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恐竜部署の未来創造科学部、放通委機能も吸収

『広報処』復活の憂慮...ICT専門担当部署を要求した民主党も煮え切らない対応

ソン・ジフン記者 2013.01.30 15:15

未来創造科学部が、他の独立部署の業務を飲み込んで『巨大恐竜部署』になっ ている。傘下に原子力安全委員会をおいたことに続き、放送通信委員会の放送 通信分野の振興、政策業務まで未来創造科学部に移管される。これで放送振興 業務は与野の合議制ではなく、大統領が任命した未来創造科学部長官が自由に できるようになった。

民主言論市民連合、言論改革市民連帯、全国言論労働組合は1月30日午前、国会 正論館で記者会見を行い「与野が放送の公共性の復元を実現できる組織改編案 を早く用意し、言論の公共性に対する国民の熱望に答えろ」と要求した。彼ら は続いて「党利党略に埋没し、国民の切迫した声を無視はれば、与党も野党も 国民の峻厳な審判を避けられない」と警告した。

言論労組のカン・ソンナム副委員長は「5年間、破壊された放送の公共性が回復 することを期待していたが、放送を独任制の部署にしたことで、もう公共性は 期待できない状況になった」とし、権威主義時代の広報処が未来創造科学部で 復活するのではないかと憂慮した。彼は続いて「未来の価値である放送の公共 性を未来科学部が傷つけないように、国会で深く議論しなければならない」と 指摘した。

言論労組のキム・ヒョンソクKBS本部長も「業務引継委員会が放送自律性を抹殺 する政府機構を作った」とし「今回の政府改編は、この5年間で言論の自律性が 破壊され、政府が自由にするという意志が強まった」と主張した。

彼らは民主統合党の一部も業務引継委員会の政府組織改編案に同調していると いう憂慮も提起した。民主統合党は、選挙の時からICT専門担当部署を設置しろ と主張してきた。民主統合党の言論対策委員長で、国会文化体育観光放送通信 委員会野党幹事をしているユ・スンヒ議員が公式の論評で、未来創造科学部の 放通委機能吸収を「放送政策独任制部署の管轄は以前の政府が言論政策を握っ て世論を統制し、民主主義を威嚇した『広報処』の復活と同じだ」と批判して いるが、党内の一部では未来部がICT政策を一括管理するのは意味があるという 見解も混在している。

言論団体は記者会見文で「 ICT専門担当部署を要求する論理は、効率性の向上、 雇用の創出、放送と通信の融合などだが、総編事業者導入時の主張のように、 派手な言葉の羅列だけで、実はどこにも具体性はない」と指摘し「産業の論理 を押し出して公共性の抹殺をたくらむICT専門担当部署の議論は巨大通信財閥の 利益を擁護する方便に活用されてはいけない」と主張した。

彼らは「メディアの公正性と独立性は、民主社会の核心的な価値」と指摘し、 業務引継委員会と国会に対し「放送の独立性と公共性の復元に対する国民的な 熱望に耳を傾けろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-31 09:07:03 / Last modified on 2013-01-31 09:07:04 Copyright: Default

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