ニューコア-イーランド共対委、人権委に緊急救済を申請

「警察封鎖人権侵害」、不買運動に合流する市民団体が次第に広がる

ニューコア-イーランド共対委、「もし火災が発生すれば大惨事に」
国家人権委員会に緊急救済申請

ニューコア-イーランド一般労組共同闘争委員会がキムスクラブ江南店とホー ムエバー上岩店で占拠座り込みを続けている中で、占拠座り込みを支援する さまざまな行動が進められている。

警察と会社側の外注職員による座り込み場の出入口封鎖は常軌を逸しており、 7月13日に構成された『ニューコア-イーランド流通サービス非正規労働者労働 基本権保障のための共同対策委員会』(ニューコア-イーランド共対委)は国家 人権委員会に『イ・テクスン警察庁長官他、姓名不詳の警察約3000人』を対象に 緊急救済申請を出した。

現在、ニューコア労組が占拠座り込みを行っているキムスクラブ江南店では、 座込み場のある地下1階に通じるすべての出入口を会社側が封鎖した状況だ。 イーランド一般労組が占拠座り込みをしているホームエバー上岩店は座込み場 に入る顧客出入口を警察バス20余台で警察が完全に封鎖している状況だ。

▲ニューコア会社側はキムスクラブ江南店地下1階座込み場に通じる出入口を鉄の棒で溶接して封じ込めた。［出処:ニューコア労組］

▲警察はホームエバー上岩店1階出入口を警察の車を利用し何重にも囲んで封じ込めた。/チャムセサン資料写真

ニューコア-イーランド共対委は陳情書で「警察の封鎖行為により被害者らは 外に出ることはできるが、一度出ると入ることができず、生活必需品などの搬 入では生理用ナプキンさえ警察に何度も確認されて通っている。家族が訪ねて きても会えない境遇にある」とし「すべての通路が溶接されたり鎖で巻かれて いて、もし内部で火災が発生でもすれば大惨事が起きる状況」と警察と外注職 員の封鎖行為を説明した。

警察出入口封鎖、憲法違反で国民保護の権利も剥奪

続いて、出入口封鎖は△憲法第10条人格権、△憲法第12条身体の自由、△憲法 第10条幸福追及権(家族と会う権利、安全な権利)を侵害する行為であり、警察 の行為は、△適法手続きの原則、△無罪推定の原則などに違反しており国家は 国民を保護する義務に反していると指摘した。

ニューコア-イーランド共対委は、「こうした警察の行為は人権侵害を構成す る」とし「被害者の侵害状況は今すぐ救済されなければ何の実効性もない。 被害者が警察の封鎖で非常に大きな苦痛を受けている状態なので、緊急に 救済申請をする」と発表した。

不買運動拡散、連帯酒屋も開かれる

一方、明日(17日)、高麗大学校の民主広場では『ニューコア-イーランド、ス トライキ基金用意のための連帯ハンマダン』が午後6時から開かれる。ニュー コア労組とイーランド一般労組は当初、占拠座り込みの長期化を予想せずに始 めたためとても闘争基金が足りない状況だという。ホームエバー上岩店占拠座 り込み者たちは、一時家から弁当を持ってきて食事していた。

また不買運動もさらに広がっている。民主労総と民主労働党が不買運動を宣言 したのに続き、参与連帯、緑色連合などの市民団体も不買運動を宣言した。彼 らは労組の要求案が受け入れられるまで、全国約60のイーランド系店舗で不買 運動を行う計画で、毎週土曜日を不買運動の日として、1人デモなどをする予 定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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