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韓米FTA発効前日、終末キャンドル集会..、11人連行

3月15日に韓米FTA発効...「経済主権が消える」

ソン・ジフン修習記者 2012.03.15 07:00

韓米FTA発効前日の3月14日夜、清渓広場にはFTA発効中断を要求する市民の声が 鳴り響いた。

『韓米FTA阻止汎国民運動本部』(以下 汎国本)は、午後7時から清渓広場で 『韓米FTA廃棄! 江汀生かす! 終末キャンドル集会』を開いた。この日の集会 には1000人を越える市民が参加し、キャンドルを持って数時間先に迫った韓米 FTAの発効の中断を要求した。

韓米FTA廃棄について14日間ハンストをしている汎国本イ・ガンシル共同代表は 「米国が相手国の利益のために再協議をしたことは一度もない」とし「経済主権が 失われるFTAを廃棄するために、進歩政党が院内交渉団体になって、進歩的政権交替 を実現しなければならない」と話した。

民主労総のキム・ヨンフン委員長も舞台に上がった。彼は「民主労総は15日0時 を期して闘争に立ち上がる」とし「3月31日、4月1日の江汀を守る闘争から、 6月の警告スト、8月の民主労総ゼネラル・ストライキまで、民主労総が全力を つくして総力闘争を始める」と約束した。

▲全農イ・カンソク議長

FTA締結の最大の被害者と予測される農民も切迫した心情を伝えた。全農のイ・ カンソク議長とカトリック農民会のイ・サンシク会長は、「これまで安全な食 べ物を生産するために汗を流し、黙黙と努力してきたが、FTAが発効すれば長い 間のすべての努力が水の泡になる」とし「国籍不明の食べ物から国民の食卓を 守るために、FTAを廃棄しなければならない」と話した。

政界の人々も参加した。民主統合党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員は同党の イ・ジョンゴル、チョン・ボムグ議員と共に集会に参加した。統合進歩党の チョ・ジュノ共同代表もいた。鄭東泳議員は「FTAは、政府の公共政策権と国会 の立法権、司法主権を失う条約」とし「これを防ぐために、3月15日は韓米FTA 発効の日ではなく、廃棄の初日になる」と話した。彼は続いて「民主統合党には 失望が多いかもしれないが、最後までFTA廃棄のために努力する少数の議員が いるということを分かってくれ」と訴えた。

▲キム・ヨンフン民主労総委員長、ペク・キワン統一問題研究所長、鄭東泳民主統合党議員、チョン・ボムグ民主統合党議員

統合進歩党のチョ・ジュノ代表も舞台に上がった。彼は「政治家のひとりとして、 FTAを防げず恥ずかしい」と話した。彼は続いて「国が危険になるたびに助けたのは 国民」とし「政治家の誤りを国民が助けなければならない」と話した。

聖公会大のある学生は、舞台に上がって「何日か前に民主労総のキム・ジンスク 指導委員の講演を聞いたが、『楽しく最後まで笑いながら戦わなければならない』 とおっしゃった。それで皆さんを楽しくさせるために踊りを準備してきた」とし 舞台で踊り、参加者から大きな拍手を受けた。

この日の集会の最年少発言者は中学生の少年だった。彼は「私たちも(FTAを)皆 知っている。私たちの未来を奪うな」と話し、熱烈な呼応を受けた。

▲最年少集会参加者

自由発言と祝賀公演で構成されたキャンドル集会は、午後9時頃に終わった。 参加者は青瓦台に抗議書簡を渡すためにデモ行進を試みたが、清渓広場の入口を 封鎖した警察に遮られた。デモ隊は方向を変え、清渓川に沿ってデモ行進を続 けた。このデモ行進で11人の連行者が発生した。

▲警察が清渓川出入を封鎖したため、ペク・キワン所長が抗議している

『民族問題研究所』ペク・キワン所長と民主統合党のイ・ジョンゴル議員は、 警官ともめた。集会参加者だけでなく、清渓川を散策している市民と記者まで 清渓川から出さないように警察がすべての出入口を封鎖したためだ。警察は 「ペク・キワン先生とイ・ジョンゴル議員だけ出てきなさい」と要求したが、 ペク所長とイ議員は拒否した。警察は市民が出入口の封鎖に抗議すると、 「すべて採証して検問検索しろ」と指示した。

デモ行進は清渓川に沿って東大門まで続き、12時に解散した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-15 23:04:01 / Last modified on 2012-03-15 23:04:06 Copyright: Default

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