安田(ゆ) Created byStaff. Created on 2009-08-07 09:32:58 / Last modified on 2009-08-07 09:33:02 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |