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サムスンに『本物の労組』を設立

サムスン労組、12日に創立総会を開催...労働部に設立申告書を提出

ユン・ジヨン記者 2011.07.13 12:13

無労組経営方針を固守してきたサムスンに自発的労組が設立された。

サムスン労働組合(委員長パク・ウォンホ)は12日午後7時、民主労総大会議室で 設立総会を開き、サムスン労組の最初の一歩を踏み出した。労組設立準備期間 3年の結実だ。

この席でサムスン労組は、パク・ウォンホ委員長とチョ・チァンヒ副委員長を 役員として全員一致で選出した。現在、労組の組合員はサムスン・エバーランド 労働者4人で構成されているが、超企業別労組なのでサムスンの全系列会社の 労働者を対象として労組の組織化を始める計画だ。

特にサムスン半導体とサムスン電子、サムスンLCDなどで白血病をはじめとする 希少病被害者の情報提供が増え、サムスン湯井工場で自ら命を絶った故キム・ ジュヒョン氏の事例によりサムスンの労働現場についての問題意識が生まれて おり、今後、労組はサムソン系列社で発生する多様な問題を提起し、労組拡大 の拠点を確保した状態だ。

パク・ウォンホ委員長は「労組設立畢証を受け付けて交付してもらうまでが、 まず心配だが、意志と情熱であたれば、それ程の恐れは特に問題ではない」と し「委員長として、サムスン労組の組合員の権益保護と民主労組を死守するた めに積極的に努力していく」と明らかにした。

サムスン労組指導委員に委嘱されたサムスン一般労組のキム・ソンファン委員長 は「サムスン労組は超企業別労組であり、労働者は一つだという基本的な原則で サムスン正規職労働者をはじめ、協力業者、下請業者労働者など、サムスンの すべての労働者を対象に組織事業を展開していく」と説明した。

サムスン労組は13日午前10時、果川労働部請願室に設立申告を出した。だが、 すでに複数労組施行直前の6月23日、サムソンエバーランドに具体的な情報が 不明な労組が設立されている。サムスン労組側は「会社ではエバーランド労組 の情報は知らせることができないという立場で、情報公開を要請ている」と 明らかにした。

サムソンエバーランド労組も4人の組合員で構成されており、彼らは龍仁市庁か ら設立申告証を受けた直後、使用者側に交渉要求をしたという。7月1日に施行 された窓口単一化手続きによれば、労組が使用者側に交渉要請をしてから、7日 以内に他の労組からの交渉要請がない場合、該当労組は2年間、交渉代表労組の 地位を持つ。

そのため労働界では交渉窓口単一化制度をめぐり、使用者側が交渉権を確保す るめ、先に御用労組を作ったのではないかという視角が支配的だ。だから3年間 労組設立を続けてきたサムスン労組も当惑している。キム・ソンファン委員長 は「3年もの間、労組設立を準備して複数労組時代になったのに、使用者が先に 作った労組でサムスン労組の活動が難しくなる部分が生じかねず残念だ」と明 らかにした。

一方、この席で民主労総のキム・ヨンフン委員長は「前途はイバラの道だ。もっと 大きな困難があるだろうが、定義は必ず勝利して真実は国民に知らされる」とし 「今は4人の組合員だが、サムスン20万労働者の大きな希望になる長足の進歩を 期待する」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-14 04:50:25 / Last modified on 2011-07-14 04:50:27 Copyright: Default

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