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ニューコア、イーランドなど女性労働者、3.8女性の日の企画団を提案

「女性労働者権利争奪闘争が全社会に拡大」

チョ・スビン記者 bination@jinbo.net / 2008年02月20日15時06分

ニューコア労働組合、民主労総ソウル本部、社会進歩連帯、労働者の力女性活 動家の会など13団体は、3.8世界女性の日をむかえて「3.8国際女性デー100周年 闘争企画団(仮)」の構成と連帯を各単位に提案している。キリュン電子、イー ランド、ニューコア、光州市庁など、2008年まで非正規職撤廃闘争を続けてい る女性労働者と女性社会団体活動家が提案主体になっていることに注目される。

彼女たちは「3.8国際女性デーが100周年をむかえる今、相変らず貧困と低賃金、 非正規職という修飾語がついた女性労働者の権利争奪と闘争は、女性の人生に おいて相変らず貧困、低賃金、非正規職という言葉を除いて説明できない」と し「利益創出に目がくらんだ資本は、再生産労働の領域に進出し、保育、家事 手伝いなど、女性を低賃金、不安定労働者として搾取しつつ、労働者性さえ認 めない」と提案の背景を説明した。

彼らは「片方では『ゴールド ミス』だとか『女風』と言って、多くの女性労働 者の現実を少数の成功した女性の神話で隠し、他方では非正規職労働者の貧困 と劣悪な労働条件を正規職労働者の利己主義のためだと言って労働者の生と労 働の条件を全般的に下落させている」と指摘し「女性労働者の非正規不安定労 働を撤廃するのは、全非正規職労働者の労働権争奪と全労働者民衆の権利争奪 にとって必須の課題」と明らかにした。

彼らは「2008年3.8女性の日は、貧困、低賃金、非正規職に苦しむ女性たちの現 実を暴露して、それに対抗する女性たちの闘争と要求、権利を宣言する日にな らなければならない」とし「労働する女性労働者の声を通じ、自らの要求と権 利を提起し、これを媒介として連帯を形成しつつ、これからの女性労働者の権 利争奪のための闘争を全社会的に拡大して行こう」と参加を訴えた。

一方「3.8国際女性デー100周年闘争企画団(仮)」の1次企画会議は2月21日2時に 民主労総会議室で進められる予定だ。

〈38国際女性デー100周年闘争企画団(仮)〉を提案します

38女性の日が100周年を迎えますが、現実には女性の人生は相変らず貧困、低賃 金、非正規職という言葉を除いて説明することができません。キリュン電子、 イーランド、ニューコア、光州市庁…。非正規職撤廃、労働権争奪を叫んで何 百日も闘争を続けてきた女性労働者がいます。清掃、看病、保育など、社会の 維持に不可欠な労働をしているのに、つまらない仕事、女性なら誰でも当然で きる簡単なことだという不当な低評価の中で、低賃金と解雇の威嚇に苦しむ女 性労働者がいます。そして労働者としての権利も知らないまま、労働組合を結 成することを考えることも難しい状況で、低賃金、長時間、不安定な労働で搾 取される多くの女性労働者がいます。

資本と支配勢力は、いつも女性の労働を活用してきました。女性が家族で再生 産労働を無給で担当しなければならないという認識と構造は、女性が労働市場 に進出する時も低賃金と不安定労働を正当化する理由にされました。男性家長 が家族の生計に責任を負う、または責任を負わなければならないという理由で、 女性の稼ぎが少なくともいいという観念を作り、女性たちは何よりも家族を世 話しなければならないという理由で、女性の労働は家事と職場を両立させる不 安定な労働として取り扱われてきました。

新自由主義世界化、政策の中でこうした現実はさらに深刻になっています。女 性の雇用は解雇、外注化、非正規職化の最優先の対象です。非正規職を保護す るという法案が通過しても、女性の非正規、不安定労働は解決されませんでし た。むしろ施行令発効を控えて一番先に外注化され、非正規職問題が深刻にな る対象が、まさに女性労働者だったという事実は、政府と支配勢力が非正規職 を活用して利益を極大化し、その一次的な活用対象として女性労働者を考えて いることを克明に示すものです。家計所得の下落、政府支出の削減、公共部門 の私有化、市場化の嵐の中で、女性が家庭で行ってきた再生産労働の負担はさ らに大きくなりました。さらに利益に目がくらんだ資本は、再生産労働の領域 に進出し、保育、看病、老人/産婦ケア、家事手伝いなど、女性を低賃金、不安 定労働者として搾取しつつ、労働者性も認めずにいます。

しかしこうした現実は女性だけの問題ではありません。いつも低賃金労働力と 認識されてきた女性労働者は、男性労働者をはじめとする全労働者民衆の地位 と権利を脅かすものとして活用されています。男性と女性を問わず今はあまり にも一般的になってしまった『非正規職』労働者の現実がこれを語っています。 支配勢力は、新自由主義政策の中で国家主義、民族主義、人種主義、性差別主 義、家族主義などさまざまな線を引き、労働者大衆の分割と排除を強化してお り、これを通じて労働者民衆の全般的な生活の質と権利を後退させています。 こうした状況で女性の連帯、労働者の連帯を実現するためには、さらに難しい 条件が形成されています。片方では『ゴールドミス』だとか『女風』と言って、 少数の成功した女性の神話で大多数の女性労働者の現実を隠しています。他方 では、非正規職労働者の貧困と劣悪な労働条件を、正規職労働者の利己主義の ためと言って、労働者の生と労働の条件を全般的に下落させています。女性労 働者の低賃金、不安定労働の問題を度外視して、このような支配勢力の戦略に 対抗することはできません。女性労働者の非正規不安定労働を撤廃することは 全非正規職労働者の労働権争奪と全体労働者民衆の権利争奪に必須の課題です。

歴史の中で38国際女性デーは、自分の労働を認めてもらうこともできず、低賃 金・長時間労働で搾取される女性労働者の、いかなる政治的権利もなく労働者 としても人間としても市民としても認められない女性労働者の世界的な闘争の 日であり、連帯の日でした。女性労働者自らが闘争の主体として立ち上がり、 互いに連帯して、自分たちの不当な現実と戦ってきました。これを通じて自身 の現実だけでなく、社会全体を変えてきました。2008年38女性の日も、またこ うした精神を受け継ぐ女性労働者の闘争の日にならなければなりません。貧困、 低賃金、非正規職に苦しむ女性の現実を暴露して、それに対する女性の闘争と 要求、権利を宣言する日にしなければなりません。労働者民衆の人間らしい権 利が実現される社会のために、女性/男性、非正規職/正規職労働者が女性労働 者の要求と声を媒介に連帯する日にしなければなりません。

〈38国際女性デー100周年闘争企画団(仮)〉は今この瞬間にも闘って、労働する 女性労働者の声を通じ、自らの要求と権利を提起して、これを媒介に連帯を形 成し、これからの女性労働者の権利争奪のための闘争を全社会的に拡大して行 こうと思います。貧困、低賃金、非正規職女性労働者の闘争を中心に、100周年 38余省の日を作ろうとする多くの単位の参加を望みます。

公共労組ソウル本部、金属労組ソウル支部南部地域支会キリュン電子分会、 労働者の力女性活動家の会、ニューコア労働組合、民主労総ソウル本部、 貧困社会連帯、社会サービス市場化阻止のための共同対策委員会、社会進歩連帯、 女性文化理論研究所、全国公共サービス労組医療連帯ソウル地域支部介護人 分会、全国不安定労働撤廃連帯、全国貧民連合、全国学生行進

  • 闘争企画団1次会議

日時:2008年2月21日2時

場所:民主労総会議室(永登浦テヨンビル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-02-21 19:02:32 / Last modified on 2008-02-21 19:02:34 Copyright: Default

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