本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:金属労組、100余の事業場でストライキ
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1143122904938St...
Status: published
View


「非正規職を撤廃して工場に帰ろう」

金属労組、 15日に100余の事業場で2万2千人がストライキ

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net

15日金属労組ゼネスト決意大会に江南のアジアセメント本社前に集まったソウル、京畿、マンド支部の組合員

「3月15日は非正規職撤廃の日」と書かれた垂れ幕を持つ金属労組京畿支部の組合員

非正規事業場4社とオリオン電気問題解決を要求し、15日に全面ストを行った 金属労組が、全国100の事業場で2万2千人が4時間ストライキを行ったと明らか にした。

金属労組は15日の午後3時ソウルのアジアセメント前で1000人、亀尾オリオン 電気工場前で3500人、順天現代ハイスコ工場前2000人、清州のサンダン公園 1500人、仁川KM&I工場前600人、計およそ8千人が全国5地域で全面スト決意大 会を開き「非正規職を撤廃して工場に帰ろう」と叫んだ。

特に亀尾オリオン電気工場前の決意大会には、1996年以後最大規模の金属労組 大邱、慶州、蔚山、浦項、亀尾支部から3500人の組合員が集結し、3年間雇用 保障の約束を破りオリオン電気工場を清算した投機資本と盧武鉉政府を糾弾し た。また、コオロンの組合員が高空鉄塔座り込みをしているコオロン工場まで デモ行進し、警備室のガラス窓を破るなどで抗議を表わした。

清州サンダン公園でも1500人が集まり、ハイニックスマグナチップ事態の解決 を要求した。その後忠北道庁までデモ行進して、タマゴを投げた。2000人が集 まった順天現代ハイスコ工場前の決意大会でも、確約書履行を要求する抗議が 続いた。これに関し、民主労総光州全南本部が現代ハイスコ側が確約書を履行 しなければ、4月に地域本部次元のストをすることを明言した。

使用側との面談の前にシュプレヒコールをあげる崔ヨンギュ金属労組事務局長、キムソヨン キリュン分会長など代表団

「非正規職撤廃」、「キリュン問題解決」などと書かれた大型の垂れ幕を持つキリュン電子組合員

金属労組のソウル、京畿、マンド支部が集まった江南アジアセメント前の決意 大会で、金チャンハン金属労組委員長は「この事態をとうてい目を開いて見て いられず、闘争を決意した」とし「断食もし、雪に覆われた道で三歩一拜もし た。今日のストで5つの事業場の問題の解決を要求しているが、今日で解決し なくても敗北とは思わない」と組合員たちを励ました。

金チャンハン委員長は「非正規職問題は今後も続く問題で、私たちの闘争も続 けられなければならない」とし「"非正規職の問題を解決できなければ、どう して組合員の暮しが守れるか」と演説した。合せて「非正規職問題解決の根を おろすため、われわれは今日ストした。根をおろし、新しい芽を出し、幹が育っ て花が咲くまで、苦難の道だが、こつこつと進もう」と話した。

決意大会を終えた後は人間の帯でアジアセメントの周囲を完全に取り囲んだ。

ソウル地域の決意大会を終えた後、金属労組ソウル支部長、キリュン電子分会 のキムソヨン分会長などがアジアセメント側と面談し、組合員は色とりどりの 布に「非正規職撤廃」、「集団解雇撤回」などのスローガンを書き、アジアセ メントの建物周辺につけた。続いて千人が手に手を握り、アジアセメントの建 物を取り囲む人間の帯をつないでスローガンと叫び、声をあげた。

金属労組は、現代ハイスコ、ハイニックスマグナチップ、キリュン電子、KM&I、 オリオン電気などの懸案事業場の問題が解決するまで闘争を続ける立場で、そ のために来月に予定された民主労総の循環ストライキなどに参加するなど、程 度を高めて行く計画だ。

2006年03月16日16時18分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2006-03-23 23:08:24 / Last modified on 2006-03-23 23:08:25 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について