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霊興火力元請、死亡事故交渉中に「故人に責任転嫁、遺族を愚弄」

業務指示不認定、責任回避、言葉を翻す…死亡13日目の『交渉混乱』

ウン・ヘジン記者 2020.12.11 15:27

韓国南東発電が11月28日に死亡した霊興火力発電所の 故シム・ジャンソン貨物労働者に関する交渉で、 故人に責任を転嫁する態度を見せたことで論議がおきている。

[出処:公共運輸労組]

公共運輸労組は12月11日午後、 発電公企業協力本部大会議室で緊急記者会見を行って 「交渉の席で遺族を嘲り、故人に責任転嫁を強要した」とし、 韓国南東発電を糾弾した。

12月10日の午後3時から、 公共運輸労組(交渉代表貨物連帯本部チョン・チュンベ本部長職務代行)と 韓国南東発電(交渉代表技術安全本部チョン・グァンソン専務)は、 遺族が参加した中で労組が提出した合意書に基づいて交渉に入った。 交渉は11日午前5時まで14時間進められた。

使用者側が11日未明に提出した合意書修正案(2次提示案)によれば、 故シム・ジャンソン労働者が 「積載業務に協力する過程」で事故が発生したと書かれている。 これについて労組は会社が「責任を認めていない」とし、 「2次提示案を出した後、積載業務問題、安全管理システム問題、 韓国南東発電の責任を入れることにしたのをひっくり返した」と指摘した。

遺族・労組の案には、事故に関して 「韓国南東発電霊興火力本部が貨物労働者に『不当に』指示した積載業務と 安全管理システムの不備により発生した事故で、 韓国南東発電に『すべての』責任がある」と記されている。 しかし使用者側は『不当に』、『すべての』という修飾語削除を要求し、 労組がこれを削除して今回は責任ではなく『一部責任』への修正を要請した。 労組は「会社側の無誠意な態度と故人と遺族を愚弄する態度で 1次交渉は混乱して終わった」と説明した。

交渉は序盤から難航した。 故シム・ジャンソン労働者が行って死に至った 「積載業務で会社の指示があったのか」をめぐり、もめごとがあったためだ。 労組は「韓国南東発電は、会社の不当な指示によって亡くなった 故人の死の責任を認めない態度を見せた。 韓国南東発電は2時間ほどの舌戦の末に、公共運輸労組が会社が作成した 『会精製設備運転指針書(作業指示書)』の内容を提示して、 その時に初めて故人が韓国南東発電の積載指示で死亡したことに責任があるということと 安全システムが不備だったという点を認め、他の合意内容の検討に入った」と伝えた。

しかも「韓国南東発電側は、遺族賠償をすれば民事・刑事上の責任について 『遺族が刑事告訴をしなかったらするというのが韓国南東発電側の期待』 を合意書に文句に入れてくれというとんでもない要求をした」とし 「この過程で使用者側の交渉委員の1人は笑った」と説明した。

労組は「韓国発電側は、延々14時間の交渉の内容を、 すでに合意した内容さえ否定して言い換えと責任回避で一貫した。 韓国南東発電は、故人と遺族に対する礼儀はともかく戯れる態度を見せた。 故キム・ヨンギュン労働者2周忌、12月8日には国務調整室長主宰で 『発電産業安全強化方案』が議論されてから二日目に発生したこと」と批判した。

公共運輸労組は韓国南東発電に、 △故シム・ジャンソン貨物労働者の死亡事故が 韓国南東発電の不当な指示によって発生したことの認定、 △故人に対する責任転嫁と遺族を嘲ったことに対する謝罪、 △リュ・ヒャンヨル社長が直接交渉に出て来ることを要求している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-12-16 02:47:38 / Last modified on 2020-12-16 02:47:39 Copyright: Default

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