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「タクシー労働者に最低賃金を保証しろ」

二大労総タクシー労組、4月臨時国会で改正案通過要求

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年04月17日17時29分

民主労総、韓国労総、参与連帯など30余り労働市民社会団体からなる最低賃金 連帯が、タクシー労働者に対する最低賃金適用を要求している。最低賃金連帯 は17日午前11時、国会前で二大労総タクシー労働者の参加で記者会見を行い、 政府と財界、与野党政界に対する要求事項を発表した。

現行の最低賃金法はタクシー超過運送収入金を最低賃金計算に含む形になって おり、事実上、タクシー労働者を最低賃金適用対象から排除してきた。こうし た矛盾に対する制度改善の要求が強く、労働部がタクシー最低賃金適用改善法 案を昨年10月と11月など3回にわたり労使政懇談会方式で議論したが、立法は正 しく推進されずにいる。

民主労総運輸労組民主タクシー本部と韓国労総全国タクシー労働組合連盟は、 もうそろそろ労使政会議を終了して政府が立法予告し、最低賃金法を改正しろ と主張しているが、タクシー事業主側は一切の立法に反対して議論を引きのば しており、混乱が予想される。

2005年5月に改正された最低賃金法はこれまで減額適用対象だった18才以下の 年少者と職業訓練生にも最低賃金を適用し、適用除外対象だった監視団束労働 者を減額適用対象に編入させた。最低賃金連帯は「二大労総アンケート調査の 結果、国民の75.8%がタクシー労働者の最低賃金を保障すべきだと答えた」と し、国民的な共感も拡大していることを指摘した。

記者会見の参加者は最近政府がタクシー労働者最低賃金適用に対して「社納金 が引き上げられて請負が広がる」、「事業主が反発する」等の理由で否定的立 場に旋回したことに関連し「タクシー業界を改善する意向が全くない」と糾弾 し、12月19日にヨルリンウリ党のチェ・ヨンギュ議員が代表発議した最低賃金 法改正案を4月臨時国会で処理することを要求した。

記者会見に参加したグ・スヨン運輸労組民主タクシー本部長は「焚身死したホ・ セウク同志もタクシー労働者で、つらいタクシー労働者の境遇と将来をよく知っ ていた」としばらく冥福を祈った後、「労働部は事業主の論理に便乗して最低 賃金法改正にためらうことなく、即時タクシー労働者に最低賃金が適用される ようにするべきだ」と主張した。

ウ・ムンスク民主労総報道官は「タクシー労働者は一日平均12時間労働をしな がらも社納金約50万ウォンを払うと月100万ウォン程度しか稼げない」とし、 「非正規職労働者の平均賃金にも至らない現実のタクシー労働者にとって、 最低賃金法適用が切実だ」と話した。

二大労総タクシー労働組合をはじめとする最低賃金連帯は17日の記者会見の後、 国会環境労働委員会委員長懇談会、各政党懇談会などに対して国会対応闘争を 展開する一方、改正案が今回の臨時国会で通過しなければ全面闘争に突入する という立場だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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