「盧武鉉大統領に労働弾圧の責任を問うべき」

「公務員労組弾圧糾弾と非正規労働法改悪阻止ソウル地域決意大会」開催

キムサムグォン記者

20日、光化門の東亜免税店前で、 民主労総ソウル本部、民主労働党ソウル市党の主催で 公務員労組弾圧糾弾と非正規労働法改悪阻止ソウル地域決意大会が開かれた。 この日の決意大会の参加者は、公務員労組に対する政府の弾圧を異口同音に糾弾した。 また、参加者は続く労働者への弾圧の中心に盧武鉉大統領がいることを明らかにした。

「これ以上奪われるもののない労働者民衆が立ち上がる時」

コジョンファン民主労総ソウル本部長は大会の辞で 「盧武鉉政権は自らを参与政府だと言ったが、 軍事独裁の時期よりさらに激しい弾圧をしている」とし、 「盧武鉉政権は労働者、貧民など、持たざる人々をどう殺すかばかり考えている」 と話し始めた。

続いてコジョンファン本部長は 「盧武鉉政権は、公務員労働者が政権の侍女役を放棄することを恐れている」 とし 「自分たちの不正が暴露されるのが恐ろしくて 公務員労組には弾圧で一貫している」と主張した。

コジョンファン本部長はまた 「これ以上奪われるもののない労働者民衆が立ち上がる時」とし 「26日の民主労総ゼネストを契機として死ぬ覚悟で闘争し、 盧武鉉政権に労働者民衆の力を見せよう」と労働者民衆の連帯を訴えた。

「改革勢力と市民団体は労働者の問題に無関心」

民主労働党ソウル市党のチョンジュングォン委員長は、 公務員労組ゼネストに政府とマスコミが見せた態度について 「政府と保守言論は『経済が難しいからストライキするな』、 良い時は『良いのに何故するのか』と言い、 果ては『旱魃なのにストライキをするのか』と話してきた」とし 「たった一度でも労働者の闘争の正当性を認めたことがあるのか」と反問した。

続いてチョンジュングォン委員長は 「いわゆる改革勢力といわれる人々と市民団体は、 韓国社会の矛盾を解決しようという努力を見せているようだが、 特に労働者の問題に対してだけは無関心だ」と言って 労働問題を無視する改革陣営を強い語調で批判した。

またチョンジュングォン委員長は 「法務部、行自部長官の脅迫にもかかわらず、 何故14万の公務員労働者たちが今回の闘争に支持を送っているのか」 と問いかけた後、 「公務員労働者の闘争は、公務員だけの問題ではなく、 公職社会改革のためのもの」ときっぱりと語った。

チョンジュングォン委員長はまた、 まもなく国会に上程される派遣法改正案などの労働関連法案について、 「長々と語る必要はない。98年に派遣法が導入されて以後、 労働者たちの暮しがどれほど崖に追いやられたかを振り返れば充分だ」とし、 「盧武鉉政権は労働者を崖に追いやり、企業をするのにだけ良い国にしようと 血眼になっている」と指摘した。

「われわれの敵は盧武鉉政権」

公務員労組ソウル地域本部のクォンジョンフン政治統一委員長は 「労働基本権は、政府が思うままにできる性質のものではない」と強調し、 「公務員労働者を対話の相手と認めもしない政府に抵抗するためには、 ゼネストで対抗せざるをえなかった」と 労働基本権争奪のための今回の全面ストライキの正当性を力説した。

クォンジョンフン政治統一委員長もまた、 盧武鉉政府を強い語調で批判した。彼は 「われわれの敵は今や確実になった」とし、 「われわれの敵は盧武鉉政権で、盧武鉉大統領を除かなければ 労働者の生を解放できない」と盧武鉉大統領に対する批判の程度を高めた。

クォンジョンフン政治統一委員長はまた 「盧武鉉大統領が単に保守勢力の圧力のために労働者を弾圧しているのか? それでも盧武鉉大統領は政権の核心主体ではないか」と問い、 盧武鉉大統領が労働者弾圧の中心にいると主張した。

続いて彼は「盧武鉉政権を民衆の力で押し倒すことは、 守旧保守勢力にとって助けにならず、 むしろ守旧勢力に民衆の力がどれほど威力的かを見せること」とし 「盧武鉉大統領に労働者弾圧の責任を問われなければならない」と再度強調した。

最後にクォンジョンフン委員長は 「組合員が政府の暴圧的弾圧に萎縮したのは事実だが、 労組を守り、懲戒を阻止するための現場組合員の動きが起きている」と ストライキ以後の現場の雰囲気を伝えた。

「‘鉄鉢’はストライキを恣行する巨大政党」

タハムケのチェヨンジュン会員は 「公務員労組結成以後、初めて行なわれた3日間のゼネストに 盧武鉉政府は戦争を宣布した」とし、 「軍事独裁時期のような弾圧が労働者に加えられている」と話した。

続いてチェヨンジュン会員は 「李海鑚総理が公務員労組を遠回しに‘鉄鉢’、‘良心ない者等’云々と言ったが、 本当の鉄鉢と良心のない者は、わいろを受けとった市長と 国会でストライキを恣行している巨大政党」だと皮肉った。

2004年11月20日20:21:22

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)