江汀村の埋蔵文化財「保存意見が大多数」
文化財専門家が中間点検...海軍基地建設強行に制動か
チョン・ジェウン記者 2011.10.25 09:12
文化財庁が10月24日、遺跡専門家検討会議、つまり中間点検をした結果、江汀村
の済州海軍基地工事現場の埋蔵文化財を保存すべきだという意見が大多数だった
と伝えられている。
文化財発掘調査についての専門家検討会議に参加した韓国文化遺産政策研究所
のファン・ビョンウ所長は、午後6時30分頃、江汀村会館で記者懇談会を開き、
江汀村会、国会などの各界の推薦による専門家7人がこのような意見を伝えたと
明らかにした。
最終専門家会議は12月初めに開かれ、これに先立ち11月4日、民俗調査が予定さ
れている。これに加えて文化財庁は中徳海岸の天然記念物ソフトコーラルなど
を調査し、天然記念物の保存対策の要求も多いものと思われ、済州海軍基地の
建設強行にブレーキがかかりそうだという観測もある。
また、中徳海岸クロムビ岩『文化財仮指定』要求まで上がっている状況だ。
文化財調査もゲリマンダー? 『工事の便宜により調査』
ファン・ビョンウ所長、「済州海軍基地敷地の埋蔵文化財は大変重要」
住民は一日中専門委員を訪問...フェンスの即刻撤去と工事中断を
ファン・ビョンウ所長は記者懇談会で「今のところ部分工事ができる所は
どこにもない」と断言した。
ファン所長は文化財専門家が特定の政党や特定の人物に有利なように選挙区を
決める『ゲリマンダー』という表現まで使い、海軍を批判したと伝えた。勝手
の判断で部分的に試掘調査をしたとし、『工事の便宜によって文化財調査』を
したという疑惑を提起した。
これに関連して、ファン所長は「普通、考古学調査の時は単一面積から出てく
る所はすべて試掘調査をするが、海軍に有利なように部分工事を承認したよう
に見える」と、海軍と同時に遠まわしに文化財庁を批判して、「韓国の考古学
調査ではこんなケースはなかったという抗議が出る状況だった」と話した。
続いてファン所長は「調査面積も不正確で、調査区域もA-B-Cから1-2-3などに
名称を変えたが、これについての説明もなかった」とし「調査の日数(100日)は
9月30日までだが、なぜ12月31日までになっているのかなど、基礎資料が不十分
で、専門家が問題提起した」と現場調査の過程を伝えた。
特に埋蔵文化財の性格については、耽羅国の鉄器初期形成の過程で済州島南部
地域の和順、猊来地域にはない遺跡、遺物が江汀村で発見されていると意味を
付与した。
ファン所長は「江汀村の文化財は和順や猊来とは違う様相で、中間段階と見ら
れるが、相対的に密集度は高くないにもかかわらず、全体的に大変重要な埋蔵
文化財」とし「初期鉄器時代の文化財は、和順、猊来と似たものが連結して現
れるはずだが、断絶しており、それが江汀で見つかる。和順、猊来、江汀は、
古代国家発達史の連結点がある」と評価した。
▲海軍基地工事敷地の文化財発掘調査表示の現場。遠くに専門家検討会議、現場調査のために人々が集まっている。
文化財の重要度で問題になる『密集度』の問題についてファン所長は「密集度
が高くないが、海辺側はその可能性があり、主な核心遺物は江汀村の方向から
フェンスの外にある可能性が高い」とし「ところが密集度が相対的に低くても
重要な文化財ではないわけではない」と強調した。
特にファン所長は、済州海軍基地を取り巻くフェンスの撤去を主張した。文化
財発掘調査地域なのに、9月2日に警察兵力が投入されてフェンスが設置された
ことの責任を問うべきだと主張することもした。
ファン所長は今日の現場調査の過程でも「フェンスにより、該当地域の文化財
発掘調査がきちんとできていないようだが、なぜフェンスをそのままにしてい
るのか」とし「すぐ撤去して該当地域の調査を初めなければならない」と主張
したという。
専門家検討会議が行われることで、江汀村住民、平和運動家などは一日中済州
海軍基地工事現場の周辺をぐるぐる回り、工事中断を要求した。7人の専門家を
呼び、文化財発掘による工事中断を要求した。
彼らは文化財が発掘されたのに部分工事を承認したのは文化財庁の『失策』と
し「私たちの先祖、済州の歴史を守ってくれ」と訴えた。
一方、海軍側はこの日も海軍基地工事現場の取材を選別し、一部の報道機関だけ
に取材を許可した。(記事提携=メディア忠清)
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可( 仮訳 )に従います。
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Created on 2011-10-26 16:57:04 / Last modified on 2011-10-26 16:57:14 Copyright:
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