|
韓国:民主労組運動の新しい歴史を書いた現代車非正規職闘争 | |
|
Menu
|
民主労組運動の新しい歴史を書いた現代車非正規職闘争[書信]安養刑務所から キム・ヒョク拝
キム・ヒョク(金属労組) 2011.01.03 17:38
[編集者注]金属労組キム・ヒョク未組織非正規局長は2009年の双竜自動車ストライキの件で実刑3年を宣告され、現在は安養刑務所に収監されています。この文は「金属労働者」に掲載されたもので、手紙が年を越して到着したため2010年に書かれました。 今年1月が始まった時も、もう年が明けたかと思いましたが、いつのまにか一年 が過ぎようとしています。思い出すことといえば、裁判を受けに通ったこと、 面会に来た仲間たちと話をしたことを除けば、全く同じような日常の繰り返し だったので、あまり振り返ることはありません。 それでも外にいた時は活動だと言って怠けたり、いい加減やり過ごしてきたこ とを、この中でまた再整備する契機になっています。規則的で規律ある生活で、 心身をさらに剛健に鍛えています。
▲キム・ヒョク金属労組未組織非正規局長 [出処:金属労働者シン・ドンジュン] 監獄は服役者の統制が基本的な目的なので強制性を持つ日課表がありますが、 それにしばられず、良心犯という原則の中で自ら生活計画表を作り、常に実践 しています。おかげで外にいたときは酒と不規則的な生活で、あまり良くなかっ た肉体的な健康がずいぶん良くなりました。 外にいた時は活動を言い訳に本一冊も落ち着いてじっくり読めませんでしたが、 ここでは学習計画をたてて、かなり多くの本を読みました。また活動の中で生 まれる多様な問題意識も体系化できないまま、あちこちにしまい込んだり、い い加減にやり過ごすことに汲々としていたのですが、ここでまた、そんな問題 意識を引き出して、十分に咀嚼したり、体系的に再構成したりもしています。 短期的な解決と対応に汲々とする態度を越え、少し長期的な視点からすべての 問題に新しく接近しているわけです。 その一方で、新聞やニュースなどを見るたびに目が輝くのは、仲間たちの闘争 の知らせです。今年も例年に劣らず本当に多くの闘争がありました。ヴァレオ マンド整理解雇反対闘争を筆頭に、錦湖タイヤ、ドンヒオート、キリュン電子、 KEC、そして最近1回戦を終えた現代自動車非正規職闘争から、今この瞬間も骨 まで凍るような厳しい寒さを突き抜けて高空で座り込みをしているGM非正規職 の仲間たちの闘争に至るまで、たゆむことのない闘争の連続でした。 こうしたすべての闘争にはそれぞれに大きな意味がありますが、中でも現代車 非正規職の仲間たちの闘争は、民主労組運動の新しい歴史を書く闘争として、 今後の金属労組の行方をはっきりさせたと思います。 現代車非正規職闘争が始まるまで、全経連では今年は完成車4社がストをせずに 賃金団体協議を妥結したと絶賛し、韓国の労使関係にも協力主義的な労使文化 が定着しつつあるとまで自評していました。しかし、現代車非正規職の仲間た ちの工場占拠闘争は、そんな全経連の評価を紙切れのように吹き飛ばしました。 いやそれは非正規職労働者だけの闘争ではなく、正規職組合員と支部の献身的 な支援と連帯の中での闘争だったことに何よりも大きな意味がありそうです。 会社と公権力の無差別な弾圧と圧迫で一時的に闘争を収めたとは言え、それは 闘争の終わりではなく、さらに大きな闘争のための一歩後退だったと考えます。 自動車をはじめ造船や鉄鋼など、金属の主力事業場では非正規職の割合が急増 している今日の現実で、現代車非正規職と正規職の連帯闘争こそ、他の事業場 に広がり、新しい闘争の火種になる礎石の役割を果たしたと思います。 とにかく仲間のみなさん! 李明博政権の無茶苦茶な弾圧の嵐が続いても、15万 労働者が一つに団結して、来年は非正規職と正規職が連帯して闘争し、勝利す る事例を作り出し、双竜車をはじめとする構造調整の過程で解雇された仲間が 必ず現場に帰れるよう祈ります。私もこの中で、気持ちだけですが力強い闘争 への支援と支持を惜しみません。 2010年12月25日 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-01-04 15:06:59 / Last modified on 2011-01-04 15:10:25 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |