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「非正規職労働者を組織する産別」

「公共産別労組建設と非正規職問題」討論会で 地域産別の重要性が提起

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年10月27日14時42分

「烈士の闘争を過去のものにしないために」

3年前、イヨンソク烈士が「非正規職撤廃」を叫んで、自分に火をつけた10月 26日、公共部門非正規職労働者が集まり、産別労組建設の過程で非正規職労働 者はどのように闘争すべきかを議論した。

イヨンソク烈士精神継承事業会と全国不安定労働撤廃連帯主催で世宗文化会館 カンファレンスホールで開かれた「公共産別労組建設と非正規職問題」の討論 会には、11月末に開かれる公共産別労組建設の意味と、その中での非正規職労 働者の闘争と組織化の課題についての討論が進められた。

討論会の司会をしたイヨンソク烈士精神継承事業会執行委員長のキム・テジン 公共連盟副委員長は「烈士の闘争を過去のものにしないためには、現在進めら れている労働事案の中で烈士の精神を思い出し、再確認しなければならない」 とし、「公共産別建設の中で非正規職労働者をどう組織するかは産別労組建設 過程の核心だ」と討論会開催の意味を説明した。

問題提起は「公共産別労組建設と未組織、非正規労働者組織化」という題名で 全国不安定労働撤廃連帯のチャン・キヨン政策委員長が、「公共部門非正規職 対策に対抗する非正規労働者たちの闘争」という題名で公共連盟のイ・ミギョ ン未組織非正規事業局長が行った。

チャン・キヨン、「公共部門労働者たち、地域を拠点にして」

チャン・キヨン全国不安定労働撤廃連帯政策委員長

チャン・キヨン全国不安定労働撤廃連帯政策委員長は「既存の組織と活動のし かたでは、労組の力を強化するどころか維持することもできなくなっている」 として「産別労組の建設過程で何よりも優先すべきなのは、未組織、非正規労 働者を組織化し、いろいろな形で分割されている労働者の連帯を形成すること」 と産別労組建設の理由を説明した。

チャン・キヨン政策委員長は、産別労組の建設過程で、特に地域の異議を強調 した。チャン・キヨン政策委員長は「産別労組は『転換』ではなく既存の労組 組織に包括されていない多くの未組織、非正規労働者と共に建設すること」と し、「地域体系は、業種体系よりさらに多様な条件の労働者を包括することが でき、地域は労働者間の連帯活動と共同闘争の拠点だ」と地域体系の意味を説 明した。

特に公共部門の労働者が地域を拠点として闘争しる理由について「公共部門労 組は、組合員の利益代表と全国民のための社会公共性の要求を結合することが でき、またそうするしかない」とし、「地域組織は社会公共性の見解を基礎と して積極的に地域的な議題を形成し、それを中心として組合員と住民をまとめ、 闘争しなければならない」と述べ、7月に公共連盟が対地方自治体協約案を中 心に闘争した過程を肯定的に評価した。

イ・ミギョン、「公共部門非正規職労働者の実質的な一日ストライキを」

イ・ミギョン公共連盟未組織非正規事業局長

続いてイ・ミギョン公共連盟未組織非正規事業局長は、8月に政府が出した公 共部門非正規総合対策を批判して、公共産別労組建設の過程で非正規職労働者 の闘争課題をいかに明らかにするかを話した。

に対してキム・テジン執行委員長は、産別労組と政府の対策を共に議論するこ とに意味を「労働者たちは、産別労組建設で連帯を強化しようとしているが、 政府はあらゆる方法で労働者を分断し、散在させている」とし、「政府が労働 者を分断している方法を調べれば、労働者の連帯をどう構築できるのかの戦術 をたてることができる」とその相関関係を説明した。

イ・ミギョン未組織非正規事業局長は「政府の対策は、正規職化の原則を後退 させ、常時的・持続的業務の無期契約化と、それも広範囲な例外認定により少 数だけにしか適用されず、非正規職の低賃金と差別の実質的な改善は不十分な まま、人員縮小に悪用される。外注化の原則と基準を用意すると言いながら、 公共部門の労働者への大規模な構造調整を呼ぶ欺瞞的なものだ」と批判した。

続いて11月ゼネスト闘争と公共産別労組建設がどんな課題を持つのかについて、 「私たちの闘争は、賃金改善のための対応闘争ではなく、7月闘争の限界を越 え、全労働者の闘争戦線を再構築する闘争としての11月ゼネストを作り出さな ければならない」とし、「この過程で公共産別労組の内容が作られる」と明ら かにした。

イ・ミギョン未組織非正規事業局長は、そのために公共部門非正規労組連帯会 議(準)の活動の強化と公共部門非正規職労働者の共同闘争が切実だと強調した。 実践闘争で11月ゼネストの時に公共部門の労働者が一日早退、年休などで実質 的な一日ストライキをするという闘争戦術を提案した。

問題提起の後、イ・チュンギ医療連帯労働組合東国大病院分会分会長、チョ・ サンス鉄道労組政策委員長、パク・ビョンニュル学校非正規労組事務局長の討 論が続いた。

地域産別労組の建設を宣言して推進している医療連帯労働組合の事例について、 イ・チュンギ東国大病院分会長は「連帯の強化は、いつも労働者が生活してい る地域が最もふさわしい活動範囲だ」とし、「労働者の権利を取り戻すために 非正規職を組織して、労働基本権を勝ち取る闘争に共に立ち上がるべきだ」と 地域産別労組建設の意味を明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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