KTX乗務員、「全面ストライキ! 1ヶ月は戦う覚悟」

ソウル駅でストライキ出征式開催、 高速鉄道に宣伝物付着

呉ドヨプ記者 odol＠jinbo.net

ソウル駅待合室でストライキ出征式を持つKTX乗務員

KTXに乗ってソウルに来た乗客が出てくる

ソウルKTX列車乗務支部は22日の午前11時にストライキ出征式をソウル駅で開 き、『KTX女乗務員は物ではありません』という宣伝物を高速列車客室に付着 する宣伝戦を行った。乗務支部はストライキ出征式で「最低1ヶ月は戦う決意 でストライキを準備した」と決意を明らかにした。ソウル、釜山のKTX乗務員 支部は、組合員のストライキ賛否投票で88%の賛成で3月1日にストライキに入 ることを決議した。

乗務支部は「KTXの乗務員は鉄道流通に委託されていて、賃金不払い、人権蹂 躙、低賃金など苦痛の歳月に耐えてきた。ところが今回は、監査院が不良企業 と判定したKTX観光レジャーにまた私たちを委託させようとしている。KTX観光 レジャーは乗務員運営経験が全くない会社だ。乗務員は乗客の安全の責任を負 う役割だが、KTX観光レジャーに委託することは国民の生命を売るのと同じだ」 と主張する。

KTX客室にステッカーを付けている組合員

顧客の安全を委託処理するKTX

ミンセウォン乗務支部長は「列車乗務員のうち、KTX乗務員だけが外注委託の 対象だ。初めてKTX乗務員を募集した時、ほとんどは鉄道公社の職員だと思っ た。委託が何か、非正規職が何かも知らなかった。また、航空会社の乗務員に 準じる仕事をするといっていた。乗客に笑いかけ、飲食品サービスするのが乗 務員の主な業務でははない。乗客の安全を一線で守ることが乗務員の最も重要 な仕事だ。だがKTX乗務員はまだ安全教育を一度もきちんと受けたことはない。 鉄道公社は乗務員が笑ってサービスすれば良いという低級な認識を持っている」 と言う。

「われわれは非正規職も、どんな委託にも反対する。安全を担当する乗務員と して生まれ変わる。顧客の安全を守るべきわれわれを不良企業に委託させるの は、顧客の生命を担保に金儲けをするというのと同じだ。また鉄道公社は乗務 員に物品販売までさせようとする。これは鉄道流通販売労働者の生存権を踏み にじることだ」。

ストライキ出征式で採択された決議文を朗読している

出征式で採択された決議文で「乗務員の生存権を踏みにじり外注委託を言う鉄道公社の方針に対する強力で断固たるストライキ闘争」で対抗すると明らかにした。

2006年02月22日13時17分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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