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暴行する海軍、宗教家を強制的に海の中に沈める

「海軍が頭を海の中に押し込み、フィンを奪った」

済州=チョン・ジェウン、ユン・ジヨン記者 2011.10.03 23:27

毎朝、祈るために江汀村中徳海を泳いでクロムビ岩に行く宗教家、ソン・カンホ 氏が10月2日と3日の両日にわたり、海の真中で死にそうになった。

ソン氏によれば、海軍海難救助隊(SSU)は2日、水深10メートルを越える海の真中 で「ちょっといたずらしよう。ここでは写真撮影もだめです」と言いながら、 膝でソン氏の横腹を挟み、手で頭を押して海の中に20〜30秒ずつ3回押し込んだ。 また、フィンも取って、人命被害が起きかねない状況になった。

[出処:ソン・カンホ、ハン・ジョンエ]

▲海軍海洋救助隊に取られたフィンを取り返すため、ソン・カンホ氏と海で争った。結局救助隊がフィンを奪っていった。[出処:ソン・カンホ、ハン・ジョンエ]

またソン氏は、翌日(10月3日)も海軍が威嚇して水中カメラまで奪い、海の中に 落としたと主張した。

だがソン氏と同僚がスキューバダイビングの装備を着用して3日の午後に4時間 ほど捜索した末、カメラを捜し出し、海の中に押し込んだ事件が知らされることに なった。

これを目撃していたソン氏の同僚ハン・ジョンエ氏は「海軍が民間人に水拷問 をして殺人行為」をしたと怒った。また、すぐ警察と西帰浦海洋警察署に通報 したが、警察はわざとゆっくり対応したと批判した。

これについて、西帰浦海洋警察側は「通報が入ってすぐに措置した」と 話している。

出入が統制され、毎日泳いで祈りに行くソン氏
「頭を捉えて押し、20〜30秒ずつ3回押し込み、フィンを奪う」
体当たり現場、水中カメラを捜し出す...「計画的に生命威嚇」

江汀村に滞在して海軍基地反対運動を続けている宗教家ソン・カンホ氏は、毎朝 6〜7時間、潜水服を着て中徳海岸に泳いで行き、クロムビ岩の近くで平和のた めの祈祷をしてくる。文化財発掘、生態系破壊などの不法工事の議論の真最中 だが、海軍が工事を強行し、出入を統制しているため、ソン氏が『祈祷』の ために選択した方法だった。

2日には警察兵力が投入され、強制的にフェンスを作り、中徳海岸への出入を 完全に認めなくなったので、ソン氏は3日からこのような行動をしてきた。 ソン氏は「毎朝、警察の車3台が家の前で私を監視する。だが基地に反対する 祈祷を止めることはできない」と伝えた。ソン氏ばかりか、カトリック、仏教、 プロテスタントなどの宗教界はミサ、祈祷会、百拝などで海軍基地工事に反対 する声を強くあげている。

岩で祈っている時、海軍と警察側がサイレンを鳴らして警告放送などをしたが、 2日の明け方は違った。ソン氏は1時間30分程、海洋救助隊員2人から『威嚇』を 感じたという。

「メップリ側から中徳海に泳いでいく時、海洋救助隊が海軍の領域だと言って 引き出そうとした。争いになり、1時間泳いでいった。私は彼らに、もう海軍の 領域ではないから行けといったのに、海洋救助隊が交代し、他の2人の救助隊が 私の所にきた。海洋救助隊ひとりが『ちょっといたずらしよう』と言って、か なり脅迫的に近付いてきて、もうひとりは『ここでは写真撮影もだめです』と 話しながら、また近付いてきた。私が近くに来るなと言ったが、ひとりが背中 にきて、私の横腹を膝で挟み、首と頭をつかんで押し、海の中に突っ込んだ。 20〜30秒ずつ3回繰り返した。1人はフィンを取った」。

ソン氏は海洋救助隊が『計画的』にこうした行動をしたと主張した。28日の朝、 ソン氏がクロムビ岩で祈っているのを海洋救助隊が捕まえることができず、 「彼らの興奮が静まらず、『作戦失敗』と見て、『次は荒っぽくやります』と 話した」と伝えた。

また3日の朝、ソン氏が水中カメラを持ってまた海に行くと、海洋救助隊が制止 し始めた。ソン氏を制圧した彼らは水中カメラを発見した。

「前日海軍に威嚇されたので水中カメラを持ってまた祈るために今日(3日)海に 行った。救助隊2人のうちひとりが水の中で私の両足をつかみ、ひとりがリップ (Lip)で私を後から縛ろうとした。そして私が水中カメラを持っているのを知る と、最初は写真を撮れないように奪い、海の中に投げた。自分たちが行動が悪 いことが分かるから、海軍がカメラを海の中に投げたのだ。昨日と今日、海軍 は計画的にこうした行動をした。彼らが腕を上げて円を描くような行動を指示 し、すぐに脅迫的な行動が続いた」。

3日の朝、江汀入り江、3時間ほど海の中で海洋救助隊と争ったソン氏はとても 疲れた表情だった。ソン氏は午後に同僚と共にスキューバダイビングの装備を 使い、捜索した末にカメラを捜し出した。カメラの中には海洋救助隊員がソン 氏のフィンを奪う場面、体当たりをする場面などが含まれていた。

▲ソン・カンホ氏は海軍海洋救助隊がソン・カンホ氏の両足をつかみ、動けないようにしたと主張した。[出処:ソン・カンホ、ハン・ジョンエ]

▲ソン・カンホ氏が水中カメラで海軍海洋救助隊の顔を撮ろうとすると、顔を隠す救助隊員 [出処:ソン・カンホ、ハン・ジョンエ]

海上警察『遅い対応』、『職務遺棄』問題に

西帰浦海上警察、「すぐ措置した...警察に来て告訴すれば良い」

遠くからソン氏の脅迫的な行動を見ていた同僚のハン・ジョンエ氏は、警察や 管轄署にも通報したが、警察はわざと遅く対応したと強く批判した。ハン氏は ソン氏が長い間海から出てこず、体が水に出たり入ったりするのを繰り返して 足をばたばたさせているので、警察に申告した。

「5回電話して申告した。申告すれば普通は5分から10分でくる。海に人が落ち たのに、それ以上かかるということは有り得ないことではないか。だが警察は 現場に出動せず、海軍基地事業団のところに行った。ひどい、なぜそこにいる のか、私が位置をはっきり詳しく説明したのに、なぜ出動しないのかと抗議した。 危険な状況が発生した時、海洋警察が海の中で、船からサイレンを鳴らしたり 警告放送をするが、それもしなかった。海軍の車が通り過ぎたが、海軍と救助 隊員が乗っていて、私が走っていき『名前を出せ!』と言うと、笑いながら通り 過ぎた。他の救助隊員に名前を聞いても笑うばかりだった」。

ハン氏はまた海上警察の関係者は「私たちの仕事は人命被害を防ぐことで、私 たちの所管ではない」と言ったとし、『職務遺棄』と提起した。海軍の行動も さらに強く批判した。

「水深が深い海で海軍が民間人に脅迫的な行動をした。それを止めてくれと言っ たのだ。これは明らかに海軍が民間人に加えた『水拷問』による『殺人行為』 だ。海軍は耳打ちや、各種の指示などで、計画的かつ意図的にこうした行動を した。警察は事実上、傍観していた。軍人の安保と国民の保護ではなく、国民 を威嚇する技術を訓練しているのか。とてもひどい行動に我慢できない」。

▲海を泳ぎクロムビ岩の下近で祈るソン・カンホ氏。海軍がこれを見守っている。[出処:ソン・カンホ、ハン・ジョンエ]

▲ハン・ジョンエ氏は海上警察に助けを要請したが、海上警察が現場に出動せず海軍基地事業団に行ったと主張し、当時の写真を見せた。[出処:ソン・カンホ、ハン・ジョンエ]

▲3日午前、海軍と体当たりをして海からあがり、ぼうぜんと座るソン・カンホ(右側)氏。ソン氏は海軍が水中カメラを海に落としたと言った。

一方、西帰浦海洋警察署側は申告した事実があり、『直ちに措置』したという 立場だ。海上警察の関係者は「共有水面は簡単に言えば現在は海軍の土地で、 ソン・カンホ氏は無断で入った。海上警察は常に現場にいて、その日もいた」 と話した。

その一方、この関係者は「私たちはソン・カンホ氏だけを見ているのではない。 さまざまな仕事がたくさんある。私たちが一個人のために働くことはできない」 とし「一人が(海に)入れば、治安がパンク(空白が生じる)する」と話した。

記者が、基地工事、つまり海軍の領域の外で起きたという点と、海軍が生命を 威嚇する行動をしたことを質問すると、この関係者は「われわれは海にいたわ けではないので、その部分は知らない」とし「不当に権利が侵害されて威嚇を 感じたとすれば、警察署にきて告訴告発をすれば良い問題だ」と一蹴した。 また、この関係者は「本当にくやしければ告訴すれば良い。警察署にこいと 言った」と再度強調した。

またこの関係者はソン氏が生命に威嚇を感じたので、カメラを探してくれと 要請したことに「個人の遺失物なのに、陸上では簡単だが、海では時間が必要」 と話した。

一方、事実確認のために海軍側に連絡したが、通話ができなかった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-04 06:41:39 / Last modified on 2011-10-04 07:41:45 Copyright: Default

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