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鉄道労使『正面衝突』...ストライキは不可避か

鉄道公社「不法ストライキ」 vs 鉄道労組「約束ぐらい守れ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年11月14日18時06分

鉄道労組-貨物連帯共同ストライキが二日先に迫った中で鉄道労組と鉄道公社の 対立が極端に駆け上がっている。鉄道労組-貨物連帯は11月16日04時からのスト ライキを予告している。

▲李哲鉄道公社社長、オム・ギリョン鉄道労組委員長

今日(11月14日)、プレスセンターで鉄道公社と鉄道労組はそれぞれ記者会見を 開き、攻防戦を繰り広げた。

李哲鉄道公社社長、「明白な不法行為」

李哲鉄道公社社長は直接記者会見で、『不法』と『厳正対処』等の言葉を繰り 返し、強硬な態度を変えなかった。李哲社長は『対国民要請文』で、鉄道労組 に「不法ストライキで得られるものは何もないということに留意しなければな らない」とし「不法ストライキの主導者だけに責任を負わせない。不法ストラ イキに参加する人すべてが各自自身の行動に責任を取らなければならない」と 話して圧迫した。

李哲社長の『不法』の根拠は相変らず中央労働委員会が回付した『職権仲裁』 だった。李哲社長は「中央労働委員会の仲裁決定後のストライキ突入は明白な 不法行為」とまた一度確認した。

また鉄道労組の要求事項についても李哲社長は「争議行為の目的として正当ま たは堂々としたものなどでない」と非難した。鉄道労組が要求している構造調 整撤回と1人乗務撤回、解雇者復職などに対して李哲社長は「勤労条件の改善と は無関係」と規定した。

オム・ギリョン鉄道労組委員長、「約束は破り、交渉は懈怠し」

これに対して鉄道労組もすぐ反論した。オム・ギリョン鉄道労組委員長は鉄道 公社の記者会見直後に緊急記者会見を開き李哲社長の発言にいちいち反論した。

鉄道労組のオム・ギリョン委員長は「鉄道労使紛争の核心的な問題は鉄道公社 側が約束を破ったこと、中労委が4か月後になくなる悪法である職権仲裁により 鉄道労使の交渉を妨害したこと」と説明した。鉄道労組は「鉄道公社は団体協 約で人員を削減する時は労使が事前に協議することになっているが、一方的に 削減を進め、1人乗務も団体協約の約束を破って未合意の状態で一方的に施行し ている」として「人材補充も団体協約で『欠員が発生すれば直ちに補充する』 となっているがこれを守らない」と鉄道公社側の主張に反論した。

オム・ギリョン委員長は鉄道公社の『不法ストライキ』の立場に対して「もし 反憲法的で違法的な職権仲裁によりかかり、不誠実な交渉を続け、組合員の分 割統制と労働組合の弾圧を続ければ、鉄道労働者の深刻な怒りに直面する」と し「交渉の進展は汎政府次元の解決の意志にからむと判断し、全く進展がなけ れば労働組合失脚プログラムと見なして鉄道と貨物は予定通りに共同ストライ キに突入する」と声を高めた。

鉄道労使は双方とも今日の交渉をはじめ、進展した案を持って対話を続ける 予定だが、現在の状況としては立場の違いを狭めることは難しく、ストライキ は不可避なものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-17 12:26:35 / Last modified on 2007-11-17 12:26:36 Copyright: Default

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