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トラック、その憤怒の警笛! | |
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[マイノリティ]2003年05月07日第458号 トラック、その憤怒の警笛!持ち込み制と多段界斡旋で二重三重に搾取される生活… ‘乱暴運転’も理由があった 去る4月30日、果川政府総合庁舎前の空地。 トレーラと大型貨物トラックが横道を占領するように並び一杯になった。 「物流を止めて世の中を変えよう」。全国各地から明け方の道を上がってきた 黄色い営業用ナンバーをつけたトレーラの頭には大小のプラカードがつけられている。 空地に集まった赤い顔は、運送荷役労組傘下の 持ち込みトラック車主組織である貨物連帯の労働者たちだ。 一か月に15回京釜線を走る人も 写真/4月30日果川総合庁舎前空地に集まった貨物連帯労働者(リュウジョン記者) 「あいつらはみんな最低3500万ウォン以上借りていると思って間違いない。 京釜線を飛ばしても、持ち込み料を除いて、手数料を除いて、燃料代を除いて、 その上に通行料を出したら手に残るのは端金だ。あちこちからぶん取ってきておきながら、 おれたちには『荷物を積んで行くのか、行かないのか』とでかい口をたたいてるんだ。」 貨物運送労働者のイムイノ(50)氏の話は短く断固としていた。 トレーラに乗り、組合員に水を分けていた彼が飢える声で話を続けた。 「一か月15回も京釜線を走る人もいる。一か月の半分を車の中で寝て働いても、 食べて生きることができてこそだ。 トラック持ち込み制をそのままにしておいて、物流費の節減だの輸出韓国だのと 騒ぐのは全くたわごとだ。」 「最近の公益広告を見ると、乗用車が高速道路にジグザグ駐車していて 大事故にあう場面が出てくるが、なぜ、わざわざトラックが乗用車にぶつかる 場面なのか?」そばで聞いていたシン某(38)氏が怒りを爆発させた。 貨物運送車両を高速道路の乱暴な無法者と見る社会的視線に対する不満だ。 シン氏がつけているトレーラのナンバーはS通商という運送業者の所有だ。 しかし彼が実際に働く運輸会社は仁川のH通商だ。 ナンバーの持ち主であるS通商には、仕事があろうがなかろうが、 毎月20万ウォンの持ち込み料を出さなければならない。H通商は荷主から 貨物を取ってきた後、シン氏に物を渡すのだが、そのようにして物を受ける時ごとに シン氏はまた3万〜4万ウォンをH社に払わなければならない。 「私が一か月仕事をした外形(総運賃)が700万ウォンだとすれば、 持ち込み料、斡旋料に燃料代を出して、高速道路料金を出したら、 残るのは100万ウォンにもなりません。」 貨物運送労働者たちのデモは昨日今日のことでない。 貨物車両が高速道路で法定最低速度で低速運行車両デモを行う風景は既に数回あった。 貨物運送労働者の要求は大きく△持ち込み制撤廃△トラック軽油価格引下げ △貨物多段界斡旋禁止などだ。持ち込み制から見よう。 90年代中盤から貨物運送業者は正規職として働いてきた労働者たちに、 車両を強制的に払下げさせる構造調整を断行した。 貨物運送業が許可制で運営されることになった時期にトラック運転手は直営で雇用される 労働者であった。しかし98年、貨物運送業進入規制が解除され、 市・郡・区庁に登録させすればいい申告制に変わった。これに伴い、 貨物運送労働者の大多数(約97%)は、「持ち込み車主」という特殊雇用非正規職の 身分に転落する。車両を現物出資する方式、すなわち持ち込み車主と、その 存在の前後が変わったのである。仕事を取りたければ止むを得なかった。 卑劣な「貨物運送取消」 写真/4月28日貨物連帯労働者たちが「持ち込み制撤廃」などを要求して高速道路で順法闘争を行っている。(連合) 貨物運輸事業法によれば、一般貨物(5t以上)の営業をするには車両五台以上、 資本金1億ウォン以上という条件を揃えなければならない。25t車両一台の 価格は1億余ウォン。貧しい労働者ひとりが車両五台以上を確保することは、 事実上不可能だ。こういう条件の中で、運輸会社は市・郡・区庁から自動車のナンバーを 受け、会社の名義でトラックを登録する。しかし名義とは違い、実際の車主は 貨物運送労働者で、彼らは自分の名前でトラックを割賦購入し、個人事業者登録をする。 運輸会社との間では毎月持ち込み料を出す委受託管理契約を結ぶ。 車両の割賦金・割付金・税金・保険料だけでなく、道路費・軽油価格などの運送費も 車主である運転手が出さなければならない。運輸会社ごとに運送費の負担を労働者に 転嫁して持ち込み料を着服する構造だ。 貨物運送労働者たちは、持ち込み車主という見かけをまとっているが、 車両の主人でありながら所有権を全く行使できない。 車両名義が会社宛になっているからだ。運輸会社が勝手にトラックを担保にして 金を借りて使った後で、面倒が起きると「車主の貴方が自分で判断しろ」と 転嫁することも茶飯事だ。「会社ごとに私たちに何も言わず、 こっそりと持ち込み車で貸出を受けている。後で車を売るために書類を確認すると、 あちこちいっぱい差押さえが関わっていたよ。」忠北提川のB流通という運輸会社に 所属する朴某(37)氏がとんでもないというように舌打ちした。 多段界貨物斡旋が幅をきかせて強引に中間搾取が通用するのも、ねじれた貨物運送の 構造に始まる。朴氏は主に忠南大山の現代石油化学から全南光陽のポスコ製鉄所まで 貨物を積んで行き来する。「大韓通運が現代石油化学から貨物のオーダーを取る。 大韓通運は直接運搬せずに手数料をとった後、貨物を下請け業者に渡す。 下請け業者はそちらの手数料をとった後、物をもう一つの斡旋業者に渡す。 さまざまな斡旋企業等を経て私に物が配車される時の貨物運賃は、当初 70万ウォンだったものが50万ウォンにしかならない。ここで往復の燃料代40万ウォン、 道路料金6万ウォンを出して、タイヤまで交替しなければならない。」 朴氏の話をさえぎって林氏がまた出た。「運送費を節約しようと 10ウォンでも安いガソリンスタンドを探して眠たい目をこすりながら 夜獣のように高速道路を飛び回るのが私たちだ。」 荷主と運送労働者を結ぐ過程に割り込んで、二重三重の中間搾取を恣行する 貨物斡旋企業は、全国的に8千社あまりに達する。斡旋企業等は電話網だけで 中間手数料を取る。貨物を積みに行く途中で戻らなければならないことも一二度でない。 斡旋業者が周波数共用通信(TRS)無線機で突然、貨物運送取消を通報するからだ。 「先方で突然に取り消された。戻って待ちなさい。貨物が来れば後でまた連絡する」 という話で終わりだ。朴氏は「そこまで行くのに道にばら撒いた燃料代をくれるどころか、 申し訳ないのことば一つもないのが斡旋業者」と語った。もちろん、 斡旋業者の話は嘘だ。物が取り消されたのでなく、本当はさらに安い運賃で貨物を 運ぶという人が表れたので、そこに配車を返してしまったのだ。かと言って、 けんかもできない有様だ。斡旋業者の信用を失って憎まれることになれば、 仕事、すなわち荷物を全くもらえなくなるからだ。 建設・交通部は持ち込み制廃止に同意するが…力の論理で運送業者と斡旋業者のどちらも荷主に運賃を現実化してくれと いうことができない。代わりに増えた負担を貨物運送労働者に対しすべて転嫁するのだ。 貨物運賃を荷主から現金で受けるわけでもない。だいたい3ケ月級の手形を 切ってくれるが、貨物運転手がすぐに現金化したければ、手数料を払って 手形を割引しなければならない。運送業者は持ち込み料さえ正確に払えば、 「燃料費が上がろうが上がるまいが、金を儲けようがどうだろうが、 個人事業者の車主が自分で判断しろ」という姿勢だ。 主務部署の建設交通部も、持ち込み制廃止方針を明らかにしてはいる。だが、 貨物運送業者が既得権を奪われるまいと熾烈な国会ロビー活動をして、 廃止の時期がずるずる遅れているものと知らされた。現在、一般貨物ナンバープレートを つけた車両は全国的に20万台。「朴正煕政権時期に軍服を脱いだ領官級に貨物運送免許を 一つずつ与えたのだが、今ではナンバーを売り飛ばして静かに座って持ち込み料を 稼いでいるんだろう」。トラック経歴20余年の老いた貨物労働者林氏が語った。 「乱暴トラック」という烙印を押されているが、良く見ればそれなりの内部事情が 隠れている。高速道路の通行料を一銭でも節約しようとすれば、深夜運行が不回避だ。 夜12時から明け方の6時30分まで通行料が深夜割引(50%)になるからだ。 「料金所の前にトレーラを駐車させておいて休み、12時になると高速道路に入って 明け方の6時半までに釜山料金所を出なければなりません。荷主が定めた時間内に 物も渡さなければ…。私達はトラックに乗ってゴルフに行くわけでも、 遊びに行くわけでもないのに、軽油に特消税を払わせるという話が道理に合いますか。」 運送費の40%に達する軽油価格を下げないと、持ち込み制の下ではとうてい生計を 維持できないということだ。高速道路を飛ばしまくったところで、 途方もない軽油価格、道路費のために結局は金を儲けて道にばらまくことになるだけだ。 「高速道路の休憩所ごとにトラックが入ってくると、みんな冷たい目でみる。 乗用車何台かが駐車できる空間を私達が占めているというが、 休憩所の食堂でも肩身の狭い生活をしなければなりません。輸出で食べて生きる韓国で、 物流を一手に引き受ける貨物運送労働者たちは、国家基幹産業従事者ではないのですか」 朴氏が鬱憤をぶちまけた。 チョゲワン記者kyewan@hani.co.kr http://www.hani.co.kr/section-021065000/2003/05/021065000200305070458026.html Created byStaff. Created on 2003-05-10 23:11:59 / Last modified on 2005-09-05 08:14:37 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |