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キリュン電子、面談要求に罵声、暴力

交渉妥結の直前に会社側が交渉決裂宣言。キリュン労働者は無期限断食に突入

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年06月18日20時38分

「働きたい」と言って金属労組キリュン電子分会が集団断食に突入して8日目の 日、闘争を始めて1030日になる日に彼らに戻ってきたのは悪口と暴力だけだった。

「80年代にもこんな使用者はいなかった」

牧師正義平和実践協議会、天主教正義具現全国連合、実践仏教僧伽会、民教協、 民弁、女性界、民主労働党、進歩新党など、宗教社会団体の代表者が6月18日に 記者会見を開いた後、キリュン電子のチェ・ドンニョル会長との面談を要求し てキリュン電子を訪問した。

だがキリュン電子の管理者らは「なぜ他人の家に入ってくるのか」とし、出て 行けというだけだった。彼らがしつこく面談を要請すると、管理者らは「5分後 に回答する」と言ったが、10分程度が過ぎて警察と刑事が現れただけだった。 管理者たちは消え、面談を要求する宗教社会の人々と刑事の小競合が一時間ほ ど続いた。

金属労組ソウル支部の集会が予定されていた午後4時頃、50人ほどのキリュン電子 職員が突然集まった。彼らは悪口をあびせながら、正門の前にいたキリュン 分会の組合員を押し出した。この過程で一人の組合員が失神してしまった。

キリュン電子中に残っていたキム・ソンボク牧師は「80年代に仁川で労働者の 問題を解決した時も、これ程ではなかった」と舌を打った。面談を斡旋して 事態を終わせようとしていた刑事も堪え難い表情になった。

金属労組ソウル支部の集会に集まった労働者たちは座り込みを、キリュン電子 の中にいた宗教社会の人々も頑強に粘り、キリュン電子総務理事が刑事を通し て工場の外で会おうという意を送ってきた。30分程度の短い面談での回答は 「明日(18日)五時までに面談要請の答を送る」ということだけだった。

「キリュン電子の要請文は対話をしようということ」

この日の記者会見で、宗教社会団体の人々はキリュン電子非正規女性労働者の 問題の解決を要求した。

5月11日、キリュン分会のソウル市庁前照明塔高空籠城後、ソウル地方労働庁の 仲裁で交渉が再開した。交渉でキリュン電子のペ・ヨンフン社長は「正規職化 は難しいが、いろいろな方法で雇用を中心に議論しよう」と既存のキリュン電 子の対応とは違う姿勢を見せた。キリュン分会も変わった会社の態度から、交 渉に期待をかけていた。

『子会社雇用1年後に正規職化』という内容で交渉妥結の直前まで行ったが、 6月11日に会社側は「部長、次長などの中間管理者24人中23人が反対した」と いう理由で突然交渉決裂を宣言した。キリュン分会組合員は交渉が決裂したた め、無期限ハンストに突入した。

6月18日の記者会見に参加した宗教社会団体の人々は、突然急変した会社側の態 度とともに、16日にハンギョレ、朝鮮日報などにキリュン電子が出した広告に 怒った。

キリュン電子役職員および労使協議会名の広告は、「デモをしている人々は、 キリュン電子の職員ではない。彼らの不法デモで大きな経済的損失を受けた」 という内容だった。

ソン・ギョンドン詩人は「新聞社あたり700万ウォンにのぼる高額な広告を出し てまで、会社が被害をこうむったと主張するなどとんでもない」とし「広告文 に『正当な要求は傾聴する』と書かれているのだから面談を要請する」と話した。

記者会見の参加者は「正規職労組の非正規職無視だけでも世の中悪いことだと 非難した彼らが、見ていられないほどの逆境を越えてきた非正規職女性労働者 を無視している」としてキリュン電子会社側を糾弾した。

キリュン電子の総務理事に会ってきた後、彼らは「今日のキリュン電子会社側 の態度に怒っている。キリュン電子会社側だけでなく、ハンナラ党、労働部な どを圧迫していく」と明らかにした。16日から市民社会の人々は、リレー同調 断食をしており、28日に『正規職化要求1000人同調断食』を計画している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-20 07:42:53 / Last modified on 2008-06-20 07:42:54 Copyright: Default

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