民主労総、22日に全面的ゼネストに突入

9時間全面ストライキで開始 毎日4時間ストライキ、 22日がストライキの程度を占うか

イ・コンマム記者 iliberty＠jinbo.net / 2006年11月21日20時05分

22日、最低23万人が全面ストライキに突入

22日に、「労働基本権争奪! 社会二極化解消! 韓米FTA阻止」1次汎国民総決起 が予定されている中、民主労総も全面ゼネストに突入する。

民主労総は15日に4時間の警告ストライキを行い、20日までに民主労総要求に 対する政府の回答を要求していたが、政府からは何も回答がない。そのため民 主労総は、22日に8時間の全面ストを行い、全国各地でゼネスト集会を開催す る予定だ。

チャムセサン資料写真

民主労総は15日までゼネスト賛否投票を行った結果、実際の投票を実施した労 組の組合員数 59万 943人中、31万 9千 873人(投票率53%)が参加、63.72%が 賛成票を投じ、ゼネストを可決している。

そのため民主労総は最低23万人以上が全面ストライキに突入するものと展望し ている。金属産業連盟は、全組合員の95％にあたる14万人がストライキに突入 する予定で、公共連盟は4万5千人、全教組は1万の組合員が参加する年次休暇 闘争を準備している。

全国各地でゼネスト決意大会、汎国民総決起で結合

彼らは農民とともに1次汎国民総決起の主動力になるものと見られる。民主労 総は、労働者、農民、貧民、進歩政党との強力な連帯闘争を展開する計画だ。 民主労総は「ソウルでは、全教組、公共連盟、金属連盟、タクシー連盟、サー ビス連盟、事務連盟、公務員労組、女性労組など、2万人規模の組合員が集会 に参加する予定で、12の地域で約5万人の労働者が強力な闘争を展開する計画」 と明らかにした。

ソウルでは、午後3時にソウル市庁前で「労働法改悪阻止! 非正規権利保障立 法争奪! 韓米FTA阻止! ゼネスト闘争勝利決意大会」を開く予定。その後に予 定されている汎国民大会に結合する。仁川では、2時にヨルリンウリ党前の公 園で、江原は市庁前で、大田忠南地域は3時に大田駅など、地域のあちこちで ゼネスト決意大会を開催し、汎国民大会を成功させる計画だ。

チャムセサン資料写真

22日以後、毎日4時間ストライキ、計画通りに実行されるか?

民主労総は、22日を第一回とし、民衆総決起が予定されている29日、12月6日 にもそれぞれ8時間の全面ストライキに突入、毎日4時間の部分ストと街頭集会 を続ける計画を公表している。

しかし、実際に計画通りの力強いストライキになるかどうかは、もう少し見守 らなければならないようだ。民主労総のストライキの主動力である金属連盟は、 22日には集中的にストライキに突入するものの、23日には産別完成代議員大会 が予定されており、その後のストライキ動力は停滞するものと見られる。

公共連盟も最大限のストライキ動力を集めるために努力しているが、鉄道労組 は3月の大規模なストライキの後、また3月と同じ水準のストライキをするのは 難しいといわれている。臨時団体協議の時期に合わせてストライキに入る予定 だったソウル大学病院分会も、威力的なストライキを作り出すのは難しい条件 だという。

民主労総の関係者は「22日の状況を見ればわかるだろう」とし「以前は現場で の即時的な怒りも存在したが、それも今はない状況だ」とストライキ組織の困 難を伝えた。

だが22日には、韓米FTAに反対する農民の怒りが爆発するものと見られ、この 怒りが労働者にも大きな影響を与えそうだ。民主労総のゼネストは、22日の民 衆総決起での民衆の怒りがどの程度まで表出されるかにより、その後の展望を 予測できるものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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