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ニューコア、ホームエバーとも交渉中断

[10:00]会社側、「座り込みを解除する前に追加交渉はない」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月18日20時57分

ニューコア労使の交渉も午前8時30分頃に中断した。

午前5時30分頃、決裂の危機から会社側が「進展した案を提示する」と発表し、 また交渉が再開されて3時間後の事だった。交渉中断以後、1時間ほど労働部の 仲裁があったが、これも大きな効果がなかった。

ニューコア労組のキム・ホジン副委員長は、「今回の交渉で会社側がこれまで 欺瞞的に交渉に臨んできたことが証明された」とし「案はむしろ後退した」と 話した。労組側によれば、会社側が提案した契約解約者に対する復職も、1回 性の復職であり、3か月、7か月、10か月から選択して契約期間が満了した後は 契約解約される方式だったことが分かった。

また1年延期、外注化中断についてニューコア労組は、「1年間の正規職の転換 配置と非正規職の解約は火を見るより明らかだ」とし「外注化を中断する意志 が会社にあるのなら即刻中断すべき」とこれまでの労組の方針を確認した。

ニューコア会社側もホームエバー会社側と同じように「座り込みを解除しなけ れば追加交渉はない」という立場に固執した。

ニューコア、ホームエバー労使の交渉がすべて中断したことで、座込み場への 圧力はさらに強まるものと見られる。ひとまず会社側は公権力投入や職場閉鎖 などの極端な措置は考慮していないが、以前の立場から見て、極端な状況に対 する憂慮は相変らず存在している。

ニューコア労組とイーランド一般労組はどちらも絶えず会社側に交渉再開を要 求しているが、会社側は現在これを受け入れていない。

そのためひとまず昨日(18日)の夜8時頃から始まった交渉は、今日(19日)の午 前10時にすべて終了した。

ホームエバー交渉中断
[06:50]交渉再開10分で会社側「座り込み解除前まで交渉はしない」

午前6時10分、ホームエバー労使の交渉が中断した。事実上の決裂だ。午前6時 に交渉が再開された後、10分後のことだった。

会社側は「座り込みを解くまではこれ以上交渉はない」という立場を明らかに して交渉の場を立った状況だ。交渉中断に対する労使のブリーフィングがあった。

労働側を代表して、イーランド一般労組のホン・ユンギョン事務局長は「労組 としては出せないような譲歩案を提示したのに、会社側は相変らず座り込み解 除だけに焦点をおいており、譲歩案については議論もできなかった」とし、 「われわれは20日間、生存をかけた切迫した戦いをしているのだから、懸案を めぐっていつでも交渉する」と明らかにした。

会社側を代表して出てきたホームエバーのオ・サンフン代表理事は「会社側が つねに要求してきたことの一つは座り込み解除」とし「座り込みを解くまでは これ以上の交渉はしない」と明らかにした。オ・サンフン代表理事は労組側の 譲歩案に対して「会社は18か月以上の労働者の雇用保障を約束し、3か月以上 18か月未満の労働者は会社の裁量に任せざるをえないのではないか」と話した。

労組は最後まで「最低限、労組が座り込みを解く退路は開くべきではないか」 とし、損賠仮差押さえ、懲戒、告訴告発の取り下げを要求したが、会社側は 「法の通りにする」という立場に固執した。

交渉の中断でイーランド一般労組は21日に予定されている2次集中打撃闘争を そのまま進行する計画だ。その後の闘争も計画のとおりに進める予定だ。

しかし事態はさらに悪化する展望だ。労働部の李相洙長官は「今日、交渉が妥 結できなければ公権力を投入」と話していた。会社側もまた「不法占拠解除の ための格別の措置をする」と明らかにしている。結局『まず座り込み解除』の 立場に対する会社側の固執が対話中断の事態につながった。

なお、ニューコア労使は交渉を進行中だ。

会議中断と再開を繰り返して交渉を持続
[06:00]ニューコア、一時決裂の危機、労使終盤の綱引き

交渉は会議中断と再開を繰り返しつつ、明け方の5時50分現在も進められている。

ホームエバーの場合、労組側はこれまで主張してきた『3ヶ月以上の労働者雇 用保障』案を撤回し、電撃的に譲歩案を提示した。これに対して労使が交渉を 続けている。

午前5時頃に会議が中断しているが、イーランド一般労組のホン・ユンギョン 委員長は「労組は譲歩案と共に組合員が安全に座り込みを解く最小限の安全装 置だけは保障してくれと要求した。だが会社側は無条件に占拠座り込みの解除 を固守している」とし「これは労組側に白旗投降を要求することだ」と交渉の 進行状況を説明した。

ニューコアは一時、決裂の危機に置かれていた。ニューコア会社側が昨日の交 渉で提示した案をそのまま固守している状況で、これを受け入れなければ交渉 ができないとし、交渉場を蹴って出て行ったと労組は伝えた。以後、会社側は 労組側に「労働部立会いの下で労使の立場を最終的に整理しよう」と提案して、 労組は「交渉決裂の意志なのかどうかを確認してくれ」と要求した。

労組は交渉を続けていこうという立場だった。会社側も交渉の決裂は否定して いる。しばらく前の午前5時55分頃、ニューコア労組のパク・ヤンス委員長は 「会社側が新しい案を作ったと言うので、交渉に入る」と話し、交渉場に入っ た。ひとまず交渉は続けられる予定だ。

ニューコア会社側が主張する案は、即時座り込み解除と正規職の今年の賃金凍 結と、来年の賃金は会社側に委任することを前提とした外注化中断1年延期、 正規職転換配置撤回受け入れ不可、告訴告発交渉により善処を考慮などだ。

ホームエバーも午前6時頃に交渉を再開した。

ホームエバー労働側「3ヶ月以上の雇用保障要求案を撤回」
[02:50]破格な案に対しても会社側は「座り込み解除」だけ、外注会社が野宿者を集めて「上岩洞に行く」

イーランド一般労組が重大な決定を下し、会社側に譲歩案を提示した。

午前2時20分頃、ホームエバーの労使交渉が中断した直後にイーランド一般労 組のホン・ユンギョン事務局長は、「労組は難しい決断だが、ひとまず3ヶ月 以上の労働者に対する雇用保障要求を撤回した」と明らかにした。これは労組 の電撃的な提案で、交渉場の前に私服警察が配置され、座込み場に公権力投入 が差し迫ったことに対する負担が強く作動した結果だ。

▲キム・ギョンウク委員長は沈痛な心情を隠さなかった。

労組側は3ケ月案を撤回して会社側に18ケ月未満の労働者の雇用をどう保障す るのかに対する案を提示するよう球を投げた。しかし会社側は『18ヶ月以上の 労働者の雇用』だけに固執している。また労組は最低、今組合員たちに対する 損賠仮差押さえと懲戒などを撤回することを要求したが、これに対して会社側 は「法の通りにする」という立場を曲げていない。

こうした破格の譲歩案に対しても、会社側は『まず座り込み解除』の立場を曲 げていない状況だ。労組が破格の譲歩案を出しても会社側が主張を曲げないこ とで結局交渉は再び膠着状態におちいった。

交渉会議が中断した直後、記者に譲歩案をブリーフィングしながら、労組側交 渉委員のキム・ギョンウク委員長とホン・ユンギョン事務局長は沈痛な心を隠 せなかった。イーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長は「18か月未満の 組合員をはじめとする労働者に本当に申し訳ない」とし「しかし会社側が名前 も知らない路上生活者まで動員して、座込み場の侵奪を準備している状況で、 そのような事態だけは防がなければならないという思いが優先した」と心境を 伝えた。

続いてキム・ギョンウク委員長は「われわれはこのようにすべてを出したのに、 会社側はあざ笑いながらもっと多く出せと話している」とし「会社側はただ無 条件の座り込み解除だけに固執している」と会社側の態度を批判した。無条件 の座り込み解除の要求に対し、労組は「今そのまま座り込み解除すれば、交渉 委員も全員連行されるはずだ。それでは誰と交渉しようとするのか」と尋ねて、 会社側は「それは政府が処理することだ」と無視したと労組が伝えた。

ひとまず、労組がこれまでの核心要求であった『3ヶ月以上労働者の雇用保障』 を撤回した状況で、今後の交渉の進展は会社側の態度にかかっている。

ホームエバー労使の交渉は3時頃に再開される予定で、ニューコア労使は3時頃 に会議を中断して3時30分頃交渉を再開する予定だ。

一方、キム・ギョンウク委員長の言葉の中に出てきた「会社側が名前も知らな い路上生活者を動員して座込み場を侵奪しようとしている」という話は事実と 確認されている。

野宿者相談をしているある活動家の情報提供によれば、今夜10時頃、永登浦の 公園で野宿者を対象に撤去用役を集めるとして、外注会社が現れた。この過程 で20人程度が集まり、彼らは午前11時頃、上岩洞のホームエバーに行くといっ たという。情報を提供した活動家は、ソウル駅と永登浦駅で野宿者募集を続け ていると伝えた。

ホームエバー・ニューコア、分離交渉開始
[23:15]労組側「会社側言論プレイ中断」要求し、一時会議中断

午後11時ニューコア、ホームエバーがそれぞれ分離交渉に入った。

交渉に入ったニューコア労組のパク・ヤンス委員長は「最後までやる。勝つま でやる」と交渉の意志を述べた。

午後8時30分頃に再開した交渉直後、会社側は交渉場で提案される前に「今日 が最後の交渉だ。12時までの期限をつけて交渉する」と記者に話して問題になっ た。労組は「言論プレーを中断しろ」とし「期間を決めた交渉はありえない」 と強く問題提起した。9時頃に会議中断した交渉は9時10分頃再開された。

労組は交渉開始前に会社側の話についての事実確認を要求し、言論プレーへの 謝罪を要求した。労組の釈明要求に会社側は「釈明はできず、訂正もありえな い」と対抗し、「広報チームは交渉委員とは関係ない人」と一蹴した。

労組は「12時までという期間を決めようというのは、労組をすみに追い詰めて 交渉をしようということであり、明らかに不公正な交渉だ」と反論した。会社 側は「事実ではなく、進展した案があれば期間を延ばせる」と答えたという。 イーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長は「会社側が公権力投入の手続 きを踏んでいるようだ」と指摘した。

会社側は「中間ブリーフィングが問題なら、やらない」という立場を明らかに した。労組はこれを受け入れて、交渉は再開された。

一方、交渉場の前には私服警察と思われる人々が集まっている。もし交渉決裂 が宣言されれば、逮捕令状が出されている労組の指導部が緊急逮捕がされるの ではないかという憂慮がある。

労組、「会社側の態度、交渉難航に」
[21:20]会社側「交渉12時まで」一方通知に労組交渉中断

イーランド会社側の広報室から、交渉再開直後に「今日が最後の交渉であり、 午後12時まで交渉が終わらなければ決裂させる」と話したことについて、労組 側が「交渉で話していない」として「会社側は言論プレーを中断しろ」とし、 交渉を中断させた。会社側の一方的態度が再び災いをよんだ。

▲会社側は「今日12時まで」交渉をすると労組側に一方通知した。

イーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長は「これまで会社側の広報チー ムは事実と異なる部分を言論に公開することで言論プレイをしてきた」として 「会社側が交渉期間を決めて、それまでにできなければ決裂だと言ったのも、 言論プレイを通して交渉を難航に陥らせるもの」と指摘した。

続いて「労組は今の状況に対して強く抗議し、会社がこのような言論プレイを これ以上しないことを約束しろ」とし「公権力投入を既定事実化して、時間ま で決めて交渉をするのは不公正な交渉だ」と会社側の姿勢を強く批判した。

午後9時10分頃、労組側交渉委員は会社側の姿勢に抗議するためにまた交渉場 に入った状況だ。

会社側、「今日が最後、期間を決めて交渉する」
[20:50]労組、「組合員たちが怪我をせずに家に帰れるように」

昨日(7月17日)夕方8時30分頃に中断した交渉が、今日(18日)の午後8時30分頃、 京畿地方労働庁安養支庁で再開した。昨日交渉が中断し、会社側は「午後12時 までに座り込み解除」を交渉再開の前提条件にしており、交渉再開が不透明に なることもあった。

▲イーランド-ニューコア労使双方が交渉に出た。

会社側は今日の交渉を「最後の交渉」と話した。イーランドグループのチェ・ ソンホ広報理事は交渉再開直後、「会社は今日の交渉が最後で、追加交渉はな い」とし「今夜12時まで期間を決めて会議中断なく交渉を進めることを労組側 に提案する予定で、最大限妥結のために努力する」と明らかにした。

ホームエバーのオ・サンフン社長も「これまで会社側は主要争点について十分 な時間をかけたと思う」とし「会社が労組側に提案した譲歩案を積極的に受け 入れ、座り込みを中断することを要求する」と明らかにした。

そのため今日の交渉が成果を出せなければ現事態は公権力投入などで破局をむ かえる可能性が高い。会社側は昨日、交渉中断直後に「座り込みを解かなけれ ば不法占拠を解除するための格別の措置を検討する」と語っており、労働部の 李相洙長官も今日午前のブリーフィングで「今日の交渉で問題が解決しなけれ ば適切な方法で売り場占拠の状況を解消したい」と公権力投入切迫を示唆した。

だが労組は「座り込みを解かない」という立場で対抗しており、会社側の案が 絶対譲歩案でないことをいちいち指摘している。

実際、ニューコアでは、会社側は外注化中断を提示したものの『1年延期』と 『正規職の賃金削減』が前提だ。労組は「外注化を1年延ばすということ」と 反論しており、ホームエバーでは労組の『3ヶ月以上の労働者雇用保障』につ いて団体交渉ですでに労組と約束し、施行すべき『18ヶ月以上労働者の雇用保 障』に固執している状況だ。

このように労使がするどく対抗していて、今日の妥結は難しいのではないかと 思われる。

イーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長は交渉場ではじめに「頼むから 組合員が怪我をせずに家に帰れるように願う」として「会社側はもう少し誠実 に交渉に臨まなければならない」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-21 03:11:06 / Last modified on 2007-07-21 03:11:07 Copyright: Default

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