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韓国:双龍車では警察が公権力でありえない理由 | ||||||
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双龍車では警察が公権力でありえない理由[メディア忠清]水と食物の遮断は反人権の違法行為
イム・ドゥヒョク
www.cmedia.or.kr / 2009年07月27日10時54分
かなり前、警察の摘発に抗議して警察の前でゲーム機を壊したゲームセンター の主人が裁判を受けるのを見たことがある。ゲームセンターの主人は「私の物 を私が壊してなぜ罪になるのか?」と抗議したが、罰金刑が宣告されたと記憶す る。韓国社会は自分の物もみだりに壊したり捨てれば罪になる。物だけではな い。夫婦げんかの時「死んでやる」という興奮した妻の言葉に「ああ! お前の 好きなようにしろ」と話した夫がいた。この話を聞いた後、妻は本当にアパー トから飛び降りて自殺した。その夫は自殺幇助罪で拘束された。人を害するだ けでなく、自分で害することも積極的に止めなければならないということだ。 それも重罪だ。 『解雇は殺人だ』とし、『一緒に暮らそう』と2か月以上ストライキをしている 双龍車労働者がいる。双龍車使用者側により一方的に選ばれた整理解雇者では ない、多くの生き残った非解雇者は、工場に出勤するとしてストライキで立て こもっている解雇労働者を攻撃した。用役と呼ばれる人々と共に、戦争ならぬ 戦争をしている。 ここに警察がいる。議論があったが、初めは解雇者と非解雇者の衝突を防ぐと いう名分で警察が投入された。ところが警察は双龍車の労使の衝突を防がない。 いや公権力という名で、いわゆる双龍車使用者側職員、用役と共に作戦を展開 している。
平沢双龍車は私兵の土地なのか 人の基本権を制限することは法律により、またこれを強制する力の行使は厳格 に制限されている。それでいくら公権力と呼ばれる警察でも、その手続きと過 剰鎮圧、または対応の議論がいつもつきまとう。ところが双龍車平沢工場では 人の基本権の制限が、息をして水を飲むように自然に行われる。
水と食物を遮断する基本権侵害から、警察の横で堂々と労組員にパチンコを撃 つ用役職員が目撃される。もちろん、警察が彼らを逮捕したり調査することは ない。双龍車平沢工場では警察が決して公権力になりえない理由だ。有罪、無 罪を別として、水と食物遮断のような基本権侵害が起きないようにする警察が これを放棄している。また警察が見ている前で労組員を攻撃する行為を放置す るばかりか、さらに彼らと共に作戦をする警察の行為はそれ自体が違法だ。そ れで、龍山惨事の時もそうだったように、双龍車平沢工場で警察は決して公権 力になりえない。ただ、統制されない物理力、暴力でしかない。 警察は双龍車使用者側と用役の暴力行為をまず処罰せよ 戦場を彷彿とさせる双龍車事態の進行はこうだ。企業回復手続きに入った双龍 車側が、大規模な整理解雇を断行し、これに労組が反発した。整理解雇過程で 双龍車使用者側は法による最低限の手続きも誠実交渉の態度も見せなかった。 解雇者の選定基準さえ一方的な通知だった。この過程で労組は工場占拠という 闘争方式を選ぶほかはなかった。 労組のストライキと工場占拠が長びき、双龍車使用者側は非解雇者と用役職員 を動員して労組員を攻撃し、大規模な衝突が起きる。この過程で自然に警察が 介入して、1週間以上警察は彼らと合同作戦を繰り広げている。催涙液を撒く警 察、パチンコを撃つ用役と、使用者側は絶妙のアンサンブルだ。 双龍車平沢工場で行われる一連の事件を見ると、警察はこの国の警察ではなく 双龍車使用者側の警察のように見える。公然と警察の目の前で暴力を行使する 使用者側の職員と用役を処罰しないばかりか、自ら作ったマニュアルにもある 医療陣の出入と食物の原則的な搬入も守っていない。 国語辞典には、「公権力[こうけんりょく]:[名詞]〈法律〉国家や公共団体 が優れた意思の主体として国民に命令して強制できる権力」となっている。双 龍車使用者側職員と用役が国家権力に替わる主体でなければ、警察はまさに彼 らをまず処罰することだ。 飲料水と食物も遮断された労組員の座り込み解散に血眼になる姿は、国家権力 自身が何の名分も正当性もないことを反証するだけだ。龍山惨事だけでなく、 偏狭な国家権力の行使が持たらした歴史の教訓を警察は忘れるな。
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-07-30 00:19:21 / Last modified on 2009-07-30 00:19:24 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |