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韓国:尾浦闘争が妥結
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蔚山、尾浦闘争が劇的に妥結、ヨンイン企業に優先復職

尾浦造船側「キム・スンジン議長を解雇しない」

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2009年01月23日14時53分

尾浦闘争が1月23日午後1時40分頃、劇的に集結した。

現代尾浦造船のイ・ホンウ労働者が投身してから71日、民主労総蔚山本部の イ・ヨンド前首席副本部長と現代尾浦造船のキム・スンジン労働者が煙突籠城を はじめてから31日目だ。

現代重工業使用者側と民主労総蔚山本部は一日前の1月22日、尾浦闘争を正月前 に終えることに共感し、午後4時から夕方8時まで某所で交渉を行い、ヨンイン 企業労働者優先復職などに意見を接近させた。

交渉を終えた民主労総蔚山本部はこの日の夜10時、現代尾浦造船の三つの現場 組織で組まれた現場対策委に意見接近案を説明し、翌23日の午前8時に民主労総 蔚山本部事務室で支援対策委と懇談会を開き、前日の交渉内容を知らせた。

支援対策委は、民主労総蔚山本部が使用者側と最終合意書にサインする前、 現場対策委と最終合意内容を共有することを要求した。

午前8時10分頃に緊急運営委員会が開かれ、前日の交渉内容を説明した民主労総 蔚山本部は、23日午前11時に現代重工業と最後の合意のために交渉に入った。

民主労総蔚山本部と現代重工業は、現代尾浦造船の三つの現場組織で構成され た現場対策委労働者の免責問題をめぐり終盤まで対立したという。

現代尾浦造船の団体協約によれば、労働組合活動ではない禁固以上の司法処理 を受ければ解雇されるという条項がある。

現場対策委所属三人の労働者が警察の公権力行使を防御する過程で警察に暴行 を加えた疑いを受けており、これまで現代尾浦造船労組は尾浦闘争に関する 現場対策委活動を労働組合活動と見ず、現場活動の中断を要請をしてきたので、 彼ら三人の労働者が司法処理されれば解雇されることもあるからだ。

民主労総蔚山本部と現代重工業-尾浦造船は、イ・ホンウ組合員には労災に準じ る処遇と治療完了後に医師の所見により原職復帰し、障害が残る場合、本人と の合意の下で現場配置するという内容で合意した。

またヨンイン企業の労働者は2月7日までに現場に復職させ、賃金の部分は調停 期間を経て合意できなければ高裁判決に従うと合意した。

高空籠城中のキム・スンジン組合員には「解雇しない。だが現代重工業所有の 煙突籠城に対しては、損害賠償請求による民事上告訴は取り下げられない。た だし、損賠による法院の仮差押さえ判決があってもキム・スンジン個人への 仮差押さえはしない」と口頭で合意したという。

イ・ホンウ労働者を投身させた現場弾圧責任者の処罰は、処罰について文章で 整理できないという使用者側の主張で合意書に入らなかった。

イ・ホンウ組合員と現場対策委は、11月30日にヨンイン企業復職、現場弾圧中 断と責任者処罰、労災承認、キム・スンジン懲戒撤回、過剰鎮圧で身を投げる ことになった責任者の処罰など七つの要求を作り、民主労総蔚山本部に交渉権 を委任していた。

一方、31日間、100メートルの煙突の上で寒さと空腹に耐えて高空籠城を続けた イ・ヨンド、キム・スンジンの二人の労働者は、合意の知らせが伝えられると、 籠城物品をまとめて煙突から降りる支度をしているという。

また10日間イジョンマン入口煙突の下の路上で徹夜野宿ハンストを続けていた 進歩新党の断食者たちも、民主労総蔚山本部と現代重工業-尾浦造船使用者側の 合意によりハンストを終えた。(イム・テミ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2009-01-27 18:07:41 / Last modified on 2009-01-27 18:07:43 Copyright: Default

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