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パノルリム1千日、ムン・ソンミョン、ウォンジン30年…サムスン包囲

ファン・サンギ「文在寅・金栄珠・李在鎔、約束を守らない」

キム・ハンジュ記者 2018.07.02 14:45

7月2日は15歳の少年労働者ムン・ソンミョン君が水銀中毒で死亡してから30年、 サムスン半導体職業病問題を解決しろと始めたパノルリムの座り込み闘争から 1000日になる日だ。

これに伴い「ムン・ソンミョン、ウォンジン労働者労災死30周年追慕組織委員会(追慕委)」、 「半導体労働者の健康と人権守備隊パノルリム」は7月4日「サムスン包囲の日」を開く。

2017年の韓国の労災死亡率はOECD 1位。 OECD平均の3倍水準だ。 毎年2400余人が労災で死亡する。 企業の利益のためだけに労働者を災害地獄に押込んだ韓国社会だ。

1988年7月2日、ムン・ソンミョン君が水銀中毒で死亡、 同年ウォンジンレーヨン労働者915人が二黄化炭素中毒で労災が認められた。 この中毒で現在までに230人が労災死亡した。 故ファン・ユミ氏は2007年に23歳でサムスン半導体器興工場で白血病にかかり死亡した。 パノルリムに情報提供された職業病被害者320人のうち118人が死亡した。 その後2016年、サムスンとLGスマートフォン下請工場で、 不法に派遣された労働者7人が失明し、 同年九宜駅で単独でスクリーンドアを修理しているときに列車にひかれて死亡、 2017年に特性化高校のイ・ミノ君が現場実習中に機械に狭まれて亡くなった。

ムン・ソンミョン追慕委とパノルリムは2日、 世宗文化会館前で記者会見を行って、 今まで続いている労災死亡事故は財閥大企業と政府が共に作り出した結果だと主張した。 彼らは「30年前のムン・ソンミョン、ウォンジンレーヨンの労災死が 今日の下請、派遣労働者の労災死につながるようにした核心主犯は財閥大企業」とし 「サムスンは半導体職業病だけでなく、 昨年はサムスン重工業クレーン事故で、 2013年には蔚山の水タンク爆発事故で労働者を死へ追いやった。 それと共に労組の結成には下請企業を陣頭指揮して徹底的に破壊した。 続いて政経癒着、不法経営世襲、粉飾会計など、 果てしなくあらわれるサムスンの犯罪は、 財閥体制の解体でしか解決できない」と伝えた。

故ファン・ユミ氏の父親のファン・サンギ氏はこの日の記者会見で 「文在寅大統領が候補だった時、 サムスン半導体職業病問題を解決すると署名したのに続いて サムスン電子の李在鎔副会長、 雇用労働部の金栄珠長官も パノルリムと対話すると約束したのに、 2年経っても何も守らない」とし 「問題を解決する位置にある人が企業の味方をしている間、 労働者たちが死んでいった」と訴えた。

全国民主労働組合総連盟のキム・ミョンファン委員長も 「ムン・ソンミョン君、ウォンジンの労働者たちが死亡して30年経った今、 サムスン、LGのようなグローバル企業が生まれてあちこちにグループの旗がはためいているが、 死で搾取される労働者の状況は特に変わっていない」とし 「サムスンは今でも『営業上の秘密』を云々して労働者の死を隠している。 文在寅政府と国会は死を繰り返さないように、 死に至らせた企業を罰する法を作らなければならない」と明らかにした。

彼らはこの日、 △生命安全権の憲法明示、 △重大災害企業処罰法制定、 △化学物質知る権利完全保障、 △青少年労働者の健康権、 △危険の外注化禁止を要求した。

「サムスン包囲の日」は7月4日、サムスン瑞草社屋の前で進められる。 午後6時から追悼式を開き、午後7時30分からサムスン社屋を人間の帯で包囲する行動を展開する。 「サムスン包囲の日」は追慕委、パノルリム、民衆共同行動が主催する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-07-15 10:43:53 / Last modified on 2018-07-15 10:56:20 Copyright: Default

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