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サムスン遵法監視委員長、非正規職不法派遣でも使用者側弁護

金知衡、不法派遣の起亜自動車・現代ウィア使用者側を擁護

キム・ハンジュ記者 2020.01.08 14:19

サムスングループ遵法監視委員長に内定した金知衡(キム・ジヒョン)元大法官が ユソン企業労組破壊事件に続いて起亜自動車、現代ウィア非正規職の不法派遣事件でも 使用者側を弁護した事実が明らかになり、議論が予想される。

最近、サムスンは国政壟断破棄差戻し審で裁判所が要求した政経癒着犯罪再発防止策の一環として、遵法監視委員会の発足を準備している。 サムスンは遵法監視委員長として金知衡元大法官を内定した。 マスコミは金元大法官が進歩指向の弁護士だとし、 サムスンが裁判所の要求を実行に移したと評価した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

しかし金元大法官は、労組破壊、不法派遣など各種の労働事件で 使用者側の代理人をしてきたことが伝えられた。 金属労組ユソン企業支会は去る1月6日に声明で ユソン企業労組破壊事件で金元大法官が使用者側を弁護したとし、 労働者を苦しめた人物だと批判した。

また金元大法官は、起亜自動車不法派遣の最低2つの事件 (2017タ9732、2017タ9763勤労者地位確認)で起亜車使用者側を代理した。 この二つの事件とも、 ソウル中央地方法院とソウル高等法院で労働者勝訴の判決を受けた。 また現代ウィア不法派遣事件(2018タ243935雇用意志表示)にも 使用者側訴訟代理人として参加した。 現代ウィア事件も水原地方裁判所平沢支院が労働者勝訴を判決し、 ソウル高等法院が控訴を棄却した。 現在、大法院に係留中のこれらの不法派遣事件のすべてに 金元大法官が法務法人地平所属弁護士として使用者代理人リストに名前を連ねている。

現代ウィア不法派遣訴訟で労働者を弁護したキム・ユジョン弁護士は、 チャムセサンとの通話で 「(金元大法官は)不法派遣や労組破壊事件で会社を代理した人」とし 「サムスンは労組破壊事件で有罪判決を受け、 これを改善する『遵法監視』の職責なのに、 (サムスンが)金元大法官を(遵法監視委員長に)つけたのは適切ではない」と話した。 また「金元大法官を進歩指向の人物と呼ぶことから疑問」と付け加えた。

一方、金属労組ユソン企業支会とサムスングループ系列会社の労組は 1月9日、法務法人地平の前でサムスングループ遵法監視委員会発足を糾弾する 記者会見を行う予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-01-19 04:45:37 / Last modified on 2020-01-19 04:45:38 Copyright: Default

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