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香港裁判所が保釈を棄却、23日に本裁判の予定

市民たちは韓国語で「支持します」とスローガン

香港取材チーム

839人の連行者が次次と放免される中、11人の起訴者の拘束が適法かどうかに ついての審理が19日の夜に行われた。

香港裁判所観塘裁判所は、不法集会と公共秩序違反疑惑に対して警察が起訴し た韓国の集会参加者11人に対し、深夜に拘束適法可否の審理を行い、「保釈申 請を棄却」して、警察の拘束捜査を許可した。また、現在留まっている拘置所 の施設改善要求に対し、香港の裁判所はもっと良い施設の配置を決め、11人を Wang Tai Sin Police station、Chi Wan Ahan Police station、Sau mau Ping Police stationなど3ケ所に分散配置した。

現在、拘束されている集会参加者は、観塘裁判所の留置場から身柄が引き渡さ れている。以後、不法集会に関する部分だけでなく、警察官への暴行、公共の 器物破損などの疑惑について、香港警察から追加の調査を受けることになる。 香港の裁判所は、来る23日(金)午後2時30分(香港時間)に正式な裁判で事実を 審理し、この日、有罪か無罪か、および刑量が決まる。

11人の韓国民衆闘争団に所属している起訴者と、台湾、日本など3人の外国の 起訴者も法廷に出て裁判の過程を見守った。韓国民衆闘争団に所属する1人は、 頭に負傷の痕跡の大きな包帯を巻いていた。その他、香港拘置所の施設の不備 によるものらしく、少々疲れている様子だった。民主労総のヤンギョンギュ参 加団長は、裁判を終えてまず「心配するな」という言葉を伝えた。

この日の拘束適法可否審理で、韓国集会参加者の弁護を担当したスチーブン・ リュ弁護士は、「天主教の陳日君香港主教が身元保証をするので、不拘束状態 で捜査を受けさせろ」と要請したが、香港の裁判所は「デモの過程で強い暴力 行為があり、住居地が決まっていない」と保釈申請を棄却し、拘束捜査を決定 した。

この日は保釈が棄却されたが、香港法によれば、3日以内にまた書類を補完し、 上級裁判所に再審を申請することができる。この日、香港裁判所は韓国の集会 参加者だけでなく、日本、台湾人などの3人についても拘束を決めた。

この日の拘束適法可否審理は、遅い時間に行われたが、多くの人々が法廷を埋 めつくした。裁判長の結果通知と同時に参観者など中からは「ダウン・ダウン・ WTO」のスローガンがあがった。また、多くの香港市民が「支持します」とい う韓国語を叫んで、裁判所から出てきた起訴者を応援した。

観塘裁判所

裁判の全過程を傍聴した香港民衆同盟(HKPA)のメイブル・オウ氏は、審査が終 わって、韓国人に「頑張れ」と話しかけて「これからがもっと重要だ。HKPA ができるあらゆる手段と方法を動員し、積極的に協力する」と、今後の活動の 重要性を強調した。

また、拘束適法可否審理が進められる観塘裁判所の前では100人ほどの香港市 民がピケ集会を開き、さまざまな宣伝物を設置して香港警察を非難し、起訴者 の無罪釈放を要求した。また、観塘警察署の前では香港市民10人余りが野宿で 「集会参加者の無罪釈放」を要求している。彼らはこの日、観塘裁判所に連行 された60人ほどの民主労総所属韓国闘争団が出てくるまでその場を守り、韓国 闘争団への支持を表明した。

一方、11人の韓国人起訴者のうち、夫人が臨月だったイサンフン全南、宝城農 民は、起訴中に夫人が子供を出産し、周辺の残念さを加えている。

続く香港市民、観塘裁判所の前を埋める

香港市民の温かい連帯が続いている。拘束適法可否の審理が行われている観塘 裁判所の前には裁判が始まる前、多くの香港の市民が「香港警察は恥ずかしい と思え」、「民主主義に同意するのなら韓国人を解放しろ」、「無罪だ、釈放 しろ」といった宣伝物を持ってスローガンを叫ぶなど、起訴者への釈放を要求 した。

また、裁判所で傍聴した多くの香港市民は、裁判長が保釈棄却の事実を知ると、 裁判長の裁判終了宣言に続いてシュプレヒコールを叫んだ。彼らは「ダウン・ ダウン・WTO」と叫びながら強く抗議し、彼らは韓国語で「支持します」、 「がんばれ」という言葉を準備してきて、韓国参加団にその言葉を叫んだ。ま た、手を骨折して、明るく笑いながら挨拶して入る韓国参加団も、力いっぱい 手を振って挨拶を返した。

香港警察署の前でも、10人余りの香港市民が寝袋を準備して野宿状態で警察の 暴力連行と連行者の早期釈放を要求して抗議を続けている。

現場で会ったbuy suqao氏は、今日は一日中裁判所の前にいたと述べ、「私は 韓国の農民の戦いに同意し、15日からビクトリア公園に毎日通った。韓国農民 にパンや手紙を持っきた。今の状況は本当に残念だ」とし、今日も一緒にいる と強調した。彼女は今日釈放される農民のために食べ物を持ってきたと述べ、 彼らのバスが少しの間でも裁判所の前に止まったらいいという希望を述べた。 しかしバスは裁判所から急いで出発し、「宿舎に行く韓国人がこれを渡してほ しい」と記者に依頼した。

釈放された公共連盟所属の女性組合員は、この日、裁判所から出る民主労総の 組合員を待っていたとき、ある女性が近寄ってきて、自身が持ってきた服とリ ボンなどを彼らへの贈り物として渡した。その女性は「韓国人の姿に感動した。 支持します」と言って、中国風の服とさまざまなものを贈り物にしてその場を 守った。

また、ある女性は筆と墨汁とひもを持ってきて、一方の手にギブスをしている のに、もう一方の手で筆を走らせて宣伝物を作った。「彼らは無罪だ、警察は 恥を知れ」という宣伝物を書き、A4の用紙に一文字ずつ、ハングルを書いた宣 伝物をつないだ。香港裁判所での保釈申請の意味は、「拘束審査」か「不拘束 審査」かが分かれる裁判の過程だ。今回の保釈申請が棄却されたということは、 香港の拘置所に抑留して不拘束審査をするということだ。仮に保釈申請が許可 されても、11人は旅券を差し押さえられており、香港法の正式な法手続きにし たがうことになる。

2005年12月20日5時48分

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-12-21 19:25:42 / Last modified on 2005-12-21 19:25:43 Copyright: Default

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