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労働部・サムスンの共謀でサムスン電子サービス不法派遣を宥和

検察「チョン・ヒョンオク、監督官に不法派遣の結論を変更するように圧力」

キム・ハンジュ記者 2018.11.23 12:47

雇用労働部がサムスン電子役員と共謀し、 サムスン電子サービス不法派遣勤労監督の結果を揉み消した情況がわかった。

ソウル中央地方検察庁が11月13日、ソウル中央地方法院に提出した控訴状によれば、 チョン・ヒョンオク労働部のチョン次官と権赫泰(クォン・ヒョクテ)前大邱雇用労働庁長は 2013年7月頃、労働部高位官僚出身のサムスン電子役員から不法派遣であるという結論が出ないようにしてほしいという要請を受けた。 これにより彼らは不法派遣を確認した勤労監督官に事実上圧力をかけて懐柔し、 結果をひっくり返すように共謀した。

チョン前次官は1次随時監督期間が予定通りに終了し、不法派遣の結論が出ることを憂慮して監督期間延長を指示した。 これに先立ち、勤労監督官たちはチョン前次官のこうした決定に 「監督期間を延長すれば不法派遣の結論が変わったという不要な誤解を呼びかねない」と否定的な意見を出した。

その後、権前庁長は地方雇用労働庁長2人、 地方雇用労働庁勤労監督課長に「お前たちが事実不法派遣だと言えば戦いの次元が変わる」とし 「派遣法問題だけでなく、交渉義務と不当労働行為該当の有無など、 労使関係法の分野に拡大する。 不法派遣と断定するのは非常に非常に危険だ」という内容のEメールを送った。

また、この事件に対する雇用労働部主管の検討会議を開催することを強く要求した。 検討会議では随時監督を「不法派遣」という結論を出そうとした勤労監督官の前で、 結論を変更するよう圧力もかけた。 検察は控訴状で 「随時監督の結果は不法派遣ではないことにしなければならないという印象を受けるように強く発言することにより、 この事件の随時監督を『不法派遣』という結論を出そうとした勤労監督官に結論を変更するように圧力をかけた」とし、 職権乱用権利行使妨害罪に該当すると明らかにした。

その後は前例のない雇用労働部の次官駐在検討会議を開き、 随時監督の結論を出した後、 9月16日頃に「不法派遣に該当しない」という監督結果を発表した。

一方、チョン前次官は監督期間延長後、労働部本部の某室長に 「円満に収拾するために国民を納得させるサムスン側の改善案の提示がなければならない」とし 「すぐ来週にサムスン側と接触しなければならず、 接触の対象はサムスン電子サービスでは限界があるので、 サムスン電子側の中心人物が含まれなければならない」と指示した。

その後、サムスン側から改善案を受けたが内容が不十分だと判断し、 雇用労働部が直接改善案を作成してサムスン側に提示した。 その後労働部側は果川市のあるレストランでサムスングループ労務担当役員の カン某副社長と会い、直接作成した改善提案内容という文書を渡した。

権赫泰大邱雇用労働庁長は 11月20日に職位解除された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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