国際労働界、APEC労働フォーラムの設置を要求

「労働者はAPECから排除されている」

キムサムグォン記者quanny＠jinbo.net

APEC首脳会議を控えて、第11回国際自由労連/アジア太平洋地域労働ネットワー ク(ICFTU/APLN)会議に参加した国際自由労連ガイ・ライダー事務総長など国際 労働界代表者と韓国労総は、APEC内の労働組合公式協議機構である労働フォーラム の設置を要求した。

韓国労総によれば、国際労働界の代表者は14日、崔ソクヨンAPEC事務総長とイ ヘチャン国務総理と会い、労働者のAPEC参加を向上するための実質的措置およ びAPEC労働フォーラムの設立を要求した。

韓国労総によれば、ガイ・ライダー事務総長は14日の会議に参加した崔ソクヨ ン事務総長に「APECが労働界を排除していることで政策的に多くの損害をこう むっている」とし、「国連をはじめ多くの国際機構は狭い視野を捨てて久しい のに、唯一APECだけが狭い箱に自身を閉じ込めている」と指摘した。

また、国際労働界の代表者は同日夕方イヘチャン総理と会った席で「APECで企 業が主導的な役割をしているのに、労働者の関心事が排除される限り、APECが 目標とする成長と繁栄が労働者に利益を与えるとは信じ難い」と指摘した。 これに対してイヘチャン国務総理は共感の意を示した後「労働界の見解 をAPECに伝える」と答えたと知らされた。

2005年11月15日19時02分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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