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保健医療労組が部分スト突入

使用者側代表の嶺南大医療院でスト勝利決意大会を開催

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年07月29日10時49分

ついに保健医療労組がストライキに突入した。保健医療労使は昨日(7月28日)、 中央労働委員会の最終調停会議を行ったが合意できず、結局、交渉は最終的に 決裂した。中央労働委員会は昨日の夜11時の調停会議で「労使の立場の違いが 大きく、意見の調整は難しいと判断される」とし『調整中止』を決定した。

そのため保健医療労組はストライキ突入を宣言した。保健医療労組は「使用者 側共同代表と一部の反対で、賃金と産別協約でかなり意見が接近したが、交渉 は最終妥結に至らなかった」とし「産別交渉の決裂で、保健医療労組123支部は 今日(7月29日)から産別ストライキに突入する」と発表した。

保健医療労組は「産別交渉での核心的な争点のほとんどで意見が接近し、一部 使用者側の交渉の意志さえあれば十分に妥結できるという点と、必須維持業務 施行元年だという点、また患者の被害を最小化するために」全面ストではなく 部分ストライキを選択した。保健医療労組は「交渉と打撃闘争を併行させ、闘 争の程度を調節していく方針」と明らかにした。そのため保健医療労組は使用 者協議会の共同代表を引き受けた嶺南大医療院で集中打撃闘争を始める計画だ。

嶺南大医療院は、昨年末から不当解雇撤回を要求する組合員の座り込みに対し、 使用者側が救社隊を投入するなど、深刻な労使対立があった。また嶺南大医療 院使用者側は、慶北地方労働委員会で不当解雇判決を受けた3人の組合員に復職 措置から3か月後に再解雇している。これに対して慶北地方労働委員会は、再び 不当解雇と判定した。嶺南大医療院の使用者側はこうした地方労働委員会の判 決を不服として中央労働委員会に提訴、中央労働委員会は地方労働委員会の決 定を逆転して適当な解雇だと決定し、労組から強い批判を受けている。

こうした嶺南大医療院使用者側の強硬な態度は、産別交渉でも良い影響を与え なかった。保健医療労組によれば、使用者協議会共同代表のシム・ミンチョル 嶺南大医療院長は、交渉決裂の直後「今年、交渉をしてみると、労組はいつも 『金より生命』と叫ぶが、実際は『生命より金』にこだわっているようだった」 と話したという。

これに対して保健医療労組は、「人材補充と医療機関評価制改善で、患者たち により良い医療サービスを提供する闘争、病院給食での米国産牛肉使用禁止で 安全な患者給食を確保する闘争、金儲け医療制度に反対する医療民営化阻止闘 争に立ちあがる組合員の大切な心が、患者の生命を度外視した利己的な闘争な のか」とし「今回の調整の過程で破格的に私立大の賃金を削れと叫んだシム・ ミンチョル共同代表、せいぜい賃金わずかな残すと5年目産別交渉を破綻させ、 労使の信頼を破ったシム代表こそ、自ら元に戻せない誤った判断をしたことを はっきりと理解させる」と警告した。

保健医療労組は今日(29日)の午後2時に嶺南大医療院ロビーで『産別ゼネスト総 力闘争勝利決意大会』を開催する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-02 07:52:35 / Last modified on 2008-08-02 07:52:36 Copyright: Default

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